2003年1月 ドラマ |
-------------------------------------------------------------------------------- ベスト1−3位 連続ごめん 投稿者:うーやん★ 投稿日: 4月14日(月)19時16分14秒 今クールはかなり充実していました。この掲示板への書き込みも多く、ベスト5への投稿も多いです。小生もこの掲示板へきて2年足らずですが、ドラマ三昧で勉強になりました。ベストテンも序盤や中盤の書き込みをベースにしてまとめました。ご容赦ください。1位の「僕生き」はダントツでした。2位から10位までは乱暴にいうと差はなくて、個人的な好みで選びました。 1位 僕の生きる道 かみさんも絶賛で涙の連続でした。かみさんも1位です。 50過ぎの夫婦二人で涙を流し続けました。小生も思いきり泣きました。かみさんは顔が腫れていました。中盤の田舎の母親に会いに行く回(自分が親の年代のためでしょう)が一番でした。心配なのは中盤でこんなに泣かせて、最終回まで大丈夫かなと思いましたが、すべてのエピソードは象徴のように一貫して盛り上がりました。書き込みで指摘しましたが、登場するものが「生」と「死」の象徴でした。スト−リ−のぶれはなく、逆にいえば奇抜さもありません。しかしテーマを確実に伝えるための抑制した演出は素晴らしいものでした。登場人物に悪い人はいません。感情を表出するシーンも多くはありませんので、出現すると印象が残ります。新婚旅行の夜の号泣は納得しました。久しぶりの感動作です。もちろんノベライズ本も買って泣きました。公式ホームページの掲示板を読んで泣きました。多分「愛と死をみつめて」と同じく永遠に残るでしょう。 2位 高校教師 かみさんは気持ち悪がってちらちら見ています。 なつかし系&ドキドキ系でした。独断と偏見ですが、上戸彩さんの「町田雛」というキャラに個人的に絶賛で打ちのめされました。上戸さんは若い頃惚れ込んだ山口百恵さんにみえてしまいます。上戸さんの「町田雛」を見ているだけで時間を忘れてしまいます。森田童子のCDも懐かしく聞き入りました。これだけで2位になりました。藤木さんも今回はぴったりですね。ところが実験とかで死の恐怖を共有する愛なんて、微妙で理解不能になってきました。状況が理解を越えているので台詞が不明確で判らないことがありました。京本さんやソニンさんや蒼井さんや成宮さんなどのキャラの怪しさとインパクトが満載でした。後半はドラマとして崩れてしまったような気がしました。最後も湖賀先生の生死が判らないままの意外な展開でした。ノベライズ本を読みました。こちらのほうが内容が鮮明で、テーマもはっきりしてきました。本を参考にすると多分湖賀先生は手術して生きていると思います。上戸さんのカレンダーを買いました。 3位 グッド・ラック かみさんもよろこんで見ていました。かみさんの2位です。 これは正統系で、自然で新鮮です。脇がまた凄いです。黒木さん、竹中さん、いかりやさん連続出場賞ですね。柴咲さんも自然なキャラで魅力的でした。堤さん今回はクールで凄味のある役ですね。また岩城さん、西田尚美さん、柴俊夫さん、石黒賢医師のゲストも豪華でした。みなさん制服が似合いますね。木村さんも男の小生から見ても制服似合って格好良いです。文句なしですね。ドラマのど真ん中直球です。この時間帯は他にドラマがありません。視聴率は前クールの「おとうさん」で20%の枠なら30−35%以上いくと予想したが的中でした。とにかくこれを見てブルーな月曜日を乗り越えられた元気のない日本人は多かったはずです。これはノベライズ本は買う必要がありません。見ているだけでいいのです。 -------------------------------------------------------------------------------- ベスト4−7位 投稿者:うーやん★ 投稿日: 4月14日(月)19時15分04秒 4位 年下の男 かみさんは気味わるがってみていません 不思議系からキワドイ系ですね。初回は何で稲森さんが売れ残り?