旅とコンビニ

旅とコンビニ


ここ15年ほど旅を続けている中で変わったなと思うことが幾つかある。 その一つがコンビニが地方都市、はてはちょっとした集落にもできたことである。 何故?なんて思うような所にも車を運転していると突然現れる。 まあコンビニの商圏人口は2、000人とか3、000人あれば十分なんだから幹線道路沿いにあれば商売はやっていける訳で当然と言えば当然なんだけど何かしらの違和感は感じる。

そんなコンビニも旅を続けるのには本当に必要なものになってきている。 例えばちょっと山に行こうとする時コンビニでおにぎりと飲み物を買う。 お金がない時ちょっとした安くて量のある食べ物を買う。 昔は結構苦労した食料調達がいとも簡単に済ませることができるのである。 雑貨店に入ったら期限切れのパンばかりなんてことは本当になくなった。 すごい変化である。

ちょっと考えると旅に出ているんだから少しは都会で生活した時とは違うものを食べようとすればいいようなものだがやはり足はコンビニに行ってしまう。 何しろ勝手を知っているから楽なのだ。 でも旅というのは日常から非日常の世界に入るから楽しい訳で変な話である。 もしかすると旅の中で食にはそんなにこだわらない層がコンビニを愛用してるのかもしれない。

実際私はあまり旅の中で食にはそんなにこだわらない。 旅の中で食の占める割合は10%位だろうか。 そんなわけでこのHPも食に関することは少ない。 申し訳ないがこれだけは許してもらいたい。

都会の人の北海道の町や村のイメージではコンビニは絶対に出てこないだろう。 しかし現実にはたくさん存在している。 またショッピングセンターなんかも最近は地方都市の郊外に山のように立地している。 都会で生活するのも北海道の町や村で生活するのもそんなに変わらない。 そんな時代なのだ。


北海道旅情報巻頭  8.アラカルトレポート