| PREV | | BACK | | NEXT |

− 轍 ・ 04/08/08 −

南海老海岸の夜明け 昨日は海水浴場に結構人が出ていた様子だったので、今日は道が混み始める前にサックリと帰ることにした。夜ノ森から走り始めるのが筋なのだが、R6は全線走行済なので、松川浦だけ周回して済ましてしまおう。てな訳で、原町を過ぎた辺りで適当に海岸に出て、適当にテントを張って寝たのだった。
今年は猛暑らしいが、一応は東北なので、夜は涼しくて快適だった。04:30に目を覚まして、テントの中で昨夜コンビニで買ったチャーハンを食べる。起き出して出発準備を始めると、太平洋から朝日が昇ってきた。 太平洋から昇る朝日
野営状況 この日の野営状況。テントはアキバのニッピンで買った2〜3人用を10年ぐらい使っている。いつもはフライも張っているが、夏だし雨は降りそうにないので張っていない。ホントは砂浜まで降りたほうが気持ち良く眠れるのだけれど、もう慣れてしまったので、コンクリートの上でも構わずにテン張ってしまうことが多い。
走り始めると、道は一旦海岸から離れて田圃の中を走り抜けていく。周辺では、朝早くから農家の方々が路肩の草刈をしている。こうした勤勉な人々に出会うと、いい歳こいて未だに遊び呆けている自分がちょっと恥ずかしくなったりする。丘陵地の途中に蒲庭温泉があり、それを過ぎると水田地帯が大きく広がった。朝靄の漂うフラット&真っ直ぐな道を走り抜けていくが、何か変な気がしてよく地図を見ると、松川浦の西側を真直ぐ相馬に向かう道に出てしまったことに気が付いた。
大洲まで引き返して道路標識を見ても『鵜ノ尾』の表示は無いのだが、『相馬海浜自然の家 ⇒ 』と書かれている。地図を見ると長洲の磯の途中にあるようなので従って進んでいくと、カーブを曲がって松林の中を一直線に続く道に出た。予想はしていたが、消失点が見えるような果てしない道のりに、頭がクラッとくるぜ。 長洲の磯
大洲海岸 ずっと松林が続くのかと思っていたら、段々と木立の高さが低くなってきて途中でなくなってしまった。あとは砂浜だけが延々と延びている。左に島影の浮かぶ松川浦を、右に漁船が行き交う大洲海岸を見ながら、前方の朝靄に霞んだ黄色い崖を目指して走り続ける。
長く延びた砂洲の先端には、昨日幾度となくお目にかかった黄色い崖が見えてきた。やっと崖まで辿り着いて、崖を穿つトンネルの横からコンクリートの階段を登っていく。途中に夕顔(ひょうたん)観音の小さなお堂があり、崖上にも松林が広がる。 夕顔(ひょうたん)観音堂
相馬港 道標に従って歩いていくと、無線方位信号所の横を通り、松の木に囲まれた鵜ノ尾埼灯台に到着。昨年の夏に改修された綺麗な灯台は塔高15mの立派なものであるが、松林に囲まれているので写真が撮り難い上に、海もロクに見えやしない。やはり海が見えないと、ポイント低いよなぁ〜。せっかく来たのだから意地でも海を見ようと思って、擬木の柵を跨いで歩を進める。断崖絶壁の上に出ると、やっと広大な太平洋の海原を望むことができた。崖下の磯や相馬港を見渡すことができるが、足場は堅い岩ではなくて滑りやすそうなカンジなので、相当に恐い。カメラを真直ぐ構えたつもりだったのにこんなに傾いているということは、かなり腰が引けてますね。
崖に開けられた短いトンネルを抜ける。相馬港は大半が埋立地のようで、広大な更地が広がっている。そこをボードを抱えた数人のサーファーが海岸へと歩いていきました。鵜ノ尾埼周辺には海水浴場もあり、とりあえず観光地として開発したいようだ。 鵜ノ尾埼
松川浦大橋 昔は鵜ノ尾埼は砂洲の先端のドン詰りだったのだが、1993年に対岸の松川浦との間に橋長287mの松川浦大橋が架けられた。橋で繋ぐことによって相馬港を鵜ノ尾埼側まで拡張しようとしていたようだが、あたりの様子から察するとポシャッたようだ。やっぱりこれもバブルのツケなんでしょうか? まぁ、いやんなっちゃう道を引き返さなくても済むようになったのは、チャリダーにとっては有難いことです。
松川浦大橋を渡ると、下の水道を漁船が通りすぎていく。その航跡を追っていくと、松川浦の内側にある漁港の入口に相馬港松川浦囲堤灯台が立っているのが見えた。松川浦は『浦』というから海かと思っていたのだが、潟湖であるらしい。ということは、海面ではなく湖面に立つ灯台だ。 相馬港松川浦囲堤灯台
R6 相馬の辺り 獲るものは獲ったし、やっぱりケツが痛いので、サックリと帰ろう。相馬に向かって単調な道を走っていくと、途中で工事中のバイパスと交叉した。まるで高速道路のようなモノ凄く立派な道路であるが、今のR6だって市街地をバイパスしてるし、他のところは片側1車線なんだから、別にいいじゃん。R6まで来て相馬駅に寄ろうかと思ったが、駅は常磐線の向う側みたいだし別に楽しくはないだろうから、そのままR6を南へと戻る。緩やかな丘陵地を通っていくが、かなり疲れてます。
鹿島駅の手前で昨夜弁当を買ったコンビニ前を通過し、南海老まで田圃の中の道を行く。周囲の風景が単調なので全く距離感が掴めないが、直線が3km以上続ている。車で行くときはあっという間っだのに、踏んでも踏んでも近寄ってこないのにはウンザリする。それでも気合が尽きる前に海岸まで辿り着いて、今回の走行は終了となった。 南海老
08:00に帰途につく。車輪行の最大の難点は家に帰るまでビールが飲めないことにあるが、ダルさと戦いつつもそれなりに快調に走って、15:00には帰宅。思ったよりは早かった。風呂から上がって飲んだビールは、流石に美味かった。


| PREV | | BACK | | NEXT |