こんな設定じゃ、世の中の女は皆売れ残りますよ。ツッコミました。風吹さんが高橋克典君と「そげな〜」と思いました。その気持ちは結構残っていましたが、スト−リ−がどんどんキワドク進んでいきました。3回目で「はまって」きました。風吹さんはエロくなってきました。小生は50歳過ぎで、「50過ぎたら何も心配しないで思い切り楽しめばいい」は微妙に説得力あります。じろうさん役の高橋昌也さんが恐ろしいほど気持ち悪い役を愚かに自然で演じていました。平田満さんはどうしてすがすがしい?星野真里さん、麻生祐未さんのローアングルからのアップの顔の小気味悪さは印象深かったです。最終回で結局、結婚する前に女として人間として自立することが大事というまとめには疑問が残りました。稲森さんにはやはり見苦しく情けない女で年下の賀集くんと結婚して欲しかったです。とにかくスト−リ−ときわどい役者さんのアップで見せてくれました。最後にHするときは鍵を締めましょう。不倫するときは他人の目を避けるようにしましょう。人間として必要なことだと思います(笑)。 5位 最後の弁護人 かみさんも楽しんでいました。かみさんの3位です 阿部さん、須藤さん(「ロバ」は結構好きでした、これを許した須藤さんにはますます好きになりました。太った安産型は好きです)、今井くん、大滝さん(いいですね、演技を超越していますね)までの貧乏な迷コンビは楽しかったです。事件の犯人や真実は配役などから推測つくものが多かったのですが、法廷での展開もそこそこ楽しめました。そして最終回での弁護士の魂は感動してしまいました。最近の弁護士に対する疑問(最初のころのオウム松本被告弁護士団に疑問を感じましたが、最近は弁護士団が率直に自らの心情を吐露したようですね)があった社会正義よりも依頼人を最優先する弁護士が疑問が解決したような気がしました。阿部さんの「弁護士は依頼人がどんな人間であろうと最善をつくします」、佐野史郎さんの「憎しみは連鎖する」、阿部さんの死んだ妻の「弁護士が人を裁いてはいけない。弁護士が神様になってはいけない。事実だけが人を裁くのだ」の言葉は重かったです。納得しました。ただ警察(金田明夫さん)と検察(松重剛さん、梅宮万沙子さん)にはもう少し頑張って欲しい(笑)。役者のせいではありませんが。 6位 美女か野獣 かみさんは真剣にみていました。福山ファン? 5位です 気楽に毎回それなりに楽しめました。感動のエピソードも多かったです。助演陣が1回ずつエピソードを作っていきました。大雪のエピソードも楽しかったです。児玉清さんの襲撃とたてこもり事件の回は皆さんの指摘(現場の状況を垂れ流していいのでしょうか)は感じたが感動でした。終盤の不正入学や父の汚職などは、きわどいエピソードをつくっていきました。それなりにドキドキしましたが、微妙でした。コンスタントに感動の事件を描くことは難しいと思いました。松嶋さんと福山さんの関係が微妙に揺れていましたが、最後はさわやかなキスだけで終わりが少し不満でした。はじめから臭わせた大人の恋なので深く描いて欲しいような気がしました。「視聴率至上主義」に対峙する良いチームで仕事することが楽しいというメッセージが伝わりました。全体としてはまとまって楽しめました。 7位 スカイハイ かみさんはみていません 意外とおもしろく掘り出し物でした。メッセージ性もありました。これも死がテーマでした(今クールは多かったですね)。恨みの門の門番「いづこ」の釈由美子さんが良かったでした。表情も声もいい。最終回で山田麻衣子さんと変わることになりましたが、顎の先鋭さなどで物足りませんでした。やはり釈さんがぴったりでした。これまでのボケキャラは作ったものなのでしょうね。原作はマンガで(人生経験の浅く若いドラマの脚本家よりも優れた漫画のほうがしっかり細部を描き込んでいるのようです)設定は新鮮で違和感は全くありませんでした。個人的にも突然死んだら、これくらい自分を整理できる時間が欲しいものです。各エピソードは破綻なく、人間ドラマを適切に描いていると思いました。展開結末も納得させられました。鳥羽潤さんがsongで歌手として登場していました。