日本全国競馬場めぐり
上山競馬場
(山形県上山市)

 
ローカル感満点 「かかし」のゴール板

 
 山形市の隣町、温泉で名高い上山(かみのやま)市にある地方競馬場。蔵王連山を眺めながら、のんびりとレース観戦をすることができます。特に「旅打ち」に最適。ここは地方競馬場としては早くから大画面ヴィジョン(アストロビジョン)を導入するなど先進性がある一方、ファンファーレは昔ながらのもの(競馬を知らない人でも聴いたことがあるでしょう)であるなど、「新旧混在」であることが特徴です(特記のない限り98.7.20撮影)。

 
蔵王を背にスタート! パドック(出走馬の下見所)

 

コース
 右回り1周1050m、幅20mのコースで、最大出走可能頭数(フルゲート)は12頭。1250m、1300m、1500m、1700m、1800m、2300mのレースが行われますが、そのうち1250mと1300mのレースが多く行われています。

 
スタンドと内馬場は、こちら!

 

主要レース

 上山競馬は、原則として日月火の週3日開催で、大レースは火曜日(一部は日曜日や祝日)に行われます。冬は雪の関係もあり、レースはお休み。その代わりに「場外馬券売り場」として川崎競馬の馬券が売られます。
 また、ここはレース名の付け方に特徴があり、若馬のレースや大レースを除き、レース名が「(花卉=かき)」「(魅力の周辺みどころ)」「(野の動物・鳥)」「(山・川)」「(祭り)」のどれに属するかで、そのレースのクラスがわかります。
 
さくらんぼ記念(統一GIII)
 秋(10月ごろ)に行われる上山競馬最大のレース。サラブレッド満3歳以上の馬による競走で、上山所属の馬ばかりでなく、中央競馬や他の地区の地方競馬に所属している馬も参戦する。レース名は言わずと知れた山形県の名産から由来するもので、ほかには「ラ・フランス賞」などというレースもある。

山形記念樹氷賞
 12月はじめごろに行われる、上山競馬のシーズンを締める(おおむねこのレースが終わると、冬の休みに入る)大一番で、上山所属馬同士のレースでは最大のもの。出走馬は、サラブレッド系3歳以上の馬の中から、ファン投票で選ばれる。

日本海記念
 上山所属アラブ馬同士のレースでは最大のもの。夏の旧盆時期ごろに行われ、ファン投票によって選ばれた満3歳以上の馬によって争われる。

 その他、東北地区の地方競馬場(岩手県・山形県)で毎年持ち回りで行われているレースが回ってくることがあります。


 

アクセス

山形県上山市金瓶字湯坂山20-1 023-672-0373
JR山形線茂吉記念館前駅下車徒歩5分
山形市中心部・上山市中心部から山形交通バス「上山競馬場前」下車徒歩3分
JR山形駅から無料バス、JR仙台駅から会員バス(低料金のバス)もあり

 
競馬場周辺の風景
 
齋藤茂吉記念館
 上山市は歌人・齋藤茂吉生誕の地。記念館は競馬場の目と鼻の先にある。
 
上山温泉郷 う〜ん、 まるしん は温泉には疎いんですよ(謝)
 
山形線電車は競馬場への足
茂吉記念館前駅にて
斎藤茂吉記念館
 

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