八つ墓村 1977年日本


渥美清、萩原健一、小川真由美出演。野村芳太郎監督。

おおっと↓には新しい版の感想が。
なぜレンタルしたか、それは9月に入り稲垣吾郎版の八つ墓村を見て、古いのが見てみたくなったから。
やっぱりこっちのがこわーい。
何が怖いって最後、鍾乳洞で小川真由美が般若になってショーケンを追いかけるところ!
その夜はなかなか寝付けませんでした・・・
それ以外でも、落ち武者たちを村人が襲うシーンはスプラッタだし!
市川監督の金田一と随分雰囲気が違います。
調べたらこの監督は、映画版「砂の器」の監督でした。道理で見たことのあるじっちゃんがいるなーと思ったら、砂の器のとうちゃんでした。

しかし、小川真由美、怖すぎる・・・。
(2004/10/5)


八つ墓村 1996年日本 


市川崑監督。豊川悦司主演。
いわずとしれた横溝正史原作の映画化。以前にも映画化されていて、金田一耕介は、確か渥美清がやってたような気が・・・。
でも、私の中では、金田一はやっぱり石坂浩二が一番だと再認識してしまいました。なんか豊川さんでは違うんですよねー・・・。
話しは、たたりの伝説を使って、 連続殺人事件が起きる。殺人の目的は、莫大な遺産。
横溝さんの話しは、やはりどろどろした部分が多分にあるので、その辺を映画にもだしてほしかったけど、私が見たかぎりでは、暗いどろどろしたものはなく、なんかなんかちがーーーう!と思いながら見たのでした。
・・・石坂さんが出てる金田一の映画を見たい。 ビデオ屋にはないんですよねー。出てないのかな?




ユージュアル・サスペクツ(THE USUAL SUSPECTS) 1995年アメリカ


ブライアン・シンガー監督。

話しは、麻薬の取引きにからんだ大量殺人事件(船の爆破)で一人生き残った人物の独白で始まります。
その麻薬取引きには、”カイザー・ソゼ”というその世界では恐れられている人物が関わっているといわれ、誰がその人物か探るというのが話しの中心にあります。刑事がずっと、その生き残りを追求して、問われるままにその人物は答えていきます。そして、最後は多分、ある人物がカイザー・ソゼだということで話しは終わるのかと思いきや・・・。ちがうんですねー。どんでん返しです。もう一回最初から、見直さなきゃという気分になります。
なんかうまく言えないけど、「おもしろい。見て絶対損はしない。」とこれだけは分かりました。(ごめんなさい。頭悪くて)




黄泉がえり 2002年日本

草なぎ剛、竹内結子、石田ゆり子出演。塩田明彦監督。
うーん、終わり方が唐突。もうちょっと余韻はないのかいな・・・?


妖怪大戦争 2005年日本

神木隆之介、宮迫博之、南果歩出演。三池崇史監督。

お話。両親の離婚により、母とおじいちゃんと母の実家で暮らす小学生タダシ。
ある夏の夜祭で麒麟送子に選ばれる。選ばれた子供は大天狗山に聖剣を取りに行かなければならず、タダシは恐々と山に入っていく・・・。

もっと面白いかと思ったけど、ダメだーー!つまらない!妖怪スネコスリは激カワ!だったけど。
なぜ??
話がシリアスになったかと思えば、ギャグに突然なるし、なんだか原案で関わってる水木しげる先生らしき人物が棒読みの台詞で登場したりと、なんだかなんだかな話だったな。
後、京極夏彦さんも出演していたらしいのだが、私には分からなかった。なにせ皆さん妖怪なので、原型が分からないほどメイクされているのでね・・・。
あ、ナイナイの岡村は結構おいしい役で出てたなー。それと怪しい魔人役でトヨエツが。彼は昔から怪しい役がぴったりね。

ああ、スネコスリがほしい。
(2005/8/10)


八日目(LE HUITIEME JOUR) 1996年ベルギー・フランス

ジャコ・ヴァン・ドルマル監督。

ダウン症の青年と家庭が崩壊寸前のサラリーマンの友情を描いた作品。
ダウン症のジョルジュは、施設で暮らしています。ちょっと行動が幼いけど、風を体でかんじたり、木に寄り添って木になってみたり自然を感じる力を持っています。一方サラリーマンの講師をしているアリーは、毎朝7:30に起きて毎朝渋滞に見まわれ、そしてセミナーでは、営業とはなんたるかをとくとくと説いています。サラリーマンの鏡のようなアリーですが、妻に突然家を出られ、二人の子供と会う約束をした日も忘れるというあまりよい父、夫ではないようです。そんな二人は、ジョルジュがママを探しに施設を飛び出したことで巡り合います。最初は、ジョルジュを疎ましがるアリー。でも、その無垢な心に触れて次第に打ち解けていきます。ジョルジュのママの問題や、アリーの家庭の問題を絡めてお話は進んでいきます。そして・・・
ジュルジュに出会うことで、自然な感情を取り戻していくアリー。そしてかけがえのないとまで思うようになるのに、ジョルジュは・・・。
結末は悲しい。現実はなんて残酷なんだと思います。でも、ジョルジュはアリーにプレゼントを残してくれた。そして私にも。この映画は、ある部分のめり込めない人もいると思います。それも現実。でも私はアリーとジョルジュは素敵な関係だったなと思えるのです。

用心棒 1961年日本


黒沢明監督、三船敏郎主演の時代劇。
モノクロでかなり古いんだけど、古臭さをかんじさせない映画です。時代劇というよりは、西部劇のような印象でした。日本特有のどろどろんじめじめんってかんじはなく、テンポよくどんどん話しが進んでいくのです。前にこの映画のリメイクとしてクリント・イーストウッドの「荒野の用心棒」というのを見ていたからかもしれませんが、なんか外国映画を見ているようなかんじを受けました。
古いからと敬遠せず、ぜひ見てもらいたい映画です。



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