金沢は、ご存じのとおり江戸期の風情を残す旅情あふれる都市。本来なら「1日を競馬観戦、そしてもう1日を観光にあてましょう」と書きたいところですが、金沢の奥深さを考えると、1日では足りないと思います。実は、作者
まるしん もまだ金沢の主要みどころを回り切れていません。以下に挙げるスポットは、金沢のみどころの「氷山の一角」です。
金沢城(石川門)・兼六園
織田信長の家臣であった佐久間盛政が加賀一向一揆勢力の本拠地を陥落させ築いた城が金沢城で、のちに加賀藩初代藩主・前田利家が入城することになりました。天守閣は現存していませんが、城門(石川門・通称「白門」)が残っていて、夜はそれがライトアップされています。この石川門は、金沢大学(現在は移転)の正門として機能したこともあり、その名の由来は、門が石川郡の方向を向いていることから。城跡に隣接して、有名な兼六園があります。兼六園の名は、本来は兼ね備えられない6つの風情(六勝)を兼ね備えていることからきています。JR金沢駅から2〜3km徒歩30〜40分。バス多数運行。
尾山神社
市中心部に位置する、前田利家がまつられている神社。神社の社殿そのものはごくノーマルも、明治期に造られた神社入り口の神門はホルトマン(オランダ人)が設計したという和洋折衷、竜宮城風の独特なもので、それゆえ金沢の顔のひとつとなっています。JR金沢駅から2km徒歩30分。バス多数。
寺町
寺町は、2代目加賀藩主・前田利長の時代に、それまで散在していた寺が1カ所に集められたもの。現在も70以上もの寺があり、閑静な風情をかもし出しています。また、近くには紅殻格子の家々が立ち並ぶ旧遊郭「にし茶屋街」もあります。北陸鉄道・野町駅下車徒歩3〜5分。JR金沢駅からバス多数。 |