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− 轍 ・ 12/05/01 −

04:30になったが雨は止む気配がない。時折、横殴りに吹き付けるし、余計に酷くなったようだ。とはいっても、こんな所では連泊する気にもならないので、走るしかない。とにかく朝御飯を食べる。ばら寿司弁当と食パン2枚にエクレアの残り2個だったかな。流石の爺婆共も静かになったと思ったら、ジジイがトイレに起きてきた。もう1人きた。軽ワゴンで寝泊まりして移動しているらしい。明るくなってきたから撤収して、雨は諦めて折角乾きかけた雨具を再び羽織る。まづは灯台なので、漁港の外れまで行って昨日見つけておいたそれらしい道に進む。入口から暫く登ったら、あとは適度なアップダウンを繰り返していく。畑が広がっている場所で概ね直角に曲がっていて、地形図を確認すると灯台はこの先にあるようだ。海側に送電線が見えているので、それを目印にして畑の間を通っていくと、無事に土佐清水港灯台に到達。そこそこ展望は良いが、いかんせんこの天候では長居する気にならんから引き返す。まだ静かな土佐清水の街中を通っていくと、風呂屋があった。市街を出てR321を進み、軽く一発越えると幾等もせずに竜串の駐車場。海岸には水中展望所が見えたけど当然スルー。どうせ朝だから開いてないよ。下川口からは概ね新道になったみたい。
01: 叶埼 前方に叶埼の灯台が見えてきたので寄る。R321沿いで開けた場所だと思っていたが、少し離れていて歩いていったらこじんまりとした場所だった。なんでこんなに思い違いばっかりなんだろう。叶埼燈台は相変わらずお美しい御姿で、禧にも雨も小降りになってきた良かった。道路まで戻り駐車場にあった六角堂の東屋で地図を確認する。昨日の雨で地図が濡れて破れそうになったので、今日はポリ袋に入れることにした。HDPEの袋だけどちゃんと見える。
走り出すと、雨は止んできたようだ。一旦、海岸線から離れて内陸に向かって緩々と登る。キャンピングのチャリ3台とすれ違ったが、学生のようだった。緩やかに乗り越して大月の分岐で柏島への道に入る。大堂の距離が妙に近いのは入口までの距離なんだろう。海まで下った所で古満目埼に向かう。海沿いは平坦で集落を抜け切ると水産加工場で行き止まりになった。磯沿いかと思ったが想定標高を確認したら79mあるから山道だろう。 02: 古満目集落
03: 古満目崎燈台への階段 おじさんがいたから確認したら、やっぱりそうだ。墓地の上に道があると言われて集落まで少し戻ったら、お寺の縁側におばさんが4人程世間話をしていて親切に教えてくれた。言われた道を歩いて古満目崎燈台に到達。眺望はどうだったか良く憶えてないのは天気が悪かったせいだろうか。引き返して来たら、おばさん達はもういなかった。民家の外水道で水を汲んだら、傍らの棒には南海地震の津波の水位が示されている。腰よりも高い位ある。そしたら小太りの若い男が出てきて勝手に水を汲むなと怒られた。
ここからは登らされることは分かっていたので覚悟して走り始めたら、いきなり立派なトンネルだ。もう大堂には行く気は無かったので有難く通らせていただく。それでも結構登っていた。右手には海岸に沿って道が見えているから通れるんだろう。更に短いトンネルも抜けたら気分の良い下りで柏島に到着。あまり人気はないが、それでもマリンスポーツの店みたいのがある。 04: 柏島遠望
地元民らしきおじさんがいたので柏島燈台への道を確認して、急坂の上の学校の門脇に自転車を停めて歩き始めたら、上からおばさんが降りてきた。畑の手入れをしていたみたい。道は石が敷かれている所もあって、割と歩き易い。標高があるから時間かかるかと思ったが、古満目よりも早くて20分かからなかった。天気も回復してきたようだし山頂だから眺めも宜しい、と思ったが怪しい。お腹が空いたけど手ぶらで来たから引き返す。下まで降りたらチャリダーが1人来た。700Cだけど前後にパニアを付けてた。
