フジカとして初のハーフサイズカメラである。角のとれたスマートなボディを採用しており、EE、ゾーンフォーカス、セルフタイマーと写真初心者でも使えるように作られている。 あまり知られてはいないが、このカメラでマニュアル撮影も可能である。セイコーシャLシャッターは、B、1/30,1/60,1/125,1/250の4速であるがマニュアルが出来る。内部構造は、かなり部品数も多く高密度に部品配置がされている。この後、発売されたコンパクト35シリーズは、このハーフの構造を35mmフルサイズ様に改良したと思われる。分解してみると内部構造は、ほぼ一緒である。 |
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レンズ: フジノン28mmF2、8(4群5枚) シャッター: セイコーシャL (B、1/30〜1/300),セルフタイマー内蔵 シンクロ: X接点 ファインダー: 逆ガリレイ式ブライトフレーム 焦点調節: 前玉回転、目測 露光調節: セレン光電池使用連動 フィルム送り: レバー巻き上げ、クランク巻き戻し フィルター: 22、5mmねじ込み 寸法: 113×74×45mm 重量: 420g 発売: 1963(昭和38)年11月 価格: 12900円 |
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