当時これ以上明るいレンズは、作れないといわれていたF1、8を搭載したVAである。ファインダーは等倍で非常に見やすい。ただ2回式のレバー巻き上げ部の故障が多く、このカメラもジャンクの時は、巻き上げトラブルを抱えていた。スタイルは、非常に硬派であるが、当時はいかついというイメージがついていた。LVシステムをもつセイコーシャMXLシャッターは、あまり使いがってはよくない。レンズに関しては、さすがヘキサーという写りをする。細かいグラデーションの再現性、階調の豊富さ、コントラストのやわらかさはヘキサー独特のものがある。 | ||
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レンズ: ヘキサノン50mm F1、8 シャッター: セイコーシャMXL(B、1〜1/500) シンクロ: ファインダー: 採光式ブライトフレーム、画角修正 焦点調節: 全群ヘリコイド。距離形連動 フィルム送り: レバー2回式セルフコッキング、クランク巻き戻し フィルター: 寸法: 143×81×70mm 重量: 820g 発売: 昭和33年7月 価格: 34700円 |
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正面から見る。 個人的には、スタイルは非常に好きである。 |
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角度を変えて見る。 特徴的な巻き上げレバーがわかる。 シャッター部の分解は非常二複雑である。 |
シャッターボタン回りを見る。 巻き上げレバーがない為、かなりあっさりしている。 |
レンズを見る。 ヘキサノン50mm F1、8レンズである。 当時の限界まで挑戦したレンズである。 |