05: 柏島の集落 柏島の集落は自動車では這入れないような狭い路地が入り組んでいて、ウロウロしてやっと防波堤の外にある赤灯台の柏島港口灯台に着いた。天気も好くなって暖かくなってきたから、靴下も脱いでのんびりと昼食にする。といっても手持ちの食糧が乏しいから、食パン2枚と5個入り餡パン3個と帽子パン。帽子パンは高知の特産なんだ。カステラみたいで甘くて美味しい。
十分に休憩したし、雨具も大体乾いたから仕舞って出発する。天気は好くなったけど風はまだ強くて疲れる。トンネルは通らずに激坂を下り切ったら、一切からは海岸沿いかと思ったけどやっぱり登るんだ。安満寺からの方が辛かった。沖合に見えてる島が沖ノ島だろうか。泊浦漁港でおじさんに声をかけられた。 06: 展望台
泊浦を過ぎたら更に急勾配になった。こんな道にはやっぱり御遍路はいない。押し始めたら、前方では柏島にいたチャリダーがやっぱり押している。まさかこの道を走る物好きが自分以外にいるとは思わなかった。追いついて少し話をしたら、宇和島まででも飛び出してる所に行くつもりらしい。俺よりは若いみたいだ。先行したけど、すぐに白埼。踏跡が見つかったので歩き出したが、藪が酷くて全然無理。諦めて走り始めたら白埼はまだ先で、ちゃんと案内看板まで立っている。さっき深追いしなくて良かった。地道が延びていて難無く到達。白埼燈台は八角鼓型で、併設されている照射灯も臼碆にそっくり。でも木立で展望は全く得られない。家族連れが帰っていった。ずっと実線道だから大変かと思っていたが、そのうちに綺麗な舗装になった。海側から乗り越して下っていったら田城でR321に復帰。今日中に長崎鼻も獲って宿毛まで行けそうだ。小筑紫の港を過ぎて大海へと折れる。海沿いに集落の奥まで行ったら家の奥にそれらしきコンクリ階段が見えた。
07: 土佐長崎鼻白碆照射灯 家の玄関で携帯で電話してるおじさんがいたから尋ねてみたら、ここからも行けるけど湊からの峠の所から入ると良いと教わったので行ってみる。成程、車止めの柵が置かれた工事中のような道が上がっている。歩いていくと、上の広場から戻るようにして山道が続いている。土佐長崎鼻灯台はそれなりに遠かったが20分で到達できた。ここも木立で展望が悪い。
もう18:00の音楽が聞こえるが宿毛までは残り僅か。市街の少し手前に道の駅があって、大きな舞台のようなのがある。偵察してみたらテント張れそう。すぐに宿毛だが、市街には行かないで片島港に船の時間を確認しにいく。間違って大島まで行ってしまったら大きな公園でここでもテント張れそう。片島港の船着場に着いたら事務所はもう閉まっていたが、扉のガラス越しに時間を確認。桟橋に停泊している船はフェリーじゃないから、車で来た小太りに自転車が載るか尋ねてみようとしたら地元民じゃなかった。歩いてる人も地元民じゃなかったが、さっきの小太りとは違って丁寧な若者だった。仕方ないからGSで尋ねてみたら、生活物資が優先だから載らない時もあるけど、大抵は大丈夫だって。安心して食購にかかる。R321まで戻ったら宿毛駅がすぐだから寄ってみたけど、スーパーは無いから市街に向かう。もう暗くなった道を適当に走ると途中にあった。明日は朝から島に行くので4食分は確保したかったのに、小さな弁当が1つしかない。御握りと7個入りチョコパンとクリームパン。惣菜は沢山並んでたけど、嵩張るから買わない。仕方なから途中にあったコンビニに行こうとしたら、また雨が降ってきた。それも結構強い降り方なので、仕舞った雨具をまた着る。ローソンで弁当と御握りを更に2個。これで何とか凌げることだろう。この雨では軒が必要なので、道の駅まで戻ることにした。3kmだが開き直って走ってしまえばすぐだ。舞台は少し離れた所にあって、完璧。取り敢えずテントを立てて寝袋を干して、雨具も拡げて乾かす。足の裏が痛いからみたら、結構深く切れてる。山崎鼻で海に入った時に切ったんだろう。自販機の裏に空きコンセントがあったから髭を剃りに行ったら、途中の店にもあった。夕食は唐揚弁当だけどおかずを土佐清水で買った鶏照焼とチェンジした。それと餡パンの残り2個と米粉パンを少々。もう今日は遅いから記録はいいや。とにかく雨はもう止んでくれ。


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