かもめ食堂 2005年日本


小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ出演。荻上直子監督。

不思議な映画だったなー。
フィンランドで食堂を開いている女性。開店1ヶ月たってもお客はこないが、そんなのへとも思っておらず、毎日過ごしている。
ある日ふとしたきっかけで日本からやってきた女性と知り合い、店を手伝い始める・・・

小林聡美がなんだかとっても凛として、淡々として強く、優しく、ユーモアありで、とてもよかった。

(2007/1/6)


火山高 2001年韓国

チャン・ヒョク、キム・スロ、クォン・サンウ出演。キム・テギュン監督。

最初日本上映版を字幕で見たらわけわからん。
で、今度韓国上映版を吹替えで見たら、うっすら内容がわかった。
日本上映版はカットされているようでつ。

映像は斬新。実写にアニメが掛け合わされたような感じ。ただ話しがーーー・・・。

制作に1年かかったらしいので、それには敬意を。

あ!今巷で話題?の韓国ドラマ「天国の階段」で金持ち役をやってる人がでてました。以上。
(2005/1/23)


風と共に去りぬ(GONE WITH THE WIND) 1939年アメリカ


ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲイブル、レスリー・ハワード出演。ヴィクター・フレミング監督。

レンタル屋が半額期間だったのでレンタルしてみましたー。ちょっと前にテレビで建物が焼け落ちるシーンを放映してて興味を持ったのです。
原作ははるか昔、高校生のころ、図書館で借りた記憶があり、確か鼻持ちならない主人公が傍若無人に振舞った挙句、男に捨てられて終わり、印象しかなかったのですが。
えー、映画もその通り、だったと・・・。

南北戦争時代のアトランタを舞台に繰り広げられる人間模様。というか美貌を持って生まれたスカーレットの波乱の半生話といったところでしょうか。

話自体はいきなり人が戦争行っちゃったり、死んじゃったり、いきなりすぎるんではと思わず笑いたくなるところもありますが、時代背景を勉強するつもりになればそれなりに興味深いです。
でもねー、スカーレットの性格がーーー!!どうしても共感できなかった、最後レットに捨てられるまで。
だってさー、いくら強気で自分の内心は見せないったって度が過ぎるでしょ。同じ女としてダメだった。。。私はやはりメラニーがステキだなーと。
でもどちらかというと性格的にはスカーレットな私。(外見は違うけど)。あそこまで自己中じゃないけど、所々私と同じ考えなところを発見し、自己嫌悪に陥ってしまった・・・。同属嫌悪じゃないけど。自分の嫌な部分を見てしまった感じ。

というわけでこの映画はわたしにとってはあんまりな映画でした。
あ!レット・バトラーさまはステキでした。大人の余裕というんでしょうか。あんな人を袖にしたスカーレット、ほんともったいない!
(2004/2/1)


カサブランカ(CASABLANCA) 1943年アメリカ


ハンフリー・ボガード、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード出演。マイケル・カーチス監督。

私の生まれる30年も前の作品。モノクロです。第二次世界大戦中に作られたようです。アメリカで戦争中にこのような映画が作られていたと今考えると、日本が戦争に負けたのは当然のような気もします。

お話。第二次世界大戦中のカサブランカが舞台。ヨーロッパにいた人々がアメリカへ亡命する経由地として利用していた街。そこでパリから脱出し「リッキーズカフェアメリカン」を経営しているリッキー。そこへ以前パリで恋人だったイルザが現れる。パリでの脱出の際、置手紙だけを残して消えたイルザに不信を抱きつつ、やはり忘れられないリッキーとイルザの恋物語です。

リッキーを演じるハンフリー・ボガード、最初ちょっとおじちゃんかなと思いましたが、いやいや最後はすてき〜と目がハートになってしまいました。皮肉屋でちょっと裏もあったりするんだけど、イルザに再会して動揺してしまう姿が、ちょっと脆い感じがして私のハートを鷲づかみ。強そうに見えて実はちょっと弱い部分を見せられたりすると、いちころですね。イングリット・バーグマンも二人の男を翻弄する女を見事に演じています。たおやかで美しく強い。
警察署長さんもウィットに飛んでて、憎めなくて好きです。

