過去に2回、畑集落からヨコタ峠に登ろうとして、2回とも道を外している。
(1回目は'97年12月21日の低徘蛇谷ヶ峰オフ、2回目は'03年5月24日の単独今回と逆コース)
ルートを確かめるために逆コースで歩いてみたが、迷うような道ではなかった。謎だ。
日付 '08年4月6日
行き先 比良山系 御殿山−武奈ヶ岳−釣瓶岳−ヨコタ峠
天候 晴れ
メンバー 単独
コースタイム
着 | 発 | |
坊村 | 09:30 | |
小休止 | 10:10 | 10:15 |
御殿山 | 11:25 | 11:30 |
武奈ヶ岳 | 12:20 | 12:50 |
釣瓶岳 | 13:45 | |
イワタ峠 | 14:15 | 14:25 |
笹峠 | 14:55 | 15:10 |
地蔵峠 | 15:30 | |
ヨコタ峠 | 16:50 | |
畑バス停 | 17:25 |
坊村バス停から明王院の前を通り、登山道に入る。
といっても、杉の植林の中、踏み跡よりちょっとましと言った程度で、テープがなかったらすぐに迷いそうだ。道は蛇行しながら急坂を登っていく。
やがてあたりは落葉樹林に変わる。所々に樅も生えている。道は尾根を外れて、右へトラバースする。
谷に入ると、雪が残っていた。足跡をたどっていく。右の急斜面から人が降りてきた。聞くと、そちらが登山道で、登りに谷をつめて行き止まり、引き返したそうだ。急で崩れやすく、しかも雪解け水でぬかるんだ斜面を這い上がる。
尾根まで登ると、雪が残っていた。不思議なことに日本海側の斜面には雪がなく、尾根から琵琶湖側斜面に雪が多い。高い木はなくなり、笹原に低木がまばらに生えている。
雪を背景に木々が黒っぽく見え、なかなかいい景色だ。
標高が上がるにつれ、だんだん雪が多くなる。ただし、雪は急速に解けていて、土の見えているところには雪解け水が流れている。
武奈ヶ岳頂上に着くと、それまでのひっそりとした雰囲気と打って変わった賑やかさ。リフトとロープウェイがなくなっても、琵琶湖側から登る人の方が多いようだ。弁当を食べ、コーヒーを淹れて飲む。
北へ向かって歩き出すと、とたんに人がいなくなる。以前この辺で熊に会ったので、鈴(小さなカウベル)を鳴らしながら歩く。雪はやわらかく、下りはかかとから踏み込んでいけば滑らず、ずんずん降りる。
イワタ峠(エアリアマップではイワタ峠北峰)から道が直線方向と右へ直角に曲がる方に分かれている。テープは右にあるが、地図では直線になっているので、まっすぐ行ってみる。だが尾根道のはずが下りになってしまう。峠まで引き返し、地図と地形を良く見比べると、テープのとおりに進むのが正解と判明。
さらに下っていくと、また植林の中になる。雪はまだ、吹き溜まりには残っている。
笹峠でコーヒーブレイクにする。すぐ先で、新しい林道が通っていた。琵琶湖側から上がってきて、登山道と並走している。林道の方がアップダウンは少ないが、一応登山道を歩く。
地蔵峠に道標があり、ここからも畑へ降りれると書いてあったが、今回の目的地のイワタ峠へ行くことにする。
やがて林道に右への分かれ道があるところに出た。登山道はそのせいで途切れている。直進方向は左へ緩やかに曲がって下っていっている。尾根道のはずなので、まっすぐ進んでみるが、すぐに急な下りになる。戻ってみてもテープもなく、どちらに進めばよいかわからない。
あきらめて、林道を降りれば良いだろうと右へ進む。すると、道よりだいぶ高いところにテープが見える。林道が登山道を切り崩してしまったようだ。林道はすぐに終点となり、その先に見える尾根にテープがあった。
ヨコタ峠(エアリアマップでは横谷峠)からは、U字型に掘れた道を降りる。やがて谷沿いとなる。舗装路に出たところには、「ヨコタ峠」との道標あり。そこからバス停までも地図の通りだった。
迷ったせいもあり、もう日もだいぶ傾いていた。