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トリーシャのダイエット大作戦

浅桐静人

 先月、第三部隊が正式に存続を決定された。それを喜んだのもつかの間、自警団そのものの存続が危ういという報告を聞かされることになる。
 それについては、公安維持局を吸収するという形で終止符が打たれたものの、第三部隊にとっては「やれひと安心」とはいかなかった。
 存続が決まっても、まだ大々的に活動するには隊員が少なすぎる。3人だ。
 去年の4月から1年の間、第三部隊の存続を賭けて活動したメンバーは4人。しかし(暫定)隊長以外は、正式な隊員ではなく、彼が期限付きで助けを求めた、言わばアルバイトのようなものだった。その期限が終わった今、自警団に残る理由はない。第三部隊のこれからは、彼の力量次第だ。
 1年間、第三部隊として働いていた3人は、普段の生活に戻っている。そんな仲間のうちの一人が……
「がーーん、増えてるぅ……」
 体重計の上で頭を抱えてうなっている。自警団第一部隊隊長リカルド・フォスターの娘、トリーシャ・フォスターである。
「ん……そんなに気にすることはないんじゃないか、トリーシャ」
 なぜか「一撃」と大きく書かれたパジャマ姿で寝転がっているリカルドが、トリーシャに背を向けたまま声を掛ける。
 もちろん、そんなひとことで納得するトリーシャではない。
「お父さんにはどーでもいいかもしれないけど、ボクにはとーーーっっても重要なの!
 ああぁ、昨日食べたアイスが悪かったのかな。そういえばおとといの夕ごはんはけっこう油っぽかったよなあ。うーん、それに……」
 次々と自分の食べたものを並べてはため息をつき、体重が増えた原因を探る。結果、いくつもの答えがすらすらと導き出される。つまり、原因は分かりきっているということだ。
 リカルドはあきれかえり、無言でいる。もとからあまりしゃべらないと言えば、それまでだが。そんなリカルドとは逆に、トリーシャは何かあるごとに、いや、何もなくたって、常にしゃべっているような性格だ。とても親子とは思えない。
「決めた! ボク、これからダイエットする!」
 そんなトリーシャが鏡の前で拳を握り、目を燃え上がる炎にして叫んでいる。足元には、寸分の狂いもなく目盛りが合わされた体重計が置かれている。トリーシャが、ボクの体重が増えてるんじゃなくて体重計が狂ってるんじゃないか、と合わせたのだろう。
「2、3日、肉は食べられんな」
 寝転んだ姿勢から微動だにせず、リカルドはまるで他人事のように呟く。燃え上がるトリーシャを背に、ダイエットに付き合わされるのを覚悟したのだった。

