日本全国競馬場めぐり
福島競馬場
(福島県福島市)
 
 
全国唯一・2階にパドック
 
  パドックとは、出走馬の下見所のこと。最大で十数頭の馬が歩き回り、相当の面積を要することから、「地表面」に設けられているのが通常の姿です。しかし、福島競馬場のそれは、スペースの有効活用の観点から、地表面ではなく、スタンド2階に設けられています。こういう形態は、全国の中央競馬場・地方競馬場通してみてもここだけです。ちなみにパドックの真下1階部分地表面は、食事のできる「ファストフードプラザ」のあたりとなっています。
 
2階にあるとは思えないパドック パドックの真下は、こんな感じ…('04.6撮影)
  
 
内馬場
 
内馬場  福島競馬場の内馬場(レースコースの内側)は、斜めに貫く障害レース用のコース(たすきコース)をはさんでおよそ半分のスペース(スタンド寄りのスペース)が一般に開放されていて、そこには馬券売り場と遊具付きの公園があります。また、内馬場は、障害レース観戦の絶好ポイント(観やすさと迫力は国内屈指レヴェル!)となっています。
 
 
地方競馬の馬券も買える!
 
岩手競馬の馬券売り場  福島競馬場スタンド1階の一角には、地方競馬である岩手競馬(水沢競馬・盛岡競馬)の場外馬券売り場があります。地方競馬の馬券を買うことができる中央競馬場は、ほかに東京競馬場や小倉競馬場がありますが、いちばん最初に買えるようになったのはここ福島競馬場です。中央競馬のレースは、正午前後に50分ほど空く場合がある(昼休み)のに対し、岩手競馬のレースにはそれがないため、そのときはこの一角だけが大にぎわいになることも…。
 この場外馬券売り場が開くのは、岩手競馬の開催と中央競馬開催日とがダブったとき(冬季を除く土・日曜日、一部例外あり)です。岩手競馬が開催されていても、中央競馬が開催されていない日は、この馬券売り場は開かない(まれに例外あり)ので注意してください。(写真は'98.8撮影)
  
 
馬券のドライヴスルー!
 
ドライヴスルー案内  福島競馬場には、「ドライヴスルー」形式の馬券売り場が併設されています。とはいっても、ファストフード店のそれのようにクルマに乗ったまま馬券が買えるわけではなく、「クルマを馬券売り場の入り口に乗り付けて、降りて少し歩けば馬券が買える」というものです。それでもコンビニエンスなことはまちがいなし!
  このドライヴスルー馬券売り場のオープンは、周辺道路等の混雑防止の観点から、福島競馬場が「場外馬券売り場」として運用される日に限られています(=福島競馬の開催日は開かない)。が、それでもオープン日には、かなりのクルマが列をなしています。ここで馬券を買うのに必要なのは、まず忍耐力…かな!?(写真は'98.8撮影)
  
 
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