パソコンOS年表(1985〜1989)

〜各社からGUIが登場〜

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Apple Computer社 Microsoft社 その他の会社
1985
  • System2.x登場。

  • 従来のMFS(Macintosh File System)からHFS(Hierarchical File System)へ移行することに よって最大2GBのディスクをサポート。

  • MacintoshがLocalTalkというLAN構築用ハードウェアに対応するようになる。

  • Macintosh用にPostScript対応のプリンタが登場。DTPの普及に貢献することになる。

  • Appleの創業者の一人Steve Jobs氏がAppleを退社。John Scullyとの社内抗争に敗れた 結果であった。Jobs氏は、後にNeXT Computer社を設立することとなる。

  • MS-DOS3.1

     ネットワークに対応するようになり、DOSの普及を大幅に促進させた。
     ネットワークに対応するためにファイルシステムの内部が大幅に作り 替えられている。

    MS-DOS3.2

     3.5inchフロッピーディスクに対応。このころにEMSが登場するがまだDOSには 付属していなかった。

    Windows1.0

     Microsoft社がMacintoshアプリの開発経験を生かして開発したOS。 MS-DOS上で動作する方式を採用しており、この方式は Windows95が 登場するまで続くことになる。
     アイコンとデスクトップの概念が希薄な上、タイリングウィンド ウという各アプリケーションのウィンドウを重ねることができない システムを採用していたため、非常に使いづらいものであったよう だ。また、グラフィックも弱かった。
     複数のアプリを同時に起動して切り替えることはできたが、使用 できるメモリ空間が640KBと非常に少ないためあまり意味がなかっ たと思われる。
     対応アプリも少なかったことから普及しなかった。
    Commodore社
    AMIGA OS 1.x

     世界最初のマルチメディアパソコンAMIGAに搭載されたOS。カーネルはプリエンプティブ マルチタスクに対応し、コマンドシェルとGUIを両方とも搭載していた。グラフィック機能 も強力で4096色のカラー表示を最初からサポートしていた。
     後のMacintoshがマルチメディア指向を強めたのもAMIGAの影響と思われ、後のパソコンに 多大な影響を与えた。

    1986
  • System3.x登場。

  • 漢字Talk1.0登場。System3.0を基にしている。

  • MacintoshがSCSIに対応。
  • MS-DOS3.3


    1987
  • System4.x登場。

  • MultiFinderがオプションで登場。複数のアプリを同時に起動して切 り替えることができるようになった。

  • ColorQuickDrawの登場。

  • ビジュアルプログラミング環境の先駆けともいえるHyperCardが登場。

  • Windows2.0

     悪評だったタイリングウィンドウを廃止し、Macと同じオーバーラップ ウィンドウに変更した。メモリに関してもEMSが使えるように改良された。
     しかし、アイコンとデスクトップの概念が希薄なままのため、GUIは依 然として使いづらいものであった。
     EXCEL2.0、PageMaker等のソフトが移植されたため、特定のソフト専用 に使われた。

    Windows/386 2.0

     i80386専用のWindows2.0。
     協調型マルチタスクのサポートと仮想86モードを使用して複数のウィンドウで DOSをエミュレーションする機能が追加された。

    IBM社
    OS/2 1.x

     DOSに変わる次世代OSとしてIBMがMicrosoft社と共同開発したGUI-OS。
     カーネルはプリエンプティブマルチタスクとメモリ保護に対応し、 DOS互換ボックスと呼ばれるDOSのエミュレーション機能を搭載していた。
     しかし、i80386のように仮想86モードを持たないi80286でDOSのエミュレーションを行った ため1つのウィンドウでしかDOSを動作できず、動作も不安定であった。そのため、 DOSの代替となれず、普及しなかった。
    1988
  • 漢字Talk2.0登場。System4.1を基にしている。

  • MacintoshがCD-ROMに対応。
  • Windows2.1
    Windows/386 2.1

     これらのバージョンはXMSとHMAに対応してコンベンショナルメモリを節約する ことを可能とした。

    IBM社
    IBM DOS4.0(MS-DOS4.0)

     IBM社がMicrosoft社に先行して開発したDOS。32bit化されたセクタによって理論上2GB のディスクが利用できること、EMS,XMSのサポート、DOS SHELLが付属すること、 ディスクアクセスを高速化するためのIFS,Large bufferを設けたことが主な変更点である。
     ところが、ディスクアクセス高速化のためのIFS,Large bufferがOSのRAM使用量を増加させ、 動作しないアプリが多発した。そのため、DOS4.0はあまり普及しなかった。
    1989
    Macintosh System Software6.x.x

     マルチファインダーがようやく標準になる。

  • Macintoshがフルカラー(約1600万色)に対応。

  • 漢字Talk6.0登場。漢字Talk6.0からSystemとバージョン ナンバーが一致することとなる。


  • NeXT Computer社
    NeXT STEP1.0

     UNIX互換マイクロカーネルMach(マーク)を使用した最初のOS。
     NeXTCubeと呼ばれるDSPを多用した専用ハードで動作し、DisplayPostScriptによる 強力なグラフィックスは透明度をサポートした。UNIXにおけるGUI開発競争を激化 させた火付け役でもある。
     立体的な画面とMachカーネルによる堅牢なシステムは後に登場するWindows95や WindowsNTに影響を与えたと思われる。

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