宿泊場所としては駒ケ岳などの火山があるだけに温泉が豊富で、大沼公園近くに東大沼温泉、駒ケ岳の東に鹿部温泉、森に濁川温泉があります。どの温泉も泉質的には満足できるもので、宿泊代も1泊6,000円〜と比較的安価な場所もあります。また大沼周辺には函館大沼プリンスホテル、JR北海道系のクロフォード・イン大沼などホテルも豊富。YHは大沼公園YHがあります。
(交通:函館-[特急20分・普通40分]-大沼公園)
■サイクリング
大沼、小沼を楽しむには沼一周サイクリングが一番です。 大沼公園駅、大沼駅前にレンタサイクルがあるのでそこを利用して出発しましょう。静かな道を行くことができるのは大沼一周で特に北側は湖に沿ってずっと道があり、岸に出れる場所も大岩園地をはじめとして幾つもありますし水芭蕉の群落もあります。 のんびりしたサイクリングが楽しめ3時間ほどで一周できます。 途中立ち寄る場所としては流山温泉、ユートピア大沼、森林公園などが挙げられるでしょう。小沼の一周は2時間程ですが幹線道路の国道5号を通る箇所もあり危険で魅力には欠けます。
■日暮山
大沼、小沼そして駒ヶ岳を望む展望台です。 標高は300m程ながらも箱庭のような風景はなかなかのもの。
■カヌー
大沼、小沼はカヌーが盛んで池田園駅前のNeverLand大沼、大沼駅裏のイクサンダ−大沼カヌーハウスなどで体験ができます。
■遊覧船・島めぐり
ほんとの観光バスコースですが遊覧船に乗りその乗り場近くの島をめぐる散策コースを歩くのも一興です。 最後は大沼公園駅前の沼の家で団子を買って締めましょう。 遊覧船は約30分、島めぐりは1時間程度。
■駒ヶ峰温泉ちゃっぷ林館
日帰りのみのさっぱり系の温泉です。リゾート地にあるだけに週末は大変混雑します。またアウトドアの基地として催し物も多数行われます。
(日帰り入浴:400円10時-21時)
■流山温泉
JR北海道が平成14年に開業した新しい温泉です。建物自体が彫刻家流政之の作品としてのもので浴室、露天風呂ともかなり独特な様相を呈していながらも設備はしっかりしています。源泉100%のナトリウム・カルシウム一硫酸塩泉。5分ほど歩くとダチョウ牧場もあり子供でも楽しめそう。駅の脇に東北新幹線の車両があり、パークゴルフ場がその前に広がります。
(日帰り入浴:800円,平日10時-20時、土日休日10時-21時)
■東大沼温泉留の湯
道道からも橋を渡って静かな風情のあるかつて湯治場としても栄えた温泉です。宿泊をすると歴史のある安政の湯、川の露天風呂など4つの湯船を楽しむことができますが日帰りでは大浴場のみ。追加で安政の湯に入りたい場合は完全別料金500円となるようです。単純泉。東大沼温泉には他にホテル白樺がありこちらも日帰り入浴をしています。またこの一角とは別にユートピア大沼でも日帰り入浴は取り扱っています。
(日帰り入浴:370円,8時-21時)
■沼の家
大沼だんごの店。オーソドックスなあん、醤油、ごまの3種類。それ以外の商品も豊富です。
■鹿部湧水園
駒ケ岳山麓に降った雨が地下にもぐりこんなところに湧きだしています。湧水スポットして有名ですが個人宅の敷地内にあるらしく門を通って入っていくことになります。敷地の入口や水が湧き出ている場所には手書きの解説板でこの湧水の成り立ち、効能などが所狭しと書かれているのがちょっと怪しい感じです。
■ひょうたん沼
雑木林に囲まれた秘沼を想像して行ったらなんでもない公園でした。わざわざ寄る価値はないでしょう。
■鹿部ロイヤルホテルと別荘街
鹿部ロイヤルホテルはリゾートホテルでその一帯は別荘街になっていて独特の雰囲気です。永住する人も多い。
■砂崎
海流の関係からか砂崎一帯は海に突き出た砂嘴になっています。そして平坦な岬の先端に灯台がぽつんとありとてもいい雰囲気。冬にはシロハヤブサが飛来することでも知られています。岬を遠望するには高台をはしる国道278号沿いにあるハマナスグリーンパークの展望台からがいい。
■つど〜る・プラザ・さわら
砂原町市街にある道の駅。なぜか展望台もある。
(交通:大沼-[JR21分]-鹿部[普通17分]-渡島砂原[普通16分]-森)
かなり意外だったのですが北海道有数の大パノラマが楽しめます。遠くにはぽっかりと浮かんだ函館山と函館湾、北東には箱庭の様な大沼小沼と駒ケ岳と眺めがたいへんすばらしいのです。きじびき高原キャンプ場も尾根沿いにあり景色は抜群です。車でなければ仁山駅からスキー場を登っていくとたどり着きます。
■噴火湾展望台
パノラマ展望台からさらに奥に入ったところにある展望台で噴火湾まで見渡すことができます。
■匠の森
木地挽山山麓の森が匠の森と名付けられ芝生広場、樹林観察塔などが整備されています。カタクリ群生地としても知られ4月下旬には森の中が紫色に染まります。
(交通:函館-[普通35分]-仁山)
七飯、大沼の2方向からの進入が可能ですので函館〜大沼のルートを車で移動する時、時間があれば寄ってみましょう。
北海道旅情報巻頭 4-1.函館・大沼