「僕生き」の情けない先生と違い、曲も作っていることに驚きました。歌手だったのですね、発見でした。最終話は少し長かったですが、まとめて映画にしても良いほど、丁寧に人間の悲しさを描いていたと思いました。 -------------------------------------------------------------------------------- ベスト8−11位 投稿者:うーやん★ 投稿日: 4月14日(月)19時14分09秒 8位 メッセージ かみさんはみていません 視聴率が記録的に低迷し、書き込みも少なかったです。当然順位も低いでしょう。しかしドラマは意外と熱く感心しました。中盤からキャラが深まり熱く(厚く)なりました。なにしろ伊武雅刀さん、宇崎竜童さん、玉山鉄二さん、利重剛さん(驚きのキャスティングで、素晴らしかったでした!!)、倍賞美津子さん、りょうさん、山口もえさん(本当にボケ味に深みと誠実が加わった)。最後のエピソードで田中健さんがしっかり絡みましたね(ちょっと疑問の展開も残りましたが、まずまずの展開だったと思いました)。みなさんいい味を出しています。ゲストも芸達者です。佐野史郎さん、田中美奈子さん、吉行和子さん、橘実里さん(風俗嬢でしたが新鮮な迫真の演技でした)、大塚寧々さん、それぞれ思い入れの演技です。テーマも「暴露雑誌」が社会との関わりで、何のためにあるのかと真剣に答えようとしています。理解できる気もしました。やはり最後まで惜しいのは真中瞳さんで、素直過ぎる顔と喋りと演技です。周りが濃かったので、中和する意味合いかもしれません。主人公まで濃いと重いドラマになってしまうことを避けたのかもしれません。さらに序盤のように3つのエピソードが同時進行する展開は辛かったです。 9位 京都迷宮案内 かみさんはみていません 連作ものですが、これまでみていません。だから新鮮で、今回のひねくれ味が良かったです。失礼ながら京都人にはこんな味わいもあるかもしれないとほくそ笑んでいます。役者さんが芸達者で失礼ながら平均年齢も高いです。橋爪功、北村総一郎、野際陽子さんが生き生きと楽しそうに芝居しています。大路恵美さん、的場浩司さんもうまくからんでいました。何だか20年昔のドラマのイイ味わい(「事件記者」「七人の刑事」?だったでしょうか、警察につめている記者クラブが舞台で懐かしい)が感じられました。警察の末端刑事の記者への意図的なリークという場面はよくあることだと思いました。もちろん題材は小ネタでしたが、視点が新鮮である、主人公の橋爪さんは「ひねくれて」、関係者に対して異常にお節介でした。マスコミの意地を感じさせてくれました。ありえないと思いながら、おじさんには気楽に楽しめました。 10位 恋は戦い かみさんはみていません 中盤から登場する男女の殴り合いの乱闘になりましたね。突き抜けて面白いですが、真剣にみたり録画しませんので、展開の早さについていけず、何で?と疑問符が残ったりしました。おじさんは動物行動学に興味はあり、室井滋さんの豆知識も楽しかった、学者本人は普通の女性の行動だったのは理論と現実のギャップということでしょうか。若い女性陣には圧倒されました。ゲームのように恋を楽しむのでしょうか、と納得でした。そして決して結婚という言葉は出ないのですね。本上まなみさん自身の結婚後のフッキレぶり(「人情とどけます」も男装には驚きました、色ぽいりりしさに参りました)に感動しています。坂井真紀さん相変わらずイイです。宝生舞さんの演技も馴染んで違和感ありません。男性では松岡さんは報われたようで良かったです。 11位 八丁堀の七人 かみさんは大好き 何と4位です お約束で定番時代劇でした。村上弘明さん(かみさんが大好きです)、片岡鶴太郎さん(万田久子さんとラブラブが新鮮)、石倉三郎さんが持ち味を十分に発揮して楽しませてくれました。十手の殺陣も新鮮ですね。権限的に刀はもてないで殺してはいけないらしいです。しょっ引かなくてはいけないのですね。気楽に江戸情調を味わえました。 -------------------------------------------------------------------------------- ベスト12−15位 投稿者:うーやん★ 投稿日: 4月14日(月)19時12分01秒 12位 いつもふたりで かみさんは何となくみています。6位です。 中盤まで違和感やつっこみは多かったですが、終盤でこなれて、大きく早く展開しました。松さんは好きなので今回も楽しました(しかし今回のキャラは入り込めません)。夢の小説家をはっきり断念したことは残念です。楓書房の仕事はしっかりして欲しかったです。一方坂口憲二さんのキャラと演技にもなじめませんでした。メッセージの真中瞳さんと同じく物足りなさを感じました。ニュートラルなのですが、漠然とした好感度だけ(そこが狙いでしょうが、壁に当たりそうです)のような気がします。仕事にも恋愛にも自信がないのに、チーフだし住んでいるところも高そうでした。自信をつけて仕事と愛で成長することがテーマで、ありがちなパターンでした。黒沢年男さんパイプくわえて本を読んでいましたが、小説を書き出したら早かったです。佐藤仁美さん、木村多江さんの登場は嬉しいです。葛山信吾さんは良かったです。困難な状況でよく演じたと思いました。月9はいつもこの順位ですね。妥当かもしれません。 13位 よいこの味方 かみさんは最後チラリとみて、目を潤ませる回もあったが7位。 少しにぎやか系。序盤がひどかったです。子供には優しいのに新人の桜井くんだけで意地悪なのは、保母の縄張り意識なのでしょう。小生は引いてしまいました。中盤で落ち着きだしました。男だから怒られるのではなく、毎回涙する桜井くんが頼りないからでした。エピソードもありきたりで、お決まりでみえみえでしたが、子供がこれだけ出て、保母さんで女優陣が勢揃いで、いいドラマになってきました。桜井くんのファンの支持で、人気も出ました。最後もお決まりのネタでしたが、男性保育士という新鮮な設定は、そこそこ感動してしまいました。しかしインパクトがありませんでした。 14位 お義母といっしょ かみさんは最後だけチラリみて、ウルウルしたり・・・ 初回と番宣で嫁姑のバトルと思いやりの日本的なドラマと考えました。しかし中盤でキーパーソンの夫の長男トータス松本さんが白血病から事故死と、次男がホストから家業の弁当屋と設定は恐ろしいほど動きました。終盤は落ち着いていましたので、それなりにみることができました。はじめからこの設定でしみじみ描けば良かったと想います。ただ宮本真希さんが、ふっくら可愛い顔でなんと富士真奈美さんの嫁さん役で登場しているのでみています。あとは海東健さんに注目していました。上野さんはCMででていた女の子でしょうか。役者さんの興味だけ見ていました。スト−リ−とテーマが揺れ動きすぎたことが残念でした。また嫁姑のバトルは描き方が難しいと思いました。 最下位 熱烈中華 かみさんはみていません 序盤のうるささ、料理がでない、客はいません。「何だこれ!」「ありえねぇ〜」の連続でした。中盤こなれてきて、キャラが固まれば、役者は芸達者です。おもしろくなりました。料理も早く、品数も増えてきました。毎回ゲストがエピソードを作りました。落ち着いてきました。しかしそうなるとこれまでのドラマと一緒でした。「王様レストラン」「マイリトルシェフ」などの中華版でした。しかし何といっても最初の設定に説得力がありませんでした。素人が努力しないでうまくなりませんよ。ドラマとして成立していません。短縮が決まりました。仕方ないかもしれせん。テーマとスト−リ−の細部と煮詰めて、丁寧に描いて欲しいです。これのドラマ制作の許可をだしたフジテレビにも驚きました。今クールは苦言の最下位としました。 「HR」は半分近くみましたが、うるさ系で慎吾くんにはついていけませんでした。酒井美紀さんと獅童さん、篠原さんは楽しませてもらいました。もちろん戸田さん、臼井さんなどベテランさんは巧すぎました。「人情とどけます」はとにかく本上まなみさんの凛々しい男姿に惚れました。「かるたクイーン」は淡々としたスト−リ−でしたが、袴姿や和歌やかるたの楽しさを思い出しました。ライバルを演じた真瀬樹里さんに注目しました。