石取祭(桑名)
2002.8.3(Sat)〜4(Sun)
三重県桑名市の石取祭に行ってきました!
桑名と言えば”それはくわな(桑名)の焼き蛤”と言われるように焼き蛤、時雨蛤で有名ですが、もうひとつ名物があります。
それが、石取祭です。日本一やかましい祭で、総数約40台の祭車が鐘と太鼓を鳴り響かせながら市内を引き廻します。
地元の人以外が聞けばしばらくは太鼓と鐘の音が耳から離れないことでしょう。しかし、桑名の人にはたまらない音楽なのです。
遺伝子に組み込まれているのかどうか知りませんが、桑名の赤ん坊は石取祭の太鼓と鐘の音を子守唄代わりに平気で寝ています。
さて、この石取祭にはいくつかの見所があります。
<その一:叩き出し>
スターティングセレモニーで祭り初日の午前0時に祭車が一斉に鐘と太鼓を打ち鳴らし始めます!それまで静かだった町が一気に大音響に包まれます。1年間この日のために過ごしてきたものを解き放つためすさまじいものがあります。
<その二:渡祭>
この祭りのメインイベントで、春日神社に鐘と太鼓の演奏を奉納するものです。各町の青年達が1年の全てをこの瞬間にぶつけます!
各祭車によって鐘と太鼓の拍子、スピードが異なるので基本のリズムは同じでも各町の個性があって聞いていて飽きないです。
<その三:引き分かれ>
渡祭が終わった祭車は、春日神社の近くの町を廻った後、決められた場所(交差点)に数台づつが集まりお互いの健闘と来年の再会を願って最後の演奏を行うものです。数台の祭車が一斉に演奏するのでこれも壮観な眺めです!
<その四:祭車>
各祭車は彫刻を始めとした装飾が施されており、芸術品としての価値も高いものがあります。また、天幕もいろいろな刺繍があって面白いです。各祭車を見て廻るだけでも面白いと思います。
実は私の母親も桑名の出身で、私も赤ん坊のころから石取祭を楽しんできました。桑名には住んでいなかったので参加できませんでしたが、今でも必ず見に行っています。私の従姉妹などは子供のころから参加しています。(うらやましい・・)
なにはともあれ、一度みなさんに体験してもらいたいです。
今年は、カメラを忘れていったので去年撮ったビデオからキャプチャした画像をいくつかのせておきます。
渡祭の会場に入ってきた所です。この後すぐに演奏が始まります。
演奏スタート!
どんどん盛り上がって行きます!
女性もいます!
昔は女性はいなかったような気がしますが今は・・・・。
制限時間で会場を出のですが、まだ太鼓たたいていないメンバーがいるので会場を出ないように一生懸命引っ張って、出れないようにしています。あまりに引っ張りすぎて祭車の前が浮くことも・・・。
こんな人形の屋台もあります。
動画:2.4MB AVIファイル (かなり重いのでご注意ください。)
雰囲気だけでもお楽しみください。