カシオペア乗車録



カシオペアに上野から札幌まで乗車したときの記録です。平成26年1月時点の内容です。



上野からの寝台特急はカシオペア、北斗星、あけぼのが13番線から発車します。上野駅は高架ホーム(1-12番線)と地上ホーム(13-17番線)があり、地上ホームは櫛型になっていて長距離列車の出発には似合っていて旅情をかきたてます。



カシオペアの入線時刻は15:35。出発までは45分あります。ホームには待合スペースとして五ツ星広場がありますが椅子の数は限られています。



カシオペアは12両編成です。

1号車:カシオペアスイート(展望室タイプ・メゾネットタイプ)
2号車:カシオペアスイート(メゾネットタイプ)、カシオペアデラックス
3号車:ダイニングカー
4号車:カシオペアツイン、カシオペアコンパート
5-11号車:カシオペアツイン
12号車:ラウンジカー

喫煙ができる車輌は2・5・6号車となります。




今回はカシオペアツインの1階部の部屋が確保できました。階段を下って部屋に下りていくことになります。



左からカシオペアツイン1階部の部屋、2階部の部屋、車端部の部屋。車端部の部屋は他の部屋に比べ余裕がある空間が確保されていますが部屋数は少ない。



TVモニターではBS放送も見ることができます。有用なのは今どこを走っているかが分かるナビゲーションシステムです。画像は荒く、青函トンネルなどのトンネルでは電波は途切れます。上部には物置スペースもあり。



カシオペアツインには狭いですがトイレ、洗面所が付いています。コンセントはトイレにしかないので室内で使用する場合は延長コードが必要でしょう。2・7・11号車には共用トイレも設置されています。



カシオペアツインのウェルカムドリンクはソフトドリンクのみ。併せてモーニングドリンクのチケットが配られ、朝の車内販売、ダイニングカー、ラウンジカーで使用できます。



共用シャワー室は6・10号車に設置されています。入線と同時にダイニングカーでシャワーカードが販売されます。大変人気で入線と同時に行列となり、すぐに売切れてしまいますのでどうしても入手したい人はカシオペアに乗って最優先の課題です。カードは1枚310円、30分刻みの予約制です。シャワーセットは420円、無地のタオル、シャンプー、リンス、ボディーソープの4点セットがカシオペアのロゴ入りビニール袋に入っていてカードの販売と同時に販売しています。



カードを入れるとシャワーが使用ができるようになります。ボタンを押すとシャワーが出たり、止まったりするしくみでシャワーからお湯の出る時間の合計が6分間。シャワー室はかなり狭く子供と2人使用はかなり厳しかったです。



清涼飲料水の自動販売機は5・9・12号車に設置。ミニロビーは5・9号車に設置。



今回の夕食は駅弁でした。正月特製弁当があったのが嬉しかったです。



カシオペアツインの寝台にした際のイメージ。奥の棚にはJR北海道の機関紙が入っていました。部屋着もカシオペア仕様。



ダイニングカーのパブタイムは21時30分過ぎからから23時まで予約はいりませんが始まる前から行列ができていました。朝食も行列ができていたことを考えるとシャワーカードを含めカシオペアは並ばなければならないことが多いのが気になりました。

ダイニングカーのディナーは3日前までに事前予約券を購入する必要があります。ディナータイムは3回入替制で懐石御前(5,500円)、フランス料理(7,800円)です。事前予約制で部屋に届けることができるカシオペアスペシャル弁当(3,500円)もあります。朝食は予約不要で6:30から。和朝食、洋朝食とも(1,600円)。



ソーセージ盛り合わせとビールを注文。



ラウンジカーは12号車ということで乗車している車輌によってはかなり歩かなければなりません。



機関車のすぐ後ろに連結されているので正面の展望はききませんが下り列車の場合、深夜の青森から函館までは最後尾になるので起きていたら行ってみることもお薦めします。どの時間帯も混雑していることはあまりありませんでした。



夜の蟹田駅には津軽線の気動車がとまっていました。



部屋からの眺望。朝は下り列車は北海道新聞が配られます。



札幌に9:32定刻に到着。ホームから機関車がはみ出ているので正面からの撮影は叶いませんでした。



北海道旅情報巻頭   9.アラカルトレポート
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