 決意を固めたまではよかったが、
「あっ、陽のあたる丘公園に露店が出てるーっ。んー、行きたいけど……」
「そういえば教会のほうから、なんかおいしそうなにおいが。……っと、ダイエット中だぞー、ボクは」
「今日のお昼ごはんは何にしようかなあ。やっぱ今日もさくら亭で……でも外食だとどうしても偏りがちだし……やっぱり、ボクが自分で作ろ」
 この街にはトリーシャにとっての甘い誘惑は多かった。それらをなんとか振り切り、夜鳴鳥雑貨店へ昼食の材料を買いに行くトリーシャの足取りは、心なしか、重い。
「つ……疲れるなあ」
 決心してから、わずか半日で音を上げそうなトリーシャ。今朝の意気込みは全く感じられない。
 雑貨店へ入り、食材を見まわす。
「あっ、あのお魚、脂のってておいしそう……はっ、いけないいけない」
「缶詰めが3つで5Gかあ。うーん、ここは経済面も考えて……でもなあ、缶詰ってやっぱり油とか多いよねえ」
 店長が話しかけるのも全くお構いなしに、いつもより時間をかけて選ぶ。十分余裕をもって出かけたはずが、もう作り始めないと昼食に間に合わない、そんな時間だった。
 トリーシャは、手早く2食分の食材の支払いを済ませ、急いで家に帰ろうとした。
 帰り道の途中にあるさくら亭は、お昼時でにぎわっている。パティも仕事に追われているだろう。さくら亭、パティ、おひるごはん、そんなキーワードが頭の中をめぐり、ぐーっ、と今にも鳴りだしそうなお腹を抱え、急ぎ気味に歩く。
「トリーシャちゃん」
「えっ? あ、なんだ、ローラか。びっくりしたなあ、もう」
 自分のことで頭がいっぱいなトリーシャ。
「どうしたの? 元気なさそうだけど」
 ローラ・ニューフィールド、普段はセント・ウィンザー教会に住んでいて、セリーヌやネーナと一緒に、子供達の世話というか相手をしている。教会は、孤児院も兼ねている。
 元気が無いように見えるのは、無論、空腹のためだ。
「そうだ、さっきクッキー焼いたの。よかったら食べに来ない?」
 それを知ってか知らずか、ローラが提言する。もともと、誰でもいいから誘おうとして街をうろついていたに違いない。そう思いながらも、本能のままにうなずきかけるトリーシャ。その直前で、はっとしてトリーシャがあることに気付く。
「って、ローラが焼いたの?」
 ダイエット中だから食べられない、あるいは、これからご飯作らなきゃいけない、などとでも言いそうなものだが、トリーシャは全くかけ離れたことを口にする。
「え? そうだけど?」
 お菓子作りは、ローラの趣味の一つだ。が、その腕は、食べるものに脅威の念を与えるほど悪い。ダイエットのことなど完璧に忘れながらも、トリーシャは了解しなくてよかった、と安堵した。
 しかし、どう断ったらいいだろう。「イヤだ」とか「そんなの食べられない」とか言ったら、傷つけてしまう。
「トリーシャ、ちゃん?」
 ひとりでぶつぶつ言っているトリーシャに、ローラが1歩ほど後ずさりながら呼びかける。またもやローラの声に驚くトリーシャ。
「えっ? あ、なんだ、ローラか。びっくりしたなあ、もう」
 と、さっきと全く同じセリフを言う。
「来るの、来ないの? どっち?」
 少し強めの口調でローラが返答を求める。そんなローラを目に、やっとトリーシャがダイエットのことを思い出す。
「ごめんっ、今ダイエット中だから甘いものは……ちょっと……」
 ローラも、それなら仕方ない、とすんなり引き下がった。女の子同士、ハメットに言わせればかしまし娘同士、体重が気になるのは同じことなのだろう。
 それでも「あーあ、残念だなあ」などと呟きながら、由羅の家の方へ歩いていくローラ。それを見送りながら、
「ダイエットしてて良かったぁ」
 つくづくそう思い、胸をなでおろすトリーシャであった。

