春が楽しみ! さくらたび
吾川のひょうたん桜(高知県吾川村)
 
 
上方から見下ろしたひょうたん桜
  
 
吾川のひょうたん桜は、こんな桜!
  吾川(あがわ)のひょうたん桜は、高知県吾川村にある、高さ約25m、幹回り約8mの、かなり背高のっぽのウバヒガンザクラの1本桜。村名の吾川ではなくローカル地区名のほうから採って「桜のひょうたん桜」、あるいは単に「ひょうたん桜」とも呼ばれています。この名の由来は、花があまり開かない性質で、特につぼみ形がひょうたんに似ていることからです。桜は山の斜面にへばり付くように立っており、周りにサクラの若木とシバザクラが植えられ彩りを添えています。推定樹齢約500年、県指定天然記念物。
 
桜の場所
  吾川(あがわ)村は、高知市から西へ約40kmの場所。村役場などが位置する村の中心・大崎地区から北方向へ2km(直線距離。「道のり」ではない)ほどの「桜」地区に、ひょうたん桜があります。なお、ひょうたん桜周辺の地名は旧来は「大藪」といいましたが、昭和期にこの桜にちなんで「桜」に改められています。この「桜」地区へ至る道路が細いため、ツアーの観光バスなどで直接乗り付けることができず、結果としてひょうたん桜は結構玄人向きな桜・・・?となっています。
 
見ごろ
  おおむね3月末から4月はじめにかけてです。ただし、ひょうたん桜は背の高い木であるため、花はいちどきには開きません。まず木の下部から花が開き始め、そののち中央部、最後に上部へと移っていきます。そして上部が咲くことには、下部はすでに散り始め・・・。なお、この頁の写真は'01年4月1日に撮影したもので、この日は木の中央部がほぼ満開でした。
 
アクセス

 (バスで)
★ JR佐川駅から池川行き・大崎行き・落出行き黒岩観光バスで「大崎校前」バス停下車3km徒歩60分(ひたすら登りであるため時間がかかる。帰りは約45分)。バスは、合わせて平日土曜は1日10往復半、日曜祝日は1日9往復半運行('05年2月現在)。

★ JR松山駅から落出行きJR四国バスで終点下車、ここから佐川駅行き黒岩観光バスに乗り継いで、「大崎校前」下車、以下同上。アクセスパターンは以下のとおり('05年2月現在)。
 松山発6:30→落出着8:06 落出発8:40→大崎着9:10(日曜祝日を除く)
 松山発11:50→落出着13:34 落出発13:40→大崎着14:10(日曜祝日を除く)
 松山発14:20→落出着16:04 落出発16:30→大崎着17:00
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 大崎発8:00→落出着8:27 落出発8:40→松山着10:27(日曜祝日を除く)
 大崎発12:50→落出着13:17 落出発13:50→松山着15:37(日曜祝日を除く)
 大崎発15:55→落出着16:22 落出発16:50→松山着18:37

※ JR佐川駅〜大崎〜池川〜落出のバス時刻は、仁淀(によど)村の公式サイトに載っています(サーチエンジンで「仁淀村」と入力すると出てきます)。その他の問い合わせは、黒岩観光バス0889-22-9225へ。
※ JR松山駅〜落出のバス時刻は、久万高原(くまこうげん)町の公式サイトに載っています(サーチエンジンで「久万高原町」と入力すると出てきます)。その他の問い合わせは、JR四国バス(松山)089-943-5015へ。
※ 念のため、現地などでバス時刻を再確認してください。
※ 大崎地区から桜地区までの間を結ぶバスは、ございません。

 
 (クルマ・バイクで)                              
  国道33号線または国道439号線で吾川村大崎(=役場のある地区)まで到達すれば、案内板が立っていますのでそれに従って走ればOKです。ただし、大崎地区から桜地区までの間は、山腹にへばりついている1車線道路ですれ違いが困難(右写真)なため、大型車乗り入れ不可なので注意してください。桜付近には無料駐車場が設けられています。渋滞状況ですが、満開時の週末でも心配はしなくてよさそうです(駐車場に入る際に、時によっては5分程度の空き待ちがあるかな、という感じです)。
 
 
脇から眺めると、背高のっぽなのがよくわかる 桜周辺の人出。ロケーションの割に人は多いが、イヴェントなどの鳴り物はなく静かな雰囲気だ。
 
 
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