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さて、この連載も八回目となりました。最初は二回で終わるかせいぜい三回と思っていたのですが、こんなに続いちゃいました。まだ思い出しそうなので、これで最後というのは止めておこうと思います。
では最初の一冊。ヘルマン・ガイガー著青木正樹訳で「氷河の救助隊」(二見書房)というのはいかがでしょうか。帯に「山岳文学大賞受賞!アルプスの氷雪をついて空からの救難に生涯を捧げ雲間に散った名パイロットの手記!」とありますが、ヴァレー州シオンの飛行場を基地としてハイパー・スーパー・キャブという小さな単発・単葉・高翼の飛行機にスキーを履かせてこれを飛ばし、氷河に直接降り立ち遭難者の救助を数多く手がけた一代の名パイロットの手記であります。 |