「さあ、帰ろう」
 と意気込んだトリーシャだったが、目の前にある建物を見てあぜんとする。
「お、お役所?」
 ローラのお誘いを断る口実を考えているうちに、教会の方へ歩いていたらしい。
「おひるごはんはちょっと遅くなるけど……運動になっていいかな」
 あっさり開き直ってダイエットモードに突入するトリーシャ。両手に抱える荷物も、ほとんどが野菜で、それ以外のものは、低カロリー・低脂肪・無糖……などなど。もちろん肉なんてものはひとかけらも存在しない。典型的なダイエットメニューだ。
「お父さんったら、いっつもお肉が入ってないと納得しないんだから。1週間に1回、ううん、2日に1回くらいはこういうメニューにしないと、健康に悪いよ」
 とかなんとか言いながら、予定以上に長くなった帰途をたどる。そこへ、
「うっ、なーんかおいしそうなにおいがする」
 食欲をそそるにおい、さくら亭のほうからただよってくる。いや、さくら亭のにおいがここまで届くはずはない……とすると、
「あっ、トリーシャさん。ちょうどいいところに来たっス」
 ジョートショップの前に置いてある木箱の上の魔法生物テディに呼びとめられる。そういえば、1年前はみかん箱がテディの定位置だったような。いつから木箱にグレードアップしたんだろう。トリーシャが1人で考え出す。どうも、ダイエットで元気がなくなると、考え込む体質らしい。
「ご主人様がピザを焼いたっス。その様子じゃ、お昼はまだ食べてないっスよね」
 空腹が顔に出ているのだろうか、と思案する。
「その荷物、お昼の材料じゃないっスか?」
 トリーシャの疑問を見透かしたように、テディが訊ねる。この魔法生物は、たまに勘が冴えることがあるのだ。
「そ、そう。夕ご飯の分もだけど」
「じゃあ食べていくっスよ。ご主人様のピザは最高においしいっス」
 テディの言うご主人様、つまりジョートショップの女主人アリサ・アスティア。彼女の作ったピザが絶品なのはトリーシャもよく知っている。しかし、ピザなんていう、いかにも油っぽいものはダイエットには禁物だ。そう思いながらも、
「うーん、そうだなあ。今からじゃお昼に間に合わないし……」
「迷うことは何もないっス。ボクたちだけじゃ食べきれないっスから」
「それじゃ、お言葉に甘えちゃおっかな」
 最終的にテディの言葉にのせられるのだった。

 かくしてジョートショップに連れ込まれたトリーシャ。
「やあ、トリーシャじゃないか」
「リ、リサ。来てたの」
 ピザと言えばこの人。アリサさんがピザを焼いたときは必ずジョートショップに現れて、遠慮なしにどんどん食べる。そんなリサがいて、ボクたちだけじゃ食べきれないとは、どれほどピザを焼くつもりなんだろう。
「なんだい、トリーシャ、じろじろこっちを見て」
「い、いやあ、あはははは。そういえばリサ、お昼は?」
 言葉に詰まったトリーシャがとっさに訊ねた。ピザを食べに来たであろうリサに、昼食はもう食べたかと聞くのも変だとは思うが。
「ああ、さっきさくら亭で食べたよ。でもせっかくアリサさんが誘ってくれたんだから、断るのも悪いしね」
 さくら亭で食事。いつものように3人前食べて、それでいてピザまで食べるなんてこの人の胃袋はどうなっているんだろうとトリーシャは考える。それでこの体格なのだから、なおさら不思議だ。ついでに言うと、ちょっとばかりうらやましい。
「ピザが焼けたわよ。あら、トリーシャちゃん、いらっしゃい」
「どうも、アリサさん」
 おいしそうなピザに、無意識に視線が集中する。ダイエットをしているようにはとても見えやしない。
 ダイエット。そう、今はダイエットをしているんだ。と、トリーシャが思い出す。
「ア、アリサさん、ボク、今ダイエット中なんだ」
 リサやテディに聞こえないよう、アリサさんに耳打ちする。
「そんなに心配することはないわよ、トリーシャちゃん」
「そ、そう?」
「ええ。普通のピザより野菜が多いから」
 アリサさんが言っているのだから、間違ってはいないだろう。そうトリーシャは結論付けた。
「いっただきまーす」
「いただくっス」
 そうこうしているうちにリサとテディが先にピザを食べている。
「あっ、ずるーい、ちょっと待ってよー」
「まだまだあるから慌てなくても大丈夫よ、トリーシャちゃん」
「えへへっ」
 照れ笑いをするトリーシャ。
「やっぱりアリサさんのピザは世界一だね」
「ご主人様のピザは最高っス!」
「ふふっ、2人ともほめすぎよ」
 俄然、お腹が空いてきたトリーシャはピザに手を伸ばした。が、そこにはもう一切れも残されていなかった。1枚目のピザはリサとテディの2人(?)がもう食べきっていたらしい。
 それに気付いたアリサさんが2枚目を持ってくると、トリーシャは真っ先に飛びついた。
「ト、トリーシャ?」
「トリーシャさん?」
 その勢いに、リサとテディが目を丸くする。トリーシャは、この際、それは無視ということにした。
「おいしいっ」
 トリーシャが次々とピザに手を伸ばしていく。
「トリーシャ、そんなに食べ急ぐと、太るぞ」
「ぶっ」
 リサの一言にトリーシャが吹き出す。
「トリーシャさん、汚いっス……」
「あー、ごめん、テディ」
 まさかリサからそんなセリフを聞くとは思わなかった。でも、リサの言葉は全くもって正しい。あぶないあぶない、いくらアリサさんが心配はいらないと言ったって、そんなに食べたら太るに決まっている。
 そう考えたトリーシャは、ピザを食べる手を止め、
「もういいや、ボク。アリサさん、ごちそうさまっ」
 と言って、ジョートショップから駆け出していった。
「あらら、もしかして本当にダイエット中だったかな」
 リサがすまなそうな声をで言うが、もうそこにトリーシャはいなかった。そのあと、リサはピザを4枚たいらげてから帰っていったらしい。

