日付 '99年10月24日
行き先 野田ヶ山(1344m)・振子山(1452m)・三鈷峰(1516m)
天候 晴れ一時曇り
メンバー 単独

コースタイム
大山ユースホステル 6:55
川床 7:45
岩伏別れ 8:15 8:20
大休峠 9:25 9:45
野田ヶ山 10:2510:30
振子山 11:1011:15
ユートピア小屋  11:4512:15
三鈷峰 12:2512:35
YH 14:40


6時起床、ほかの人を起こさないように気を使いつつ、布団を畳んで着替 えをして、荷物を持って出る。車の中で朝食を摂り、身支度を整えて出発 する。かなり気温が低いので、フリース・ジャケットを着て行く。

スキー場の裾の車道を歩く。途中からショートカットできる歩道があるは ずだが、山陰自然歩道の看板はあるのに、やぶになっている。仕方なく車 道を行く。
川床から登山道に入る。細い手すりのない橋で川を渡る。(ここがこの日 の中で一番恐かった)
対岸からすぐに急登が始まる。たちまち暑くなり、ジャケットを脱ぐ。登 りはすぐに緩くなる。
このあたりもミズナラが多い。大きなどんぐりがたくさん落ちている。

岩伏別れまでくると、ほぼ平坦になる。イタヤカエデ?の紅葉が見られる。 見上げる矢筈〜甲の稜線にガスがかかっている。
ここから大休峠までは、昔の大山寺の参道の石畳が残っている。自然石を 並べたもので、かえって歩きにくい。周りの林にブナが多くなる。まだ黄 葉していない。

大休峠で大休止(^^;。朝食の続きの菓子パンを食べる。
真新しい非難小屋がある。トイレあり。中は土間と8畳ほどの板張り。水 場は100mほど先にあるそうだ。

さて、ここからが今日のメイン・イベント。標識に従って、薮っぽい道に 入って行く。
周りは黄葉半ばのブナの大木の林。その中からごそごそいう音がする。茸 取り(こちらでは「たけとり」というそうだ)の人だ。なかには大きなビ ニール袋2つに、それぞれ白と薄茶色の茸をいっぱい取っている人も。
始めはなだらかだったのが、次第に急な上りになる。暑い。と思っていた ら、曇ってきて、さらにガスが流れてきて、急に涼しくなる。このまま天 気が悪くなるかと心配したが、すぐに回復する。
道はさらに険しくなり、ロープを伝って登り、野田ヶ山に到着。ここまで 登ると、ブナもほとんど黄葉している。

三鈷峰から天狗ヶ峰にかけての稜線がよく見える。しかしそこへ行く道が 見えず、深い谷があるばかり。どうやって行くのかと心配したが、少し先 へ進むと左のほうに振子山へ続く稜線が見えて、ひと安心。
後から来た青年1人に抜かれる。
道はさらに険しさを増す。岩場のきつい上りと下りの繰り返しで、足に堪 える。手を使うこともしょっちゅう。ほとんど垂直な岩を下りるところも (2mほどだが)
中年3人組みを抜く。
さらに急登があって、振子山着。

目の前に象ヶ鼻、その奥に天狗から槍ヶ峰にかけての岩壁が見渡せる。絶 景。
いったん下って、また登る。それまでの岩場と違って、砂利道で歩きやす い。キャラボクが赤い実をつけている。
気が付くと象ヶ鼻の合流点を過ぎて縦走路を歩きかけている。前に来たと きも下りで振子山のほうへ行きかけた。どうもユートピアへの道は見落と しやすい。
主稜線へ出ると、強い風が吹いている。非難小屋まで下りて、風下に座っ て昼食にする。寒いのでジャケットを着る。こちらは人気の山だけあって、 人だらけ。弓ヶ浜がきれいに見える。

三鈷峰へ行く。すれ違いが多く、時間がかかる。前に来たときは恐かった 痩せ尾根を易々と通過。ここまでの岩場で慣れてしまったか(^^;
景色を堪能してから、下りにかかる。稜線から外れると、とたんに風がな くなり、日差しが暑い。ジャケットを脱ぐ。
上宝珠越えからの砂滑りは、「通行困難」の看板あり。宝珠尾根を進むこ とにする。疲れた足にはきついアップダウンを繰り返す。
ブナの大木の林の中を通る。まだ黄葉はあまり進んでいない。後10日とい うところか。
下宝珠越えから大山寺に下りる。


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