−至ってマジメな−

Jazz CD
Review

−その2−


BLUES ONE(ChrisAnderson:1991)
CD-002
  1. The end of a beautiful friendship
  2. Star eyes
  3. Someday my prince will come
  4. Blue bossa
  5. I can't get started
  6. Blues one
  7. Summer of '42 (The summer knows)
Personnel : ChrisAnderson(pf), RayDrummond(bs), BillyHiggins(ds)
う〜、なんじゃと?このワシに顔をかせとな?? ホイホイ・・ ほいじゃこうして グイっとひっぱってのぉ、うぅ〜〜んとれないとれない取れないぃいぃ〜〜〜ってかぁ?(などと ふざけている場合ではないのかあるのかそんなことはどうでもいいジャケットである。)
 
さてさて全国2千億万人のさまよえる熱烈Jazz愛好家のネットバイブルとでも言うべき超濃密甘美ベリー ナイスシーユーアゲインなコンテンツの充実野菜をめざして立ち上げた訳ではまったくカケラも無い本JazzCDレビューも めでたく第2回を迎える訳ですが、今回も何故か「顔」ジャケにスポットが当たっています(「必然」という名の 「偶然」以外のなにものでもありません)。
 
と、適度に無意味な枕を挟みつつそそくさと本題に移る訳ですが、まあ何と申しますか、このクリスアンダーソン という御方はピアニストなんですけれど、全然知らない人から見たら「元ボクサーか何かの人?」なんて思われても 全然不思議じゃない感じですね・・ 実際ボクシングというのも結構リズム感とか大切なんじゃないかなとか思いますし、 ピアノだってねらった鍵盤を「オラオラオラァーッ」ってビシバシに連打しまくってる様なもんですから共通点は案外 多いのかもしれませんね・・
 
そう言えばボクシングって時々TVとかでやってますよね。私もたまには見ることがあるんですが、そんな時は 決まって「何かしているとき偶然TVをつけたら・・」っていう感じなんです。で、その何かしているときっていうのは 殆どの場合が音楽を聴いているときだったりする訳です。で、(何で音楽聴いてんのにTVつけんだ?!・・てのも そうなんですが)当然音楽を聴いている訳ですからTVの音は消して画面だけを「環境ビデオ風」に見る訳です。
 
するとどういうことになるかというとですねぇ・・ 例えば聴いてる音楽が「ロッキーのテーマ」とか ハードロックとかだったらまあきっと音楽と映像の相乗効果でエキサイトエキサイト、ベリーウルトラエキサイティング!! ってな具合で「イケイケヤレヤレ」状態で盛り上がるんでしょうが、これが悲しい結末の恋愛映画の オ涙チョウダイクライマックスに流れる様なクラシック音楽であったり、そうでなくてもとにかく悲しくなる様な 音楽を聴きながらであった場合、そのボクシングの映像がとんでもなく悲しく、胸が張り裂ける程悲痛な感情が 押し寄せることになってしまうのです。
 
もし今度TVでボクシング中継をやっていたら、みなさんも是非試してみてください。TVの音を消して、 おもいっきり悲しい曲を聴きながらブラウン管の中で殴り合う2人と、そして・・ その後方で我を忘れて興奮し、 感情むき出して応援する観客を見てみて下さい。 えもいわれぬ空虚感と、やり切れない絶望感がきっと貴方を 優しく迎えてくれるハズです。
 
 
 
おっと、イカンイカン。つい湿っぽい話になってしまいましたね・・ 折角干した洗濯物も早いうちに取り込んで おかないと、湿っぽくなって台無しですからねっ。気を付けましょう!
 
ところで前回、「ジャケットの写真を逆さまに見たことで思わぬ発見が!!」という紹介をしたのですが、 今回は一体どうなんであろうかとひっくり返して見てみた結果、あれあれびっくりなんとまたまた隠し絵を発見して しまいました。これが宝の地図なら今ごろ億万長者ですよね、残念残念・・ ということで、早速「逆さジャケット」を 御覧ください。ハイ、ドンッ・・・
 
 
どうですか? 「あっ、ママ〜。ほらこの石コロ、人の頭そっくりだよ〜〜。ほらっ、よいしょっ・・」 と、道端に落っこちていた石コロを誰かが拾い上げている所に見えてきませんか?? う〜ん、恐るべき「人面石」!! 当然その後「ママ」が言った言葉は、「ダメよ!気持ち悪いっ。捨ててらっしゃい!!」 子供:「は〜〜い。(ポイッ)」 といういわゆる「ピーナッツ」->「食い過ぎ」->「鼻血ブー」といった三段階逆スライド方式に則ったさわやかホームコメディの 1シーンを思わせるニクい演出です。
 
ということで、
 

本日の標語:顔で笑って心で泣いて・・
 
 
 
 
(fine)
 

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