YASHICA 35YL
独特のスタイルを持つカメラである。ファインダーの上の黒カバーは、非常にかっこよく思える。ライトバリュー式の新型シャッターコパルSVLを採用したカメラである。
ルーペ入りフィルムカウンターや底部、大型巻き戻しクランクなどのちのちのヤシカのカメラの基本になるスタイルになっている。
内部構造は、やすり等で削った後などかなり雑なつくりが見られた。このカメラのトップカバーを開けるのにかなりの苦労をした記憶がある。
レンズ: ヤシノン45mm F1、9(4群6枚
シャッター: コパルSVL、00番(B、1〜1/500)、セルフタイマー内蔵
シンクロ: MX接点
ファインダー: 採光式ブライトフレーム、0、6倍、パララックス自動補正
焦点調節: 1眼式距離計連動、直進ヘリコイド
フィルム送り: レバー式セルフコッキング、底部クランク巻き戻し
フィルター:
寸法: 136×85×72mm
重量: 770g
発売: 昭和34(1959)年5月発売
価格: 19800円
正面から見る。
独特のスタイルをしている。
もしかして元ニッカの技術者の開発か?
巻き上げ部を見る。
巻き上げ部分の内部部品は、
非常に大きなギアがつけられている。
ファインダー上部から見る。
このブラックの入れ方は、ニッカのカメラを思い出す。
角度を変えて見る。
カメラ自体のバランスが悪く、
しっかりと立たない。
レンズ回りを見る。
LVシャッターの配置等、このスタイルは
この後のヤシカの標準スタイルになる。
レンズを見る。
ヤシノン45mm F1、9は、
かなりやわらかいトーンの描写である