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− 轍 ・ 04/04/29 (2) −

安乗埼燈台は全国で14番目の参観灯台となるため、今日はオープニングセレモニーが行われた。らいとはうすさんトコの板に玉助さんがカキコしていたが、誰も行きそうになくて淋しそうだったので、伊勢に行くついでに寄ってみることにした。安乗岬園地に着くと芝生の広場にはテントが立てられていたが、式典は既に終わったようだ。
万国旗が飾られた安乗埼燈台 ピーカンの天気だが風が強くて、四方に飾られた万国旗が力いっぱいはためいている。燈台の近くまで行ってウロウロしていたら、玉助さんが声を掛けてきてくれた。生意気なことに女連れだ。灯台巡りを趣味としている人と会うのは初めてだったが、潮岬までの灯台の情報や尾鷲海上保安部のウォーク&フォトラリーの話で盛り上がった。






安乗埼燈台の灯籠
朝8時半頃から来ていると言っていた玉助さんと別れて、安乗埼燈台の灯塔に登る。灯塔の上は風が凄くて、ちょっと怖いぐらいだ。今日は一般公開の初日なので無料解放されていて、レンズも点灯して回転させていた。マイナー灯台指向の自分としてはあまり乗り気ではなかったのだが、やはり来てみて良かった。
4等フレネルレンズ 安乗埼灯台の灯器には、回転式の4等フレネルレンズが使われている。このレンズは1950年から使われているものだが、側面の金属部はピカピカに輝いていて、歴代職員の手によって大切に守られてきたことが伺える。
灯塔の上から安乗岬園地を見る。両側から海が迫り、本当に海に突き出した岬であることが良くわかる。芝生の広場は、かつては安乗中学校の校庭だったそうだ。 灯塔上からの風景
菅崎の断崖と大倉島 的矢湾対岸にある菅崎の断崖と消波堤で繋がれた大倉島が見える。昨年末に安乗埼燈台を訪れた時には、4ヶ月後に再び訪れることになるとは思ってもみなかった。同じ所には努めて行かないことにしている私にしては、珍しいことだ。
天気も良いので、岬周辺をしばらく適当にブラブラと歩く。訪問3度目にして初めて安乗埼灯台資料館を見てから、安乗岬を出発する。 岬の先端と燈台
佐美長神社 磯部まで戻って、志摩磯部駅の少し北側にある佐美長神社にお参りする。伊勢地方には神社が沢山あるので、参拝しながら行くことにした。R167沿いの鳥居から石段を登ると、玉砂利が敷き詰められた広い境内には誰もおらず、辺りは静けさに満ちていた。
磯部から鳥羽に向かう途中の上之郷には、古くから『大神の遙宮』と称せられている伊雑宮がある。皇大神宮(伊勢神宮内宮)の別宮の中でもとりわけ高い格式を誇り、その創建は伊勢神宮より以前であるとか、伊勢の聖地は伊雑宮が本宮であり奥宮であったとかいう説もあるらしい。 伊雑宮 社務所
伊雑宮 正殿

鬱蒼とした森に覆われた正殿には、天照坐皇大御神御魂が祀られている。伊勢神宮正殿と同じ唯一神明造であり、隣には式年遷宮が行われていることを示す古殿地がある。地元の方々は、両手を大きく開くような独特な拝み方をしていた。
伊雑宮は、古来より天照大神への御供物を捧げ奉る『御贄所』として知られ、伊勢神宮に奉納する米を栽培する御神田がある。また毎年6月24日には日本の三大田植え祭りの一つである御田植祭が行われるということだ。 伊雑宮 御神田
近鉄旧線跡トンネル 年末に探索した廃線跡を横目で見ながら、五知峠を越えて鳥羽へと向かう。近鉄中之郷駅のすぐ近くにあるトンネルが気になっていたのだが、やはりこれも近鉄旧線跡であった。コンクリートに貼り付いた蔦に年月が偲ばれる。
玉助さんが『神前埼灯台への登り口にあるロープが見つからなかった』と言っていたので、どうせヒマなので確認にいく。この写真の右端の辺りに、ちゃんとありましたよ。でも知らなかったら見つけ難いだろうなぁ。 神前埼海岸
飛島の桃取水道大村島灯標 昨年末の探索時に冬枯れていた山は、すっかり新緑に覆われていた。沖に浮かぶ飛島には桃取水道大村島灯標が見える。この後は伊勢まで走ったのだが、市内ではテントを張り難そうなので、来る途中で目を付けておいたJR参宮線の宮川駅まで行って離宮院公園で寝ることにした。


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