春が楽しみ! さくらたび
夜の森の桜(福島県富岡町)

ライトアップされた桜並木


夜の森の桜は、こんな桜!
  夜の森(よのもり)の桜は明治時代、半谷清寿という人によって、入植記念に300本の桜が植えられたのが始まりです。その後、彼の息子や地域の住民にその意志が引き継がれ、現在は、1000本のソメイヨシノが公園に道ばたに花を咲かせ、1年のうちの1週間だけ、あたりは桃色の空と化します。満開期の夜は、地区内の「夜の森公園」付近と「富岡第二中学校」付近の桜並木がライトアップされます。
  また、JR夜ノ森駅のホームは切り通しの下にあり、切り通しの上は桜がズラリという状態なので、散り際の時期は、桜吹雪を浴びながら列車を待つことになろうかと思います。特に、夜の光景は幻想的でしょう。
 
桜の場所
  福島県太平洋岸(通称「浜通り」)の中部、富岡町夜の森地区にあります。夜の森地区は富岡町中心部から北へ約5kmで、JR夜ノ森駅(駅名は「の」がカタカナ)は、富岡駅のひとつ仙台寄りです。ここはニュータウンのような雰囲気があり、そのまっただ中に桜があります。イメージよりもずっと都会的な場所です。
 
見ごろ
  例年、おおむね4月15日前後です。なお、この写真は98年4月11日に撮影していますが、この年は早い開花でした。
アクセス

 (列車で)                               
  JR夜ノ森駅のホームに降り立てば、早速桜が出迎えてくれます。普通電車は、おおむね1時間に1本の運転です。この駅は、桜ばかりでなくツツジがキレイなことでも知られています。ちなみに、ツツジのシーズンは5月ごろです。

 (クルマで)                              
  夜の森は、国道6号線(単調につき居眠り注意)の富岡市街北4km地点から内陸(西)側に約1km入った場所です。桜のシーズン中は、夜の森地区内で多少混雑しますが、国道6号線での渋滞はありません。また、いわき市街方面からの場合は、同市「草野(下神谷)」地区から県道(いわき浪江線)を走ると
いう方法もあります。この場合、県道をひたすら進んでいきますと夜の森地区にダイレクトに入れます。西方向からの場合は、川内村経由でも直接アクセスでき、「あぶくま洞」などとセットにする場合は、このルートを使うことになります。

       

昼間の光景 JR夜ノ森駅を発つ電車。
鉄道写真としては失敗(爆)

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