日付 '99年10月25日
行き先 烏ヶ山(1448m)
天候 快晴
メンバー 単独

コースタイム
三ノ沢 7:55
文殊越 8:20
鳥越峠 8:55 9:00
1つ目のピーク 9:20 9:30
頂上 10:3010:55
1つ目のピーク11:5012:05昼食
鳥越峠 12:20
三ノ沢 13:20


昨日の疲労があるので、距離の短い鏡ヶ成から登ろうかとも考えたが、た にけいさんが鳥越峠のほうから登ったレポートが良かったので、後悔する よりはと、こっちのルートにする。
エアリアマップでは三ノ沢からのルートがメインになっているので、ここ から登ることにして、近くの路肩の広くなったところに駐車する。

少し寒いので、合羽の上だけ着て出発。
石のごろごろした沢を登る。少し登ると文鳥水。水はチョロチョロ滴って いるだけ。水筒に汲もうと思ったら、時間がかかりそう。
こちらにもタケトリの人が数名。
さらに登って、文殊越。それまでの暗い沢から、明るい林に出る。合羽を 脱ぐ。急な下りがあって、鍵掛峠からの道と合流する。標識には、三ノ沢 への道に手書きで「難路」と書き添えてある(^^;。
ブナの大木の中を進む。黄葉はまだあまり進んでいないが、大木がにょき にょき生え、倒木がごろごろしている光景は圧巻。見上げるとこれから歩 く尾根にもこちらは黄葉したブナが、青空を背景に見える。
急な登りがあって、鳥越峠着。若者3人組みがいたが、ここで引き返した。

少し薮っぽい道を登って行く。背後にみえる槍ヶ峰の岩峰が、前方の林と 対照的だ。このあたりのブナはすでに黄葉している。
着いたピークは、ブナに囲まれ、日差しの射す気持ちの良い場所。昼寝し たい気分。菓子パンをかじる。

急な下りがあって、すぐまた登り。いよいよ危険地帯にさしかかる。右も 左も切り立った崖。といっても、大体は草や低木が生えていて、落ちても すぐ止まりそう。注意は払いつつ、景色を楽しみながら進む。
ブナはなくなり、ナナカマドやキャラボクが多い。ナナカマドは実はきれ いだが、葉は紅葉せずに縮れてしまっている。
やがて、烏のピークが見えてくる。まさに岩山という感じ。近づくまで、 どうやって登るのか見当が付かない。右手の下のほうにも、大きな岩がそ そり立っている。
最後は手で体を引き上げて、頂上に到着。

平日というのに、鏡ヶ成方面から、どんどん人が登ってくる。さすがに頂 上がいっぱいになるほどではないが。
360度の展望が楽しめる。今日は見通しも良い。北には前日歩いた、野田ヶ 山から象ヶ鼻に至る緑の尾根と、その背後に三鈷の丸い頭。対照的に切り 立った剣が峰。
南東には蒜山へ尾根が伸びるが、どのピークがどれなのか、良く分からず。 西には遠くに、特徴的な丸い山が。おそらく三瓶だろう。こんなにはっき り見えるとは。
東には近くから遠くまで、峰が連なっている。氷ノ山が見えているのか、 良く分からない。
(帰宅後、カシミールと写真を比較すると、三瓶は間違いなし、氷ノ山も かすかに見えていた)
こんな険しいところなのに、ツバメのような鳥が何羽も舞っている。

下りにかかる。手足をフルに使って下りる。
いい加減、疲れてくる。
一つ目のピークまで戻ったところで、落葉の上に座り込んで、昼食にする。 が、疲労のためか食欲がなく、おにぎり2個のみ。
これから烏へ登る人とすれ違う。日暮れまでには、降りれるだろう。

再びブナの森を通り、歩きにくい沢を下って、車へ戻る。


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