京都迷宮にも登場していました。「剣客商売」は2回しかみられませんでした。宍戸錠さんが出演していて良かったです。前回見ていませんので寺島しのぶさんも違和感はありませんでした。小生は隠居が夢なので、本当はもう少し見たかったのですが、これからも続きます。「刑事★イチロ−」これは録画してありましたが、みることなく消去しました。何だか題材が暗い上に、刑事もので所轄と本庁とかで、入り込めませんでした。菊川怜さんも真中、坂口さんと同じで、いいのですが物足りないのです。 -------------------------------------------------------------------------------- ベスト各賞 投稿者:うーやん★ 投稿日: 4月14日(月)19時07分18秒 最優秀作品賞 僕の生きる道 主演男優賞 草なぎ剛さん 主演女優賞 釈由美子さん 助演男優賞 京本政樹さん 助演女優賞 矢田亜希子さん 印象深い役 「町田雛」上戸彩さん 無条件に可愛かったです。文句ないです。 印象深い脇役 山本道子さん「僕生き」の母親。小日向さんの「金田先生」。この人に最優秀賞です。「高校教師」成宮さんと蒼井さん。「グッドラック」の竹中直人さん、柴咲さん。「年下の男」麻生祐未さん、星野真里さん、高橋昌也さんの怖いキャラ。「最後弁護人」は須藤理彩さんは好きです。ロバでも頑張ったことに拍手です。大滝秀治さんはどこまで演技なのでしょうか。梅宮万紗子さんも注目していますよ。「美女か野獣」では児玉清さんは不思議でした。佐々木さんも目立ちますね。「メッセージ」は利重剛さん、山口もえさん印象的でした。「京都迷宮」では大路さんが可憐でした。そして報道担当の女性警察官で「かるた」の真瀬樹里さん、他社の扇子持っている記者さんも忘れられません。「八丁堀」は片岡鶴太郎さんですね。万田久子さんとラブラブを演じたことに感動しました。「いつもふたり」では葛山信吾さんですね。突然の代役で別キャラを演じ自分のものにしていきました。普通ならできないことですが、今クールの収穫です。 主題歌賞 森田童子「僕たちの失敗」 残念賞 真中瞳さん、坂口憲二さん、菊川怜さん、みなさん演技が平板過ぎました。何かが足らない気がしました。今後の健闘を期待しあえて苦言を述べました。 ★最優秀作品賞は文句なく「僕生き」でした。他には考えられません。 ★主演男優賞も草なぎ剛さんです。演じた肉体だけでも感銘しました。なんだか神が降りきたようでした。他は「京都迷宮」の橋爪功さんは、橋爪さんだからこのキャラだ成立しましたところに感銘しました。他の役者さんではドラマが成立しなかったと思います。もちろん木村拓哉さんもいますが、さわやかですが大きく飛躍した印象は少ないです。阿部寛さんも良かったがコンビの力ですね(トリックでも仲間さんのボケキャラとの掛け合いが絶妙でした)。 ★主演女優賞は釈由美子さんになりました。本当は矢田亜希子さんにして助演女優賞を上戸彩さんにしたかったですが、矢田さんは助演ですね。松嶋菜々子さんが対抗ですが、釈さんの「いづこ」の際だった演技が強烈でした。本上まなみさんのフッキレさは大穴でした。 ★助演男優賞は迷いました。これは主演がいて、次に重要な男優さんですね。「僕生き」の金田先生や教頭先生は印象深いですが、助演ではありませんね。「グッドラック」の堤真一さんも考えました。 ★助演女優賞は矢田亜希子さんです。「マイリトルシェフ」以来、役者さんとしてオリジナリティを確立しました。今後はこれにとどまることなく、また飛躍して欲しいものです。 疲れましたので、これまでとします。 かみさんのベスト 1位 僕の生きる道 2位 グッド ラック 3位 最後の弁護人 4位 八丁堀の七人 5位 美女か野獣 6位 いつもふたり 他にもチラチラみたもの「よい子の味方」「熱烈中華」「恋は戦い」はありますが、順位つけるまでみていないということです。たまに「水戸黄門」をみて喜んでいます。かみさんは、やはり男優さんで選ぶようです。村上弘明さんがでているので「八丁堀」が4位にランクされていることが驚異的なことです。