2002年1月ドラマ |
今回は投票間に合った。 投稿者:うーやん
投稿日: 4月10日(水)21時47分51秒
今回は投票します。これまで途中2回講評しましたが、最終回の終わり方は作品の印象を変える力がある。一応ベスト10にしました。もちろんベスト5で考えてください。 1、木更津キャッツアイ 若者は生きている。生きる意味なんかなくてもいい(ナンセンス)のだ、仲間がいる。最後に向けてどんどんテンションが高まる。両岡田、ウチィー、薬師丸、酒井若菜はよかった。毎回のゲストも注目だ。 2、トリック2 どんとこい。奇妙で微妙。小ネタの連続がいい。ナンセンスの裏にはトリックがある。これが現在の永田町にもみられるテーマだ。仲間、阿部、生瀬のからみが楽しい。佐野史郎、椎名拮平などゲストもゾーンです。 3、ロング・ラブ 漂流教室 今を生きろ。この最初のテーマは最終回の不可解性で、一層明白となった。パラドックスである。途中間延びした。しかし何度も見直せば、多くのメッセジーが浮かんでくる。CGなども意欲的な歴史に残る労作だ。 4、恋のチカラ 深津の演技が最高。これにつきる。ワインをがぶがぶ飲み、よく食べる姿に感動した。30歳過ぎた大人にも初々しい愛の姿はあるのだ。新鮮だ。ただそれ意外には定番だ。 5、恋するトップレディ テンポと啖呵。失うものがない政治家は何でもできる。しがらみも利権もないので、市民のためを考え、仲間を信じる。同じ服装を貫く姿も政治姿勢同様小気味いい。中谷と奥菜のバトルと相互信頼がイイ。 --------------------------------------------------------------------------------- 6、初体験 Don't think 、feel. このテーマは意外に重い。28歳の獣医さんが、考えず感じ初体験した。途中ついていけなかった。でも最後に3人の女仲間が分離自立していく青春物だった。そう思うと謎は解けてスッキリした。 7、婚外恋愛 夫婦の怪しげな世界。愛には様々な形がある。3つの夫婦がそれぞれ壊れかけ、もとに戻った。殺人はないがサスペンスだ。展開にワクワクしてしまう。永作、釈、堺、根津とみんな変。 8、プリティガール シャンティ! 不思議だな、でもドラマだからあってもイイ。毎回終わった最初の時が面白かった。最後の展開と最終回がほんわかしすぎ。最終回の時期早すぎた。 9、ナースマン まずまず無難な作り。安心してみられた。今一つ新鮮さ、テーマの独自性などが足りないかな。安部はかわいかった。山本もがんばった。小林聡美、岸田今日子はいい味。 10、サラリーマン金太郎3 サラリマンはこんなに命がけなの?とかみさんと呟いた。金太郎の熱く唾の飛ぶ様に変に感動した。会長のあり得ない死に様にも変に感動した。 (番外) ギンザの恋 最初のテンションの高さ。途中打ち切り、その終わり方のナンセンス、支離滅裂に感動した。インパクトでは1位かもしれない。 (その他) 1位 喪服のランデブー、2位 君を見上げて、3位 逃亡 4位 生存 5位 彼女たちの獣医学入門。別格 利まつ のNHKドラマも皆よかった。十分楽しみました。しかし今回の投票対象に入れませんでした。 (脱落) 人にやさしく うるさくてついていけなかった。3回で夫婦とも脱落。善意らしいが子供を育てる重大さを軽く考えている。3人の成人した娘の父親の小生はその無責任さを許せなかった。ちなみに20歳の娘は見ていた。木更津はうるさいが若者は自己責任で無茶している。これは青春で素晴らしい。 (最初からみない) 3年B組金八先生 平成夫婦茶碗 初回をみれなかったので、今回もみていない。 |
LLLの結末を考察 投稿者:うーやん 投稿日: 3月24日(日)01時33分40秒
