4-1-3.長万部・八雲


長万部周辺

■長万部ドライブイン街道

国道5号線の長万部から国縫に至る区間には函館-札幌間のドライブの時に便利なドライブインが立ち並んでいます。高速道路が開通しかなり寂しくなってきました。

■ドライブインかなや

長万部といえば駅弁のかにめしが有名ですがその駅弁を作っているのはかなやです。ドライブインでも同じ商品を食べることができます。

■浜ちゃんぽん

海鮮がどさっと入った浜ちゃんぽん、さらにそれが豪華になった特製浜ちゃんぽん、そしてもうひとつの名物あんかけ焼きそばと豪快なメニューが豊富なお店です。浜ちゃんぽんはちゃんぽんといいながらもそれらしくない塩味です。味は一級というわけではありませんが具の多様さは目を見張るものがあり一度は食する価値があるでしょう。古きドライブインの良さを色濃く残しています。

■かに神社

かにが祀られている不思議な神社がありましたが長万部市場の閉店に伴い解体されました。

■長万部温泉

長万部駅から徒歩5分程のところに長万部温泉はありJR利用者にはたいへん便利。ナトリウム塩化物泉は淡茶の透きとおったもの。5軒の宿があり長万部温泉ホテル、ホテルあずま、ホテル四国屋、丸金旅館では日帰り入浴も受け付けています。

(日帰り入浴、長万部温泉ホテル360円、6:00〜21:00、第2・4火休、他旅館400円〜500円)

■クアハウスピリカ

ヨーロッパ風の建物が目印です。屋内、屋外の湯船も広くゆったりできる。温泉プールもある。隣接してキャンプ場もあり利用者に便利。

(日帰り入浴500円、9:00〜18:00)

■奥美利河温泉

美利河ダムから車でかなり山奥まで入っていくとある温泉です。 木造の三角屋根が目印。内風呂は小さいが、玉砂利を敷き詰めた露天風呂が魅力的。営業は4月末から10月まで。

(日帰り入浴300円、8:00〜19:00、4月末〜10月)

■二股ラジウム温泉

道南一の秘湯として知られていたこの温泉はそのアプローチにまず味があります。国道5号線からの道は舗装こそされていますが途中から細くなり谷をひたすらに遡っていき雰囲気満点なのです。そして温泉自体は建物こそ改築されてしまっていますが泉質は最高で谷を見渡せる露天風呂ではいつまでも浸かっていたい気分にさせてくれるものです。残念なのは経営が変わってしまって雰囲気が殺伐としているということで「従業員はお金に触れません」の張り紙が物悲しい。国道脇の看板には並んで新英温泉の看板もあるのですが残念ながらそちらは廃湯になっています。

(日帰り入浴1000円、7:00〜21:00)

■小幌駅周辺

駅はトンネルに挟まれ、周辺に人家はなく、駅の遥か上を通る国道からも道はありません。駅からはそのまま下って海岸へ向かう草分け道と岩屋観音へ向かう草分け道があります。岩屋観音までは途中ロープを使う急傾斜の箇所もありますが約15分で入江に到着。岩屋観音の洞窟があり円空の像のレプリカが鎮座していました。 海には養殖用のブイが浮かんでいます。



森・八雲

■森駅のいかめし

有名駅弁の筆頭ともいえるのが森駅のいかめしです。 各地で開催される北海道物産展には必ず出展されていますが、森駅のキヨスクでも毎日9時頃から売り切れまで買うことができるのです。

■オニウシ公園

道の駅に隣接する大きな公園です。桜の名所として有名で、道の駅の展望台から見るのもいいですが道の駅から歩いて行った公園中央にある頼りなげな鋼製の展望台からの眺めがちょうど桜の木の上にいるかのような雰囲気がありお薦めです。