木村拓哉さん、阿部寛さん、福山さんと「おばさん好み」(視聴率の高いものが並ぶことが驚異です)が並んでいます。これはカウントしなくて結構です。 -------------------------------------------------------------------------------- 僕生きは象徴に満ちている 投稿者:うーやん★ 投稿日: 3月20日(木)10時56分16秒 僕生きは「生」と「死」の象徴に満ちています。(1)砂肝〜主人公の最後の言葉だ。何で!? 鳥類は歯がないので食物を丸飲みし、2つの胃の一つである砂嚢(砂肝)でこなすのです。生きることは食べることです。砂肝は自らの人生を丸飲みして自らのものにする=咀嚼するということを象徴している。(2)生物教師〜主人公が生物教師である。講義は受精や遺伝子の話があった。生命とは何か?「自己複製」である。DNAを繋げることである。有性生殖する動物は寿命が短い。しかしDNAで綿々と自らの生命の可能性を広げ繋げていくのである。生を講義の中で象徴的に伝えたかったのだろう。(3)大きな木〜主人公は大きな木で死後再会するという。植物は総じて長寿である。世界一長寿は5000年近い(この木は過酷な水の少ない寒い高山に生え99%は死んでいる。1%だけが生きている)。植物は中心の心材は細胞壁だけとなり、ほぼ死んでいる。外側に成長する細胞が生きている。一つのものが生と死を混在している。大きな木は人間にとって永遠を象徴している。(4)食べること〜前にも述べたが食べることは生きることである。このドラマは意識的に食べるシーンが多い。みどり先生は父と家で食べる。久保先生とは高級な料理を食べる。中村先生とは焼き鳥屋である。様々な食べるシーンでそれぞれの生きるざまを象徴している。(5)部屋〜このドラマは4つの場面が多い。中村先生の部屋、みどり先生の家、学校の教室、職員室である。部屋はステータスを象徴している。みどり先生の家は生徒も引いてしまう豪邸だ。中村先生の部屋は学生さんの下宿みたい。結婚してどちらで暮らすか?興味があったが、淡々と中村先生の部屋で暮らした。ここでは「正しい」「良い」という価値観がない。結婚にまつわる制度的な問題を省略している。何をしたいか?つまり「どう生きたいか」だけがあった。象徴的な選択だ。(6)空への飛翔あるいは落下〜番宣で何度でも登場した自殺企図のシーンである。しかし最終回では空に向かって両手を広げているシーンだけである。前へ倒れるシーンはなかったようだ。飛翔とも考えられるシーンだけがくりぬかれている。最終回で死んでからは空へ上る(天国への階段)という象徴かもしれない。(5)花〜今日多分アメリカのイラク攻撃が開始される。主題歌が時節柄反戦歌のように扱われる。人間は花ではないが、人間はものいえぬ時、花になるのかもしれない。中村先生の生と死を描き終わった時に、戦争で多くの命が失われることになるだろう。情緒的ではあるがやはり涙してしまう。反戦は情緒なのだろうか? ものいえぬ花(無力な人間)は思うこと・想像すること・涙するしかないのだ。開戦前夜眠りにつく前に、夢想した悲しみをとりとめなく書きつづった。情緒的過ぎることをご容赦ください。僕生きの掲示板にも同じ記事を書き込みました。 -------------------------------------------------------------------------------- 僕生きは低温系ドラマ 投稿者:うーやん★ 投稿日: 3月19日(水)17時19分22秒 最終回を終え涙でした。小生50年の名作に仲間入りです。個人的雑感を述べます。(1)医療面では全体的にしっかりしていた。前半の胃カメラやCT所見も妥当でした。病状の経過も家族の支援体制が中盤からしっかりしていたので、余命1年2ヶ月は妥当でした。もちろん首をかしげる所もあった。序盤で本人だけに癌と余命を告知し、精神ケアが不足して、自殺企図したことは問題です。最終回でも最初倒れたところで末期癌で心停止までしなくてもいいと思いました。出血ショックの心停止では蘇生は難しいと思う。