GAをベース改良し、デート機能をつけたものがフジカデートである。このカメラの特徴と言えばプリントだけでなくファインダー内で日付を確認出来ることであろう。デートをONにして正面のデートカバーを開けるとファインダー内に明るく日付が浮かびでてくる。内部構造は、独自の機能が用いられている。簡単にいうとこのカメラには2つのシャッター機能があることになる。1つめは、撮影用シャッター、2つめには、デート用シャッターがついている。デート用シャッターは、しゃもじ上のものでシャッターが切れたあと日付を焼き込むため動きだす。デート機能をつけたわりには、高さ4mm、重量30gの増加ですんでいることがf富士写真フィルムの技術力の高さである。分解してみると内部は、隙間がないほどぎっちりとつめこまれている。 | ||
![]() |
レンズ:フジノン38mm F2.8(3群4枚) シャッター:電子プログラム(1/8〜1/800) シンクロ:X接点、ホットシュー付き ファインダー:採光式ブライトフレーム 焦点調節:全群ヘリコイド、目測、ゾーンフォーカス 露光調節: CdS使用電子シャッタープログラムEE フィルム送り:レバー巻き上げ、クランク巻き戻し フィルター:46mmねじ込み 寸法:112×75×53mm 重量:300g 発売:1975(昭和50)年10月発売 価格:29800円 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
背面から見る | 上部から見る | 下部から見る |