OLYMPUS PEN-S(F2,8)
オリンパスペンシリーズ第2作目のペンS(F2、8)である。初代ペンのシャッターがバリオ式であった為、開放値がF3、5が限界であった。ユザーから明るいレンズをと要望があった為、コパル社にプロンター式のシャッターを開発してもらい生まれたのがペンS(F2、8)である。同時にシャッター速も1/8まで低速シャッターが使えるようになった。ファインダー回りも高級感がある塗りになっていてペンシリーズでは、しっかりとした故障の少ないモデルである。ただ私個人としてはペンDのレンズの描写が好きなもので出番が少々少ない。レンズの描写は若干やわらかいように思える。
レンズ: Dズイコー30mm F2、8(3群4枚)
シャッター: コパル000番、プロンター式B、1/8〜1/250
シンクロ: X接点
ファインダー: 逆ガリレイ式採光式ブライトフレーム、0、5倍
焦点調節: 回転ヘリコイド、目測
露光調節: なし
フィルム送り: リアーノブ式巻き上げ、クランク巻き戻し
フィルター:
寸法: 108×68×44mm
重量: 400g
発売: 昭和35(1960)年6月
価格: 8800円
正面から見る。
シンプルイズベストというのにふさわしいカメラである。
ファインダー部を見る。
採光式ブライトフレームで非常に見やすい。
上方より見る。
すべての部品のレイアウトは完璧に思える。
角度を変えて見る。
外見はしっかりとしているが内部構造は
非常に簡単に作られている。
レンズ回りを見る。
目測式でフォーカスリングにクリックストップがある。
シャッターダイアルは操作しやすい。
レンズを見る。
Dズイコー30mm F2、8である。
絞り操作が少々やりずらい。