■博物館網走監獄
網走観光の定番スポット。広大な敷地に監獄の様々な施設があり想像以上に充実していました。個人的には網走ではどうしても訪れてほしい施設と感じました。ざっと見るだけでも小一時間は必要、じっくり見ると数時間はかかりそうです。木造の放射状の獄舎や煉瓦造の正門をメインに行刑資料館、庁舎、浴場、独居房など、移築復元されたものと再現建築されたものがあります。食堂では4月末から10月末のシーズンには監獄食も味わうことができます。
(営業時間:8:00-18:00、4月-10月、9:00-17:00、11月-3月、1,050円)
■オホーツク流氷館
夏でも氷点下18度の世界を体験できる施設。流氷に関する展示コーナーもあります。展望台も併設。
(営業時間:8:00-18:00、4月-10月、9:00-16:30、11月-3月、520円)
■北方民族博物館
大阪の民博と比べてしまうとはるかに小さい施設ですが北方民族の資料に関しては豊富で 時が経つのを忘れてしまいそう。網走の前にオホーツク海がありそのすぐ向こうにはシベリア、カムッチャカという大地が存在しているいるのを認識させてくれます。 国境というものがなかった時代はどんな世界だったのでしょうか。帰りは網走市街を眼下に見ながらゆっくり歩いて帰るのもいいかもしれません。
(営業時間:9:00-17:00、7月-9月無休、9:30-16:30、11月-3月月休、450円)
(交通:網走バスターミナル-[バス4分]-網走駅-[バス4分]-博物館網走監獄-[バス5分]-天都山流氷館-[バス2分]-北方民族博物館)
■やまね工房
やまね工房の直営ショップが天都山の麓にあります。やまねやなきうさぎのぬいぐるみが愛らしい。
(営業時間:9:00-17:00、7月-9月無休、9:30-16:30、11月-3月月休、450円)
■ジャッカドフニ
サハリンの少数民族ウィルタの道具、楽器が多数展示された素朴な小さな施設で、なんとなくゆったりした時間が流れている様に感じました。ここの特徴はすべての展示物を実際に手にとって見ることができること。あまり多くの人が訪れることはないようでふらりと訪れた際にはこの施設をどこで知ったのか訊ねられました。現在はシーズンの土日のみ開館します。
(営業時間:10:00-17:00、土日のみ、5月初旬-10月下旬、300円)
(交通:網走駅-[バス5分]大曲2丁目-[徒歩4分]-ジャッカドフニ、木に囲まれた木造の展示室とその横の白い三角テントが目印。)
■オホーツクバザール
団体ご用達の大きめのお土産店。
■モヨロ貝塚
今は消え去ってしまった”オホーツク人”のつくったオホーツク文化の遺跡です。 貝塚の断面を直接観察できます。
(営業時間:9:00-17:00、月休、11月-4月は-16:00、100円)
(交通:網走駅-[バス]-モヨロ入口-[バス]-潮見団地・東京農大)
■流氷砕氷船おーろら
ツアーにも組み込まれることも多い網走の流氷砕氷船は比較的大きめで沿岸に流氷が着岸していない時でも沖合まで遠征し流氷が眺めることができます。迫力を感じるなら紋別のガリンコ号Uですが流氷に出会う確率を高めるならこちらを選択するのがいいでしょう。そうはいっても自然現象なので流氷を見ることができるかは運に左右されることも多いのです。
(営業:1月20日-4月第一日曜、3,000円)
原生花園の代名詞とも言えるのがこの小清水原生花園です。 それだけに観光バスがたくさんやって来て混雑します。 そんな喧騒を避けたいなら原生花園から浜小清水まで歩いてみるのはどうでしょう。 オホーツク海を間近に眺めながらうねうね続く砂丘を歩くのはとても楽しいですよ。
■フレトイ展望台
浜小清水の駅近くの丘の上にあるピラミッド型の展望台です。 簡単な展示施設とオホーツク海を眺める展望台があります。
■北浜駅
駅から徒歩0分でオホーツク海に出られます。 気楽にオホーツク海に出るにはここが一番です。 駅は喫茶店にもなっています。
■白鳥公園
冬場、白鳥が集まるスポットです。ここと湖東部の湖岸がお勧め。
(交通:網走-[JR14分]-北浜-[JR9分]-浜小清水-[JR16分]-斜里)
能取湖、サロマ湖のサンゴ草の群落の中でも最大規模を誇り、9月には深紅に染まります。 この風景は9月に北海道を訪れたのなら絶対に見逃せないほどすばらしいものです。 是非一度行ってみましょう。
群落の中を木道が通っていて間近にサンゴ草を見ることができるのも嬉しいですね。 ただし木道を絶対に降りることはないようにしましょう。 足を踏み出すたびに湿地は裸地に変わっていき少しづつサンゴ草は死んでいくのです。 観光客が多いため木道を降りる人が絶えないのも残念ながら事実です。 あと変なサンゴ草の演歌が流れているのも玉に傷。
■平和サンゴ草群落
能取湖には幾つかのサンゴ草の群落があります。 湧網線の廃線跡がサイクリングロードになっていてそこを歩いて楽しむのもいいかも。 でも近くでサンゴ草を眺めることはできず遠景になるのが残念。
■能取原生花園
何があるということもないのですが能取の集落から能取湖の砂州の先端まで歩いてみるのはどうでしょう。 荒涼とした風景と海岸線に咲く花々が旅情をかきたてます。
■常呂町開基百年展望塔
ほたての形をした怪しい展望塔。 眺めはサロマ湖、オホーツク海を併せて眺めることができとてもいい。 流氷の鑑賞にもいいかも。 夏のシーズン以外は月曜休館です。
(交通:網走駅-[バス18分]-卯原内-[バス4分]-平和-[バス8分]-能取-[バス15分]-常呂-佐呂間-中湧別)
■朝日ヶ丘展望台
女満別は道東に点在する丘風景の中でも定評のある場所で国道39号線から東の一角には丘陵地帯が広がります。残念ながら背景的なものはなく丘のみを純粋に楽しむことになるのですがシーズンには女満別空港からの遊覧飛行さえある程です。
そんな丘の中にあるのが朝日ヶ丘展望台なのですがなぜこんな所にあるのかと不思議になる位展望の悪いところにあります。加えて周辺を芝生広場にしてみたり、益々雰囲気が悪くなっているのが実情です。新築される展望台は平成16年春に完成します。
■メルヘンの丘
丘の上にぽつんぽつんと木々が並ぶのが魅力的な場所。
■ひまわり畑
女満別町では毎年町内のいろいろな場所にひまわり畑をつくります。見頃は8月中旬から下旬にかけてと10月中。遊休地を利用したものと小麦栽培後のの農地を利用したものに分かれます。主に植えられる場所は朝日ヶ丘展望台周辺と女満別空港周辺。
■女満別温泉
女満別市街一帯には知名度はそんなにありませんが女満別温泉と包括される温泉宿、施設が幾つかあります。キャンプ場にも近い網走湖畔には湖南荘、山水。市街にはわかやまと町営の農業構造センターがありそのどれもが日帰り入浴は安価。旅としては露天風呂のある山水が良さそうです。わかやまでは地ビールも味わえます。源泉はそれぞれ別。
(日帰り入浴:山水400円11時〜22時、湖南荘400円12時〜20時、6時〜22時月休、わかやま300円10時〜22時、センター360円12時〜22時第2・4水休)
■りすの森
アイスクリーム店。豊富なジェラードが楽しめます。味は可もなく不可もなく、普通な感じ。
北海道旅情報巻頭 4-16.網走・サロマ・紋別