■平原の中の小駅・旭浜 長万部の市街と静狩の集落のちょうど中間地点にぽつんと旭浜駅はあります。 国道37号線に程近いため人気がないということもないのですがやはりとても寂しさを感じます。
駅のすぐ近くには人家はありません。 しかしながらこの周辺は山から海までの間に幅3km程の平原が広がり農地となっています。 そのため農家が山際を中心に点在しています。 一番近い農家まで1km位です。 若干の利用者を見かけるのでその農家の方ではないかと思います。
一日4〜5往復の列車が停車するので駅訪問は比較的容易です。 長万部からも歩いて6km程。 一応、写万部山登山の起点です。
■駅舎と駅名表 小さな駅舎と駅名表がぽつんとあります。 複線の室蘭本線には不似合いな雰囲気がとてもいい。 待合室はあったかちょっと記憶にはありません。
■ホーム 複線の線路の一つ一つに小さなホームがありました。 あまりにも小さいので特急列車から確認するにはちょっと難しいかもしれません。
■各駅停車と旭浜駅 キハ40の単行が静かに出発していきます。 ホームに降りたのは私一人でした。 雪の残る平原の中に私は一人取り残されました。
■お地蔵さん 駅から国道を越えていくとお地蔵さんが静かに小さな社に身を守られながら佇んでいました。 そしてそばには朽ち果てた小船も。
■海岸 さらに歩いていくと海岸線に達します。 ひたすら続く砂浜でのんびり。 わずかに雲の間から日も射してきました。 本当に何もない空間でした。
北海道旅情報巻頭 3-5.北の鉄路