 午後、とはいってももうお昼からはだいぶ時間がたった頃、トリーシャは
「ダイエットの基本は、十分な運動っ!」
 と、張りきってジョギングをしていた。
 露店を見つけては立ち止まり、ぶつぶつ言いつつまた走り、おいしい匂いが流れてくると、やはりぶつぶつ言いながら速度を落とす……の繰り返しで、だんだんやる気がなくなってくるのが傍目にも分かる。
 エレイン橋を越え、クラウンズサーカスの前を通りぬけようとしたとき、見なれた姿が目の前に飛びこんできた。ディアーナだ。心なしか、どっと疲れているように見える。
 トリーシャが呼びかける前に、ディアーナはこっちに気付いて声を掛けてきた。
「トリーシャさん」
「どうしたの、ディアーナ」
「あ、えーと、その……」
 間違いなく、ディアーナにはいつも元気がない。トリーシャは心配になって声を掛けたが、ディアーナはなかなか答えようとしない。
「またドクターに叱られたとか?」
「またってどう言う意味ですか、またって……今日は違いますよぉ」
 また、という言葉に敏感に反応しているわりには、今日は、などと言って自ら肯定していたりするディアーナ。
「なら、なんなのさ、元気ないよ」
「あの、その……」
 やっと決心したか、ディアーナが小声で話し出す。
「実は……」
「うんうん」
「さっき買い出しに行こうと思って歩いてたら、ローラちゃんに会って……」
 ローラという単語が出てきた時点で、トリーシャはなぜディアーナの元気がないのか分かったような気がした。いや、もはや確信の域だ。
「クッキーを食べさせられた、とか?」
 ディアーナのセリフの途中で、トリーシャが口を挟んだ。
「知ってたんですか?」
「うん、ボクも誘われたんだ。もちろん断ったんだけどね」
 どうやら、ディアーナはローラのお菓子作りの腕前を知っていたようだが、お誘いを断ろうにも断れなかったらしい。
「それで、何かちょっと食べにいこうと思ってたんですけど」
「それって、もしかしなくても口直しってことだよね」
「ええーと、まあ、そういうことになりますね」
 口直しをしたくなるのも十分理解できるトリーシャ。ローラにはちょっと気の毒だとは思うが、事実は事実だから仕方がない。
「というわけで、さくら亭行きません?」
 さっきまでの謙遜ぶりが嘘のように、ディアーナが切り出した。トリーシャには、もはや断る口実を探す気力は残っていなかった。