■濁川温泉

江戸時代から続く歴史ある湯治場で、濁川盆地の田園風景の中に温泉宿が点在します。 昔ながらの雰囲気を感じるなら新栄館や五色の湯がお薦めです。近くの山腹には北海道唯一の地熱発電所があり、そのパイプラインが道路を横切る様は独特な風景といえるでしょう。

(日帰り入浴:保養センター500円10時-22時、新栄館400円9時-20時、五色の湯300円10時-21時、天湯400円10時-21時、中央荘400円9時-21時、美完成400円10時-21時、にこりの湯500円10時-22時第3水休)

(交通:森-[バス25分]-濁川温泉)

■銀婚湯

道南の名湯のひとつで料理にも定評があります。玉石を配した混浴の岩風呂が長さ10m以上あり大きくて気持ちがいい。 そして遊歩道沿いにある宿泊者専用の露天風呂(かつらの湯、トチニの湯、もみじの湯<季節限定>、どんぐりの湯<季節限定>)が4つあり、これらを巡るのも泊まる楽しみといえるでしょう。

(日帰り入浴:700円、10時-16時)

■下二股川のダム

下二股川に小さなダムがあり、林道からは塔状のPC魚道を見下ろすことができます。さらに奥へ行くと二股分校の記念碑も。

■ニューパシフィックホテル清龍園

広い露天風呂もある温泉は日帰りのみで考えるなら銀婚湯よりもこちらに軍配が上がるのではないでしょうか。

(日帰り入浴:500円、10時-22時)

■盤石岳林道

盤石岳林道は荒れた林道で通行困難ですがが峠にトンネルがあります。今はたどり着くことができるのでしょうか。

■盤石山荘

個人の好意により提供されている小さな湯小屋。マナーを守り利用しましょう。

■噴火湾パノラマパーク

PFI事業として運営される公園で噴火湾を見下ろす芝生広場は気持ちが良い。八雲PAにも隣接するパノラマ館前はファーストフードや地元農産物を販売していて、パノラマ館には雨天でも子供が遊ぶことができるスペースキッズアリーナがあります。またパノラマ館からまきばの冒険広場は屋外の遊具が豊富で、こちらはピクニック広場駐車場が最寄の駐車場となります。パークゴルフ場、オートキャンプ場も併設。

(パノラマ館:無料、10時-18時、月休、月曜が祝日の場合は火休)

■桜野温泉熊嶺荘

山間の一軒宿。川沿いの露天風呂はとても気持ちがいい。さらに奥の野田追御料への道は自然に帰りつつありました。

(日帰り入浴:500円、9時-21時)

■ハーベスター・八雲

ケンタッキーフライドチキンの農場でしたが現在は独立した運営となっていて、オリジナルの味付けのフライドチキンやピザが提供されています。どちらかというと学食的な雰囲気で高級感があるという訳ではありませんが、展望も良くのんびり食事を楽しむことができるでしょう。動物広場は子供に人気。

■八雲町営育成牧場展望台

噴火湾をぐるりと一周望むことのできる展望台です。 実は噴火湾のこんな風景が眺められる所はなかなかありません。育成牧場ということで小さな牛がたくさんいるのがとてもかわいい。展望台の入口は最後に至る道路がわかりにくいのですが、こんな所入ってしまっていいのかと思うような牧舎の脇の道を通っていくとたどり着きます。

■八雲温泉おぼこ荘

茶色に濁った独特の温泉です。 露天風呂が大きくお勧めです。

(日帰り入浴:450円、11時-21時)

■和の湯

八雲郊外にある新しい温泉施設で入浴客も途切れず訪れる地元に人気の温泉です。 国道の看板を頼りに立ち寄りましたが気持ちの良い内湯と露天風呂がありなかなかでした。ナトリウム-塩化物強塩泉。

(日帰り入浴:370円、11時-21時)

(交通:函館-[特急35分]-森-[特急20分]-八雲)



北海道旅情報巻頭  4-1.函館・大沼
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