はじめての障害(ジャンプ)レース
'98 主要障害(ジャンプ)レース結果あんない

 障害(ジャンプ)レース改革直前・98年の主要レースの結果です。
 
レース名 発走日 競馬場 優勝馬
中山大障害・秋 12月19日 中山 ビクトリーアップ
京都大障害・秋 11月21日 京都 イチバンリュウ
東京障害特別・秋 10月24日 東京 ノーザンレインボー
阪神障害ステークス・秋 9月19日 阪神 レガシークレスト
新潟障害ステークス 8月29日 新潟 ホッカイラモー
仁川障害ステークス 7月25日 阪神 スイートバミューダ
京都大障害・春 5月16日 京都 ゴッドスピード
中山大障害・春 4月18日 中山 ノーザンレインボー
阪神障害ステークス・春 3月14日 阪神 ゴッドスピード
東京障害特別・春 2月14日 東京 ケイティタイガー
「格」らんのA〜Dは、まるしんが便宜上付けていたランクです。
A〜C:重賞競走 D:オープン特別競走

秋(9月以降)のレース概要

ひとくちメモ [A]中山大障害(秋)
 秋の重賞戦線第4弾・最終戦。「華の大障害」と例えられる、有馬記念の前週に行われる年の瀬の名物レースで、今回で121回目(春秋通算)。4100mという距離は国内最長で、途中にはアップダウンが何度もあるため、もはや耐久戦の域。しかも途中には「大竹柵(おおちくさく/現在の「だいちくさく」)」と「大土塁」という、このレースでしか使用されない大障害が手ぐすね引いて待っています。特に前者はクリアが難しく、数々の名馬がここで涙を飲んでいます。1着賞金5700万円。ちなみに、99年からは春のレースについては「中山グランドジャンプ」に名称が変わりました(秋のレースについては「中山大障害」そのまま)。

ひとくちメモ [B]京都大障害(秋) 
 秋の重賞戦線第3弾のマラソンレースで、今回で91回目(春秋通算)。京都競馬場にはこのレースでしか使用されない「大障害」が2個あり、そのうちのひとつ、ホップ・ステップ・ジャンプのリズムで飛び乗りそして飛び降りる台状の障害「ビッグスワン」が名物。この障害を越える際、騎手が落馬したり馬が転倒したりすることはめったにありませんが、ここでリズムを崩されると、この先に構える障害のクリアに影響してきます。1着賞金3700万円。99年からはレース条件を一部変更の上、春のレースについては「京都ジャンプステークス」、秋は「京都ハイジャンプ」という名称に変更となりました。

ひとくちメモ [C]東京障害特別(秋)
 秋の重賞戦線第2弾のハンディキャップ戦で、今回で86回目(春秋通算)。今までは直線部分の多い東京競馬場・障害コースの中に「たすきコース(大障害)」が組み込まれていましたが、このたびそれが廃止。その代わり、通常の周回コース上にある高さの低い障害のうち3つが「取り替え可能」なものに改造され、この3つが東京障害特別のときだけ「大障害」に差し替えられるという、独特な形のレースとなりました。しかしながら、スピードと障害飛越技術・スタミナのいずれもが試される「馬のトライアスロン」的なレースということは昔と変わりありません。1着賞金3300万円。ちなみに、99年からは春のレースについては「東京ハイジャンプに、秋は「東京オータムジャンプ」に名称が変わりました。

ひとくちメモ [C]阪神障害ステークス(秋)
 障害界に秋のシーズンインを知らせる重賞レースで、今回で62回目(春秋通算)。夏にめきめき力をつけてきた馬(上がり馬)と、夏を休養にあてた実力馬が一同に会します。ハンディキャップ戦。阪神競馬場の障害コースは、設置されている障害の難度は高くありませんが、カーヴがきつく器用さを要求されます。1着賞金3300万円。ちなみに、99年からはレース条件を変更の上、春のレースについては「阪神スプリングジャンプ」に、秋については「阪神ジャンプステークス」に名称が変わりました。

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