「いらっしゃーい」
 パティの元気いい声がさくら亭内に響き渡る。
「なんでもいいから辛いものください」
 ディアーナは、開口一番そう言った。
「辛いものならなんでもいいのね? トリーシャは?」
 少し不思議そうにパティが聞き、ディアーナは即座にうなずいた。
 トリーシャは悩んだが、走り続けて空腹だった。さらに、さくら亭には、特有のおいしそうな匂いが充満している。さすがに食欲には敵わない。
「ボクもディアーナとおんなじのでいいよ」
 トリーシャは、元気なさそうに答えた。
「それじゃ、ちょっと待っててね」
「なるべく速くお願いしますね」
 珍しく、ディアーナがパティを急かしている。まあ、ローラお手製のお菓子の味が残っているのだろう。
「はいはい」
 パティは、深く考えずに、とりあえず厨房へ向かっていった。
……
「はい、お待たせ」
 かくして、カウンター席に鶏肉のチリソース和え2人前が並べられた。
「いただきます」
「いただきます」
 ディアーナは嬉々として、トリーシャは重々しく、料理に手をつけた。
(ううー、パティ、よりにもよって……)
(でも……食べなきゃだめだよね……)
「トリーシャさん、どうかしました?」
 一人で思い悩むトリーシャにディアーナが声を掛ける。はっと我に帰ったトリーシャ、
「えっ、なんでもないなんでもない」
 背中を押されたように、チリソース和えに飛びついた。それを呆然と見つめるパティ。
(そんなにおいしかったのかな。それともものすごくお腹が空いてたとか?)
 疑問に思うも、トリーシャとは完全に思考回路が違っていた。
(ううー、やっぱり太るかなあ)
 トリーシャが、目にうっすらと涙を浮かべながら、箸を動かしている。
(涙を流すほどおいしいこともないと思うけど……あっ、もしかして辛すぎたかな)
 パティは、トリーシャの涙の真意とは程遠い結論を出しているのだった。
 その後、「ボク、実はダイエット中なんだ」とも言い出せなくなったトリーシャは、やけになってチリソース和えを2人前たいらげた。そのときのディアーナとパティの様子は……想像に難くない。

 そして、次の日のトリーシャはというと、
「がーーん、また増えてるぅ……」
 また体重計の上で頭を抱えていた。
「そんなに気にすることはないだろう、トリーシャ」
 自警団第一部隊隊長として出かける準備をしていたリカルドが声を掛ける。
 もちろん、そんなひとことで納得するトリーシャではない。
「お父さんにはどーでもいいかもしれないけど、ボクにはとーーーっっても重要なの!」
 過去に何度も聞いたセリフだ。しかし、トリーシャ自身はそんなことは全く気にはしていない。
「決めた! ボク、これからダイエットする!」
 トリーシャが、鏡の前で拳を握り、目を真っ赤な炎にして叫んでいる。足元には、目盛りがゼロより少し手前に合わされた体重計が置かれていた。
(自分で測るときに、そんなことをしてどうするのだ?)
 リカルドはそう思いながらも、口には出さなかった。そして、トリーシャのほうを向きなおり、
「もはや何も云うまい。1日の辛抱だ」
 リカルドは紅蓮のオーラを発しているトリーシャを背に、自警団事務所へ向かっていった。


あとがき

 このSSは、僕のHP1周年(1999/05/04)に向けて書いたものです。
 1周年当日に見てもらうため、実際の更新日は4日未明でした。ということは……かなりぎりぎりで間に合ったという感じですか(苦笑)
 出だしは好調だったんですけどね。終盤で行き詰まって2週間以上悩んでました。ディアーナが出てきたあたりです。
 実は、さくら亭へ直行ではなく、陽のあたる丘公園の露店に行くという設定だったんですが、時間の都合で切り捨てました。
 前回がいまいちだったので、今回は笑えるお話を書こうというのが、このSSのコンセプトでした。はたして達成しているのかどうか。
 ちなみに、前作よりも短いのは意図したことであり、手抜きではないです。

 ではっ、次作にご期待あれ(笑)


History

1999/04/09 書き始める。
1999/05/02 書き終える。

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