日付 '97年10月11日
行き先 御嶽山
天候 曇り
メンバー 単独
コースタイム
着 | 発 | |
木曽福島町大原 | 05:40 | |
田ノ原(駐車場) | 07:10 | 07:45 |
金剛童子 | 08:15 | 08:20 |
一口水 | 08:50 | |
王滝頂上 | 09:10 | 09:20 |
剣ヶ峰 | 09:45 | 09:55 |
王滝頂上 | 10:20 | 10:25 |
金剛童子(昼食) | 11:20 | 11:45 |
頂上遥拝所 | 12:10 | |
田ノ原(駐車場) | 12:40 |
大原にあるユースホステルを出て、コンビニで食料を調達し、朝食を摂る。
曇り空だったのが、田ノ原を目指して車で登っているうちに、雨が降り出す。
駐車場についてもまだ降っていたが、朝食の続きを食べているうちに止み、所々晴れ間も覗いているので、出発する事にする。
気温はかなり低いので、セーターを着て、合羽上下を着る。
普段なら頂上が間近に見えるはずが、今日はガスの中。
最初は、丈の低い針葉樹林の中の太い砂利道を進み、やがて登りにかかる。
登りかけてすぐに暑くなり、セーターだけ脱ぐ。
しばらくは緩い登りが続く。所々に雪が残っている。
こんな早い時間だというのに、登っている人は結構多い。
やがて、祠のようなものが見えてくる。見晴らしも良いので、小休止する。
(後で調べてら、金剛童子というところでした)
この当たりからだんだん坂が急になる。岩の間に雪が溜まっている。まだ新雪に近い状態で、滑る事はない。
遮るものの無い吹きっさらしの道で、風が吹くと顔が冷たい。合羽のフードをかぶる。
一口水を過ぎると、後は王滝頂上まで一気の登り。
この当たりから、降りてくる人とすれ違うようになる。降りてきた人の髪の毛に、
氷柱が付いている!? 話しを聞くと、頂上では風がすごいらしい。
王滝頂上には社があり、風がしのげる。それでも、霧氷がたくさん付いている。
ここで、セーターを着込み、手袋をはめ、万全の態勢を取る。
社の横を抜けて奥へ進むと、すぐに水滴の混じった強い風が吹き付けてくる。
地面は薄く雪に覆われているが、前に通った人の足跡も、すぐにかき消されてしまう。道にはずっと木の段が付けてあるので、迷わずにすむが、そうでなかったら危なくて歩けない。
あごの筋肉がかじかんで動きにくくなる。
しばらくほとんど平らなところを歩き、少し急な登りがあった後、山小屋の横を抜けて、石の階段を上ると剣ヶ峰の御嶽神社に着く。
ガスで、展望はない。
このガスと強風では、ここから先は到底進めない。寒くてじっとしていられないので、早々に降りはじめる。
王滝頂上までの間にある石像に、見事な霧氷が付いているので、写真に撮る。王滝頂上でリュックをおろしてみると、表面に氷が張り付いている。
降りて行くと、下からどんどん人が登ってくる。登り優先だから止まって待つが、あまりに多い。添乗員付きの団体もいる。待っていると筋肉が冷えてしまい、足がつりそうになる。
大勢の人が歩いたせいで、雪が踏み固められて、滑りやすくなっている。慎重に歩く。
この悪天候に、軽装の人が多い。ポンチョやウインドブレーカーを着てればましなほうで、ジーパンにトレーナーという人もいる。足元も、普通の運動靴の人もいる。人事ながら、心配になる。
下までそのまま降りようかとも思ったが、このまま降りても時間が早すぎるので、金剛童子の建物の影の風がしのげるところで、弁当を食べる。ところがこの弁当が冷え切っていて、食べるほどに寒くなる。ポットに熱いお茶があって助かった。
降りるにつれて暖かくなる。
田ノ原は背丈ほどの針葉樹(オオシラビソ)が広範囲に生えていて景色の良いところだ。時間が全然早いので、辺りを散策しようと思う。が、曇ってて薄暗いし、風は冷たいしで、足早に歩いただけで終わる。
食堂で暖かいコーヒーを飲んで一息ついてから、車で降りる。
途中に「うしげの湯」という温泉があったので(\600)、入って暖まる。露天風呂で、気持ちが良い。