日本全国競馬場めぐり
金沢競馬場
(石川県金沢市)
 
 
お馬ちゃんは中央右を走ってます!
バックストレッチ(スタンド向こう正面)を疾走!

 
 加賀百万石・金沢市の郊外「湖西運動公園」の一部をなす競馬場です。好天の日には遠くに立山連峰ものぞむことができる、風光明媚なところです。(00年10月21日撮影)

 

ゴール前の写真(左)と、ゴール手前100m地点の写真(右)。スタンドからコースを眺めると、おおむねこんな感じに見える。右写真のさらに右手に立山連峰がそびえ、山の風景が美しい。
 
スタンド裏のパドック(出走馬の下見所)。こちらは、水の風景が美しい。 ほら、お馬ちゃんだよ〜

 
コース
 1周1200m、幅20mの右回りダート(砂)コースで、フルゲート(ひとつのレースに出走できる頭数限界)は12頭。900m、1300m、1400m、1500m、1700m、1900m、2000m、2100m、2300m、2600mときめ細かな距離設定のレースが行われているのが特徴です。その中でも、1400m、1500mのレースが最も多く行われています。

 
スタンド・内馬場などは、こちら!

 

主要レース

 金沢競馬は、連休時期や年末年始を例外として、原則として日月火の週3日開催されています。ただし雨や雪の日の多い冬場(正月明けから3月までの間)は休み。この間は、主として東海地区地方競馬場の場外馬券売り場となります。なお、大レースについては、下記統一GIIIレースはおおむね火曜日か祝日に、その他の大レースはおおむね日曜日に実施されています。
 
サラブレッドチャレンジカップ(統一GIII)
 おおむね9月なかばに行われる、サラブレッド系満3歳(数え4歳)馬同士による大レース。金沢競馬所属馬と他の地方競馬所属馬との交流レースとして古くから有名であったが、99年からは中央競馬所属馬も参戦可能となった。ダービーグランプリ(統一GI・盛岡競馬場)をめざす、その名の通りの「チャレンジカップ」である。

白山大賞典(統一GIII)
 10月・例年体育の日に行われる、サラブレッド系満3歳(数え4歳)以上の馬による大レース。金沢競馬所属馬・他の地方競馬所属馬・中央競馬所属馬が一同に会するのは、サラブレッドチャレンジカップと同様である。

北國アラブチャンピオン
 毎年12月に行われる、金沢競馬所属アラブ系満3差(数え4歳)以上馬の最強馬決定戦。


 

アクセス

石川県金沢市八田西1 076-258-5761
 金沢市街地から北北東へ約10km
 JR森本駅から北方向へ3.5km、徒歩50分
 JR金沢駅東口・JR森本駅から才田行きJRバスで八田東下車徒歩20分。1〜2時間に1本運行。バスの問い合わせ先076-231-1783
 JR金沢駅西口・森本駅前・小松方面・輪島方面・富山方面などから無料バス

 
競馬場周辺の風景
 
 金沢は、ご存じのとおり江戸期の風情を残す旅情あふれる都市。本来なら「1日を競馬観戦、そしてもう1日を観光にあてましょう」と書きたいところですが、金沢の奥深さを考えると、1日では足りないと思います。実は、作者 まるしん もまだ金沢の主要みどころを回り切れていません。以下に挙げるスポットは、金沢のみどころの「氷山の一角」です。

金沢城(石川門)・兼六園
 織田信長の家臣であった佐久間盛政が加賀一向一揆勢力の本拠地を陥落させ築いた城が金沢城で、のちに加賀藩初代藩主・前田利家が入城することになりました。天守閣は現存していませんが、城門(石川門・通称「白門」)が残っていて、夜はそれがライトアップされています。この石川門は、金沢大学(現在は移転)の正門として機能したこともあり、その名の由来は、門が石川郡の方向を向いていることから。城跡に隣接して、有名な兼六園があります。兼六園の名は、本来は兼ね備えられない6つの風情(六勝)を兼ね備えていることからきています。JR金沢駅から2〜3km徒歩30〜40分。バス多数運行。

尾山神社
 市中心部に位置する、前田利家がまつられている神社。神社の社殿そのものはごくノーマルも、明治期に造られた神社入り口の神門はホルトマン(オランダ人)が設計したという和洋折衷、竜宮城風の独特なもので、それゆえ金沢の顔のひとつとなっています。JR金沢駅から2km徒歩30分。バス多数。

寺町
 寺町は、2代目加賀藩主・前田利長の時代に、それまで散在していた寺が1カ所に集められたもの。現在も70以上もの寺があり、閑静な風情をかもし出しています。また、近くには紅殻格子の家々が立ち並ぶ旧遊郭「にし茶屋街」もあります。北陸鉄道・野町駅下車徒歩3〜5分。JR金沢駅からバス多数。

  
 
金沢城石川門 尾山神社神門

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