リアルタイムでみてビデオで録画していないこともあり結末はよくわからなかった。小生も含めそのような意見が多いようです。小生が推測したのは多世界解釈(パラレル・ワールド)ということです。1957年エヴァレットが波動関数の「収縮」のプロセスを回避するため、波動関数の収縮のプロセスはなく、その代わり起こりうる全ての可能性に対応する多数の世界がある。我々人間の意識は並列して存在する多数の世界のどれかに所属し、起こりうる全ての可能性のうち、一つだけ観測するのだという説を提唱した。もちろんそれでは無限に近い世界が存在することになり、常識では信じられない。 結末を推論するため2つの世界を考えた。(1)学校が消失し未来へ移動し三崎先生が死に、しかし最後はそこで生きようとした浅見先生や生徒たちが砂漠を緑に変える時空Xを作り出す(原作の結末に近いし「今を生きろ」にも矛盾しない)、(2)一方で学校が消えずそのまま続いている現在の時空Yがパラレルに存在している(三崎先生の思念が現実化しているし、ドラマ的にはハッピーエンドに近似する)。どちらも同じように時空間が流れている。そこに時空Xから時空Yへメッセージ(ラブレター)が届くのである。それは断片で完全ではない。しかし大杉蓮が常磐貴子に栓抜きを渡したように、非現実的でも強い「思念」が時間を超えて届ける事ができたのではないでしょうか。その結果は時空Yは影響を受け時空Xもわずかに変化し、緑の大地へ変化できた。最後にテレビは時空XとYを並立的に提示して終わたのではないでしょうか(ただし多世界解釈では観測する存在は一つの世界にしか所属できないので説明は完全ではない)。夢ではないし、戻ったわけでもない。曖昧で多義的解釈が可能な結末を提示することにした。こうすることでメッセジー性が前面に出ることになった。 はっきりパラレル・ワールドで説明すると何だという抗議が出そうだ。物理学的に証明不能なので提示できない(ドイッチュ著「宇宙の究極理論は存在するか」とかいう本は多世界解釈で説明している)。超ひも理論からM理論まできて、先日のホーキングの日本での特別講演で、現代物理学では11次元で重力も統一して計算可能らしいところまできている???(小生、宇宙デレッタント=巷の宇宙好きの解釈です)。このドラマは宇宙・時間・意識・思念・存在を考えさせてくれた。また環境・危機・心理・教育を通じて、助け合うこと自分を律すること今を受容し生きることを再確認させてくれた。 もちろん多くの人が指摘するように、このドラマは違和感がつきまとった。CGにしても登場人物の設定にしても違和感が残る。しかし結末まで見通すと感動した。不景気な今にテレビがこのようなSF的なドラマを作れたこと、CGも少数スタッフでかなり頑張ったと思う。もちろん主演2人と若い出演者やスタッフに心から感謝します。あと何年かして見直すと、隠された素材やメッセジーがはっきりしてくると思う。時代で様々な読み方のできるドラマになる可能性がある予感がする。 原作は驚くべきことに昭和47年から49年に連載された。今日文庫本を読みましたが別の意味で感動しました。あの頃は学生運動から公害問題へ転換する時代でした。その時に楳図氏は提言していたのですね。漫画大学生だった小生は「おろち」は好きだったが、この作品は余りに暗くリアルタイムで読んでいませんでした(時々見た記憶が残っている)。30年後の今、全巻読むとあらためて日本漫画は素晴らしいと感嘆した。長く訳の分からない話ですみません。 参考書:天外・茂木共著「意識は科学で解き明かせるか」講談社ブルーバックス、2000年 相対論から量子論そして脳の意識・認識まで進みクオリアという概念を提示している。 人は脳という物質の活動から、認知し思考し記憶し存在するのだ。心も物質の活動である。 さらに興味ある人はホーキング「未来を語る」角川書店や 図解雑学「時間論」「量子力学」「宇宙論」ナツメ社はどうでしょうか。 |
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ドラマ掲示板 2002/02/12 うーやん 今回のドラマの中間報告 一行コメントと追加評をします。 トリック2 ☆☆☆☆ ↓ 奇想天外。ナンセンス。真面目に恐怖。ただナンセンスが低下して↓ キャッツアイ☆☆☆☆☆ 青春もの!ウッチ−・薬師丸先生絶好調。この世界に馴染んでも楽しい。 利家とまつ ☆☆☆☆ 金沢まれで今も継続。豪華娯楽時代劇ホームドラマでアルか? ロング・ラブ☆☆☆☆ テーマ・映像・ストリ−・危機管理、難点もあるが頑張っている。 恋のチカラ ☆☆☆☆ 深津氏素晴らしい。西村氏までチーム参加で安心して最後まで楽しめそう。 婚外恋愛 ☆☆☆ 愛も多様でカオス?人物が崩れるのは恐怖だが凄みあり。ラストが楽しみ→ 恋するトップ☆☆☆☆ ↑ 市長からも、奇想天外だけどホロリの本音で頑張り。今の政治に問題提起か↑ プリ・ガール☆☆☆ 夢物語も人物・テーマが集約してきた。展開がまとまり今後を期待。 