フジカがファミリー向けに発売した低価格機の第1号のカメラがコンパクト35である。マイナーチェンジを繰り返して約4年発売された。初代のこのコンパクト35は、セイコーLシャッターが装備されているのでマニュアル撮影が可能である。当然セレンによるEE撮影も出来る今となればやや重量はあるが手にはしっくりくる重さである。当時はコンパクトの名の通り軽量機として発売された。前玉回転とあいまってレンズ性能は若干悪いが独特の写りをするのでなかなか楽しい面もある。中古市場では、よく見られる機種で安値で発売されている。 | ||
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レンズ: フジノン38mmF2、8(4群5枚) シャッター: セイコーL (B、1/30〜1/250) シンクロ: X接点 ファインダー: 採光式ブライトフレーム 焦点調節: 前玉回転、目測、ゾーンフォーカスマーク付き 露光調節: セレン光電池使用連動 フィルム送り: レバー巻き上げ、クランク巻き戻し フィルター: 40、5mmねじ込み 寸法: 121×74、5×58mm 重量: 440g 発売: 1967(昭和42)年10月 価格: 14900円 |
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