第4回 AIRES35-Tをばらす。
(木ですか?)

(故障内容)シャッターチャージができない。スローシャッターが切れない。シャッターボタンを押してもシャッターに連動しない。
(故障原因)シャッターチャージ部品の変形。スローは、油切れ。ボディ側シャッター連動バーの変形


作業時間約3時間

今回は、アイレス35ーT型の分解です。
構造としては、シンプルで整備としては、
簡単な部類に入ると思います。まずトップ
カバーをはずすと写真のような内部構造に
なっています。ファインダーと自動巻き止め
装置しかない構造になっています。
当然セルフコッキングなんてものは、ありま
せんので。なんと金属バリバリのアイレスな
んですが、緑色で囲われた部分は、木で作
られていたのが、びっくりしてしまいました。
確か、U型も木だったような記憶があります。
ここは、ただの清掃のため分解しました。
アイレスが、初めて35mmカメラに参入したモデルである。よく売れたと記事など見ると書いてある。オリンパス35シリーズによく似た構造をしていると思う。ファインダーカバーをつけただけでカメラらしくなっていると思う。
アイレスT、U型の特徴である巨大シャッターボタンがなかなかかわいらしく見える。
緑で囲われた部分が自動巻き止め装置である。簡単な構造をしている。マミヤ6も同じような構造をしていたような記憶がある。

肝心なシャッタートラブルは、水色で囲われた
チャージ用のフックとシャッター本体のフックが変形していた為、引っ掛かりが悪くなっていたためで少しペンチで変形をとってあげた。
赤丸の部分は、カメラ本体のシャッターボタンとシャッター本体をつなぐ部分であり、この部品が変形していたので調整をした。あとスローガバナーに注油をして組み直しをして完了した。