初体験 ☆☆ ↓ おくての初初しい恋愛ものでイイかも、しかし新しさがない感じで↓ サラリーマン☆☆ 企業は厳しいが、モラルは残っている?本当かな。 ナースマン ☆☆ 楽しく安心して見られる。新しいテ−マはなく凡庸。9日の前半はひどい! 人にやさしく脱落 ↓ うるさい。妥当性に欠ける設定。高視聴率は月9のため?どうしてみるの?? ギンザの恋 ☆☆☆ ↑ 突然の終了残念。11日はすごいパロディでした。驚愕の展開?? 永遠のテーマ「である」 <不条理・ナンセンス>にこだわった。 「トリック2」は3人(仲間、阿部、生瀬)揃うと楽しい。ただエピソードで出来・不出来がありそうだ。今エピソードは少しインパクトに欠けた。「木更津キャッツ」は書き込みが多いように、本当に楽しい。このドラマの世界に馴染んだせいもある。勿論「ありえない」「モラル逸脱」と突っ込み点は多い。ただ血液のガンという設定には違和感がつきまとう。入院しないで内服でコントロールできる病状なら、半年ということはないのでは。急性転化して強力な化学療法しても半年は持ちそうな印象ですが。 恋愛ものはそこそこ。「恋のチカラ」の深津氏の演技に感服。「婚外恋愛」は人物が崩れだした、恐いですね。夫婦ものが好きなので、最終回をどうするか楽しみ。「恋するトップレディ」は意外と痛快で、ホロリもあり評価上がった。「初体験」はやはり付いていけない。小生の年齢が年齢だけに、間延びした展開に倦怠と疲労が起きている。近づいたり離れたりは常套手段で仕方ないのですが。 「人にやさしく」これも年齢のせいでしょうか、うるさい押しつけにリタイアした。若い人には慎吾や松岡氏星野氏など登場人物をみているだけで楽しいかもしれない。「ギンザの恋」はスマスマと両方をみるという技でリアルタイムでみた。ギンザは最初どうしても金持ちの生活に馴染めなかった。貧乏な小生には違和感がつきまとった。中村玉緒、由似、家元などのキャラは嘘だろうと思った。誇張し崩し過ぎて入れなかった。それで初回は☆1個だった。しかし11日はびっくり「2001年宇宙の旅」をパロディにするなんて、感動した。骨を放り投げると宇宙船じゃなく、マイクに変わりエンディング曲になる。ここまで「やけくそ」にできるなんて、素晴らしい。上昇とともに最終回。こんな事を経験できることにも感激、生涯忘れないかもしれない(ひねくれているかな?)。こんな書き込みする小生は50歳、変人「であるか?」 |
--------------------------------------------------------------------------------- 今回のドラマの一行コメントをします。 トリック2 ☆☆☆☆☆? お馬鹿。奇想天外。ナンセンス。少し恐い。最高。でも続くかな?心配。 キャッツアイ☆☆☆☆☆ 野球青春もの?ウッチ−・薬師丸先生いい。テンポ早く真剣に聴く必要あり。 利家とまつ ☆☆☆☆ 金沢生まれなので。金沢人気質の検討に有益。ルーツは名古屋荒子なのか。 ロング・ラブ☆☆☆☆ 学園SF。幅広いテーマ・映像・ストリ−どう描くか期待。危機管理に役立つ? 恋のチカラ ☆☆☆☆ 深津氏素晴らしい。設定は甘いかな。裏切らず最終回まで安心できそう。 婚外恋愛 ☆☆☆ 釈氏本当に変。堺さんはいい人。こんな時代なのかな。愛も多様でカオス? 恋するトップ☆☆☆ 政治であり得ないかな?でもテンポあって、楽しい。市長になってどうする? プリ・ガール☆☆☆ こんなのあってもイイ。稲森氏もイイか。夢物語もイイか? 初体験 ☆☆☆ テーマは気恥ずかしい。これが狙い?楽しい恋愛ものでイイ。 サラリーマン☆☆ 熱いですね。企業は厳しい?管理職は大変と参考になるが。 ナースマン ☆☆ 楽しくて少し胸キューンで安心して見られる。看護師も普及する? 人にやさしく☆ うるさい。論理的妥当性に欠ける設定に無理ありすぎ。 ギンザの恋 ☆ 楽しいかもしれないが。 今回は幅広いですね。不条理・ナンセンスは若い時代に刷り込まれた永遠のテーマである。ナンセンスが臭う2題に興味がいってしまった。書き込み少ない「トリック2」は最高です。これがうちでは日曜未明1時30分からやる。真夜中に見ることが絶対必要です。ビデオ録画して23時前に見てはだめ。ただ最後にまでもつかどうか、とても心配です。恋愛ものはそこそこ。恋のチカラの深津氏の自然な演技に感服。婚外恋愛も釈氏に注目。最終回までいくとどう変わっているかな。 |