素敵なお話でした〜。
あ、有名な台詞「君の瞳に乾杯」があんなにいっぱいでてくるとは思わなかったわ!
(2002/10/31)


風花 2000年日本


相米慎二監督、浅野忠信、小泉今日子出演。

これは映画館で予告を見ていて、見たいなーと思っていた作品。
それにたまには「恋愛物」(?)も見ないとなーと思いまして借りてみました。

しらふだと物凄く嫌な奴のエリートマン浅野さんと、元フーゾク嬢のキョンキョンの北海道を舞台にしたロードムービーです。
といっても、これといったアクシデントが起きるわけでもなく、現在と過去を交互に描いていきます。
二人とも出口のない行き詰まり感を抱えての旅、どっちかというとキョンキョンの方が深刻かな。
死に場所を求めて雪山に入るキョンキョンを、自分もうっすら死というものを意識していた浅野さんが必死に探して、結局「死んじゃだめだ」と助ける・・・。
その必死さに涙が・・・(ホロリ)

そしてやっぱり浅野さん、好きだわと再確認したのでしたー。(胸毛はちょっとヤだけどねー)




キサラギ 2007年日本

小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介出演。佐藤祐市監督。

面白い、と聞いていたのでレンタル。

お話。D級アイドル如月ミキが自殺して1年。命日にファンが追悼会を計画し、5人の男達が集まる。最初はワイワイと思い出を語り合うつもりだったが、ひょんなことから如月ミキは自殺ではなく殺されたのでは?という疑問が提示され、様々な人間関係が紐解かれていく・・・。

密室劇ですね。
途中からなんだか読めてしまってわたしは、普通だったかなぁ。
ドランクドラゴンがちょっとわざとらしすぎた感じがしたのが、残念。香川さんはしゅてきでした(*^_^*)。
(2008/3/15)


キャッチアウェーブ 2006年日本


三浦春馬、加藤ローサ、木村了出演。高橋伸之監督。

だーーーー、久しぶりにつまらん邦画に遭遇してしまったぁぁぁぁーーーーーー!!!!
久々の「金返せー!!」映画だ。。。

よくある高校生3人男子のひと夏の思い出?映画です。
別にそれはいいのだが、如何せんこちらが次はこうかな、と読んだ通りに話は展開し、出てくる登場人物も型通りでびつくりだ。

私がもう三十路だから理解できないのか、十代の若人だったら面白いのか、不明だが、とにかく一緒に見た大人3人は同意見だったことを記しておく。。。竹中直人でなんとか持つ、って感じかなぁ、、、

(2006/5/3)


キル・ビル(KILL BILL:VOL.2) 2004年アメリカ


ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン、ダリル・ハンナ出演。クテンティン・タランティーノ監督。

VOL.1に比べてスプラッタな殺しのシーンは鳴りを潜め、ブライドの過去が明かされ、そして残りの3人への復讐劇となっています。

私はVOL.1のあの突き抜けた感じが好きでした。なので、こちらはそんなに・・・。可もなく不可もなくって感じかなー・・。
終わりの方で、延々とビルがアメコミのキャラについて語るシーンがあって、そこはマジで眠かった・・・・。

殺しても殺しても死なないブライドはすごいなーとか思ったかな。後は今回の見所はエルとのバトルでしょうか。目がイタタタタってなったよ。(ネタバレだ)
あ、後はそれは北斗の拳って思うアクションが・・。どうなんだろうか?(アタタタタ!「・・お前はもう死んでいる」「ヒデブ!!」ブシュー!)

