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− 轍 ・ 04/04/30 −

伊勢の街並み 早朝の離宮院公園を散歩してから出発する。宮川橋を渡って伊勢市内に入ると何の変哲もない落着いた街並みであるが、近頃はあまり見かけることがなくなった気がする。
伊勢市駅のすぐ手前にある月夜見宮に参る。豊受大神宮(外宮)の別宮で、皇大神宮(内宮)の別宮である月讀宮と御同神を祀っている。月夜見尊は天照大御神の弟神であるが、須佐之男尊に比べると神話での知名度が低いようだ。そのせいもあるのか境内には人気が感じられず、市街地の中にあるとは思えない程のひっそりとした佇まいであった。 月夜見宮
豊受大神宮(伊勢神宮外宮) 続いて伊勢神宮外宮に参る。伊勢神宮といえば天照大御神であるが、外宮の豊受大神宮は食物の恵みを与える豊受大御神を祀っている。正宮に参拝した後に、宮域内に鎮座する別宮である風宮、土宮、多賀宮と巡り、最後に勾玉池を一周する。
外宮から内宮に行く途中に猿田彦神社がある。ヒノキの素木で簡素な神明造の伊勢神宮に比べて、二重破風の妻入造の本殿は、とても優雅に感じられる。猿田彦大神は瓊瓊杵尊が高千穂に天降ったときに先導を勤めた神であるが、鼻が高く大柄な姿から天狗のモデルになったと言う。また手塚治の火の鳥・黎明編には防人として登場するが、お茶の水博士の祖先ということになっている。 猿田彦神社
皇大神宮(伊勢神宮内宮) 道の両側に石灯籠が並ぶ御幸通りを行くと、内宮の皇大神宮に着いた。祭神は天照坐皇大御神であり、日本の神道の中心というべき神社である。五十鈴川に架けられた宇治橋を渡って参道を歩いていく。この宇治橋も正殿と同様に20年毎に架け替えられているということだ。
五十鈴川と御手洗場で手を清めて、伊勢神宮内宮の正殿に参拝する。さすがに多くの参拝者で賑わっていた。しかし写真を撮っても良いのが石段の下のここまでというのは、ちょっとケチくさくないか? 皇大神宮 正殿
倭姫神社 内宮に参った後に潮岬を目指して南下を始める予定だったのだが、津に行く用事ができたため御幸通りで伊勢市内へと戻る。途中に倭姫神社があったので、当然参る。伊勢神宮は宮域内の正宮や別宮には多くの参拝者がいるのに、宮域外の別宮はどこも静かでほとんど参拝者を見かけないというのが、不思議でしょうがない。
とにかく何も考えずに津まで走る。もともと来る予定ではなかったので地形図を持っていないが、松阪港に導灯があることは覚えていたので獲りに行ったが、港は遠くて疲れた。松阪港導灯は導標にライトが付けられただけの簡易なもので、はっきり言ってショボくて普通の人がわざわざ見に来るモノではなかった。松阪からはR23を走るが、バイパス道で思いっきりダルかった。
津市街の手前から海岸に出ていくと、岩田川の河口に贄埼灯台があった。小さい灯台ではあるが、どっしりした四角形の灯塔が石垣の土台の上に建てられていて、なかなか珍しい構造をしている。周囲の柵がハンパじゃなく強固で灯塔タッチは諦めたが、プレート無かったから、まぁいいや。
このまま北上して名古屋から野間埼にでも行こうかとも思ったが、まだ16時なので伊勢まで戻ることにした。再びR23をひたすら走って、宮川の離宮院公園で連泊なわけだ。


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