白鳥台団地と千代の湯



室蘭市の白鳥台団地は昭和40年台に新住宅市街地開発事業により開発が行われたニュータウンです。居住エリアは集合住宅エリアと戸建分譲住宅エリアに分けられ、集合住宅エリアは市営住宅をメインに道営住宅、雇用促進住宅、市営住宅、新日鉄の社宅などがエリア分けされ分布しています。開発から40年を経過したため、建物の老朽化、住民の高齢化が問題になっています。

写真の白鳥台3丁目の市営住宅B-1〜8棟は屋上防水工事、外壁補修工事が全面的に施工されていました。今後も継続的に建物を使用していくことが予定されているのでしょう。階段室の形状が特徴的。


白鳥台3丁目には低層の2F建ての市営住宅が建て並んでいましたが現在はほとんどが撤去されています。わずかに残っていた市営住宅K-47。



写真左は外壁補修工事中の市営住宅K-7棟。バルコニー面のみ足場と養生シートで覆っていました。写真右は補修工事完了後の市営住宅K-11棟。まだら模様になっていることから、下地の問題のある箇所のみを補修している応急的なものと考えられます。小さなバルコニーが各戸に付いています。



白鳥台4丁目市営住宅が立ち並ぶ一帯。写真左は市営住宅51V-3-2棟から奥に市営住宅51V-3-3、市営住宅51V-3-4が連なります。写真右は市営住宅51V3-4から奥に市営住宅48V1-3を見渡したところ。建物はバルコニー面は全面バルコニーになっていて、階段室が目立たないタイプでした。



明治14年創立の本室蘭小学校には開校130周年の看板が掲げられていました。白鳥台には本室蘭小学校と白鳥台小学校は、中学校は本室蘭中学校があります。室蘭市の学校の適正配置計画では小学校は陣屋小学校を含めて平成30年までに統合が検討されています。



市営住宅には風呂がないタイプの住宅もあったため昭和47年2月から長年親しまれてきた温泉銭湯の千代の湯は平成24年10月末日に惜しまれながら廃業しました。代替施設として市営住宅共同浴場が平成24年11月1日に開業していますが温泉ではありません。



北海道旅情報巻頭  9.アラカルトレポート
白鳥台団地と千代の湯