もちろんこんな優しい外科医はいないと思った金田医師の真剣な心マッサージは感動した。これだけ率直に付き合ってきた患者なら頑張るかもしれない。外出許可は「そうですね」ではなく、初めて「駄目です」とはっきり言いましたね。無断離院したら問題で家族に連絡を取り、患者の病状安定をはかることが必要と思います。合唱会場で聴きながら死ねるなんてありえねぇ〜。しかし小生はこの金田先生に感心しました。患者の話を聞くと「そうですね」と、まず賛意を表明してから、自分の意見を述べます。最近は小生も影響されて「そうですね」ということが多くなった。静かな医療もいいかなと思い始めました。(2)終盤でのクラス全員での合唱とA判定や大学入試の全員合格もありえねぇ〜。しかしドラマはそんな設定上の些細な事はどうでもいいのです。何を描き、如何に描くかが大事なのですね。脚本の台詞のひとつひとつが心に届くか?登場人物がどれだけ説得力ある存在であるのか(実在よりも虚構の中でも本当が存在する)?草なぎさんもダイェットして痩せましたね。心マッサージのシーンは肋骨に驚きました。演技でもなく台詞でもなく、痩せた体と肋骨で、中村秀雄先生は死ぬんだと思い知らされました(ドラマファンではあるが、たかがテレビドラマにそこまでやるか!? 涙です)。中村先生の母親の役者さんも、良かったです。序盤余りにも登場しないので誰だ?と気になりました。山本道子さん、文学座の女優さんですか。さすがです。母親との回が一番泣き印象に残りました。 (3)みどり先生の父役の大杉蓮さんが、タモリさんに「相変わらず低音ですね」と突っ込まれていた。そうだ字は違うが低温系もイイかもしれないと思いましたので提唱します。『低温系』の演出というのでしょうか。台詞が簡潔で、感情表出も弱めで、演技も抑制されている。普通は音楽や効果をいれるのに、最後のシーンは無音が50秒続きました。画面を見入るしかないという緊張を感じました。他にも母との電話シーンなど台詞を入れないシーンが多かった。新鮮でした。昔の映画などは無音の抑制した演出が多かったと思います(暗い映画館では食い入るように見つめた)。テレビは「ながら見」も多いので無音は怖いことで、放送事故で始末書かもしれない。僕生きはテレビドラマの奇跡として残るだろう。議論として比較する事は避けたいが、「熱烈中華」を思い出しました。音も台詞も賑やかで、キャラも役者もハイ テンションなのに、設定や意図や時間がはっきりしないでイライラした。炎の料理でしょうか。「僕生き」は確実に1年で死という終わりがある。時間までしっかり描いてくれたと思います。素麺と刺身と冷野菜の和食でしょうか。素材を生かしたイイ味でした。本当にありがとうと言いたい。みなさんの書き込みに刺激され、雑感をとりとめなく書きました。(最終回の草なぎ君のCMには驚いた。今回だけではないだろうか。ページ作者さんには悪いが、HD録画してCMカットしていたが、そこだけは残しました。他のCMはこの番組ではカットした。) |
今クール中盤1 投稿者:うーやん★ 投稿日: 2月19日(水)15時03分38秒
中盤のコメントをまた書き込みました。今クールは結構イイ作品が多い。ただDVDレコーダのビデオ整理があって忙しい。見ることができないドラマもあって大変です。 -------------------------------------------------------------------------------- -------------------------------------------------------------------------------- 僕生きなど 投稿者:うーやん★ 投稿日: 2月 2日(日)10時08分21秒
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今クール序盤1 投稿者:うーやん 投稿日: 1月21日(火)08時58分28秒
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