(2004/5/7)


キル・ビル(KILL BILL: VOL. 1) 2003年アメリカ


ユマ・サーマン、デヴィット・キャラダイン、ダリル・ハンナ、ルーシー・リュー出演。クエンティン・タランティーノ監督。

見る前、期待半分危惧半分でしたが、見終わって、えー・・・・・なんと言ったらいいのか・・・。

お話。結婚式の当日、暗殺集団の仲間の裏切りにあい、お腹の赤ん坊と自分の命までも失いそうになった通称”ザ・ブライド”。4年の昏睡状態を脱し、復讐のために立ち上がる・・・。

突込みどころ満載。というか分かっててあえてああいう作りなんだろうなー。細かいことをあげたら切りが無いですよ。誰かと見れば話の種に丁度いい感じ。

とにかく殺し捲くりです。それがメインですから。血がどばどば、途中アニメも挿入されますが、そこでも激しく血が飛び散ります。切られた手とか足とか飛びまくり〜。
こういうのがダメな人は、見てはだめでしょう。
後は、ちゃんと見ようとする人もダメでしょう。道義を通そうとしてもこの映画は通りません。日本という舞台名ですが、日本じゃありません。不思議ワールドです。(その1。日本では刀を剥き出しで持ったまま飛行機には乗れません。が、ユマは堂々と乗っています。その2。公道を剥き出しの刀を持ったままバイクで疾走なんてしたら、捕まります。が、堂々と隊列組んでバイクは走ります。その3。ハットリハンゾウは確か忍者。刀を作ったなんて話は聞きません。がしっかり作ってます。シーサー(??)の家紋入り。というか現代にハットリハンゾウはおらん!!!)

と、こんな具合の映画、ようするにB級ですねー。始めからそうだと思ってみれば腹もたたないかも、しれませんねー。

タランティーノ監督、私好きだったはずなのですが、どうも今回はねー。まぁ、VOL.2も見ますが・・。

あ!どうしても言いたかったこと!最後、ユマとルーシー・リューの闘いのとき、二人ともアメリカ人なんだから変な日本語で会話しないで英語で話してくれー!!と強く思いましたよ!「カカッテキナ〜」とか言われても、こけっとなるんだよねー。

(2003/10/25)


キューティ・ブロンド(Legally Blonde) 2001年アメリカ


リース・ウィザースプーン、ルーク・ウィルソン、セルマ・ブレア出演。ロバート・ルケティック監督。

容姿端麗で家はお金持ち、でも頭はちょっとという女の子エルが、フラれたにも関わらず恋人を追ってハーバード大学に努力で入学し、様様な騒動を巻き起こしつつ、弁護士への道を進んでいくというお話。

このエルが、最初はファッションとボーイフレンドしか頭にない女の子だったんだけど、最後は弁護士として働くまでに成長するのが楽しい。

法律の勉強は難しく、女の子もファッションより勉強って感じなんだけど、エルはフィットネスやネ−ル、その他様様なお手入れを怠らず、且つ奇抜な発想で弁護もできるって感じで見てて気持ちいいです。

ちょっと話が短絡的かなーとは思うけど、何も考えたくないなーというときには、ぴったりかも。

エンドロールも、ピンク色で文字が書かれててかわいーです。

(2003/6/19)


奇跡の輝き(WHAT DREAMS MAY COME) 1998年アメリカ


ロビン・ウィリアムス、アナベラ・シオラ出演。ヴィンセント・ウォード監督。

オススメとして紹介して頂いた映画。多分私は普通選ばないタイプの映画なので興味津々で見ました。

お話。スイスの湖で出会ったクリスとアニー、魂の友(ソウルメイト)の二人は惹かれあい結ばれます。
月日は流れ、二人の子供たちを持ちますが、二人とも事故で失います。残されたアニーはショックのあまり心に病を抱えますが、クリスの懸命な励ましにより立ち直り、アートの仕事へと戻ります。
しかし、アニーを支えてくれたクリスは、子供達の事故から数年後、同じように車の事故に巻き込まれこの世を去ってしまいます。
クリスは自分で想像した絵の具が使われた死後の世界で目覚めます。恩師のアルバートに導かれ、亡くなった娘との再会も果たします。しかし、アルバートからアニーが自殺したことをクリスは聞き、自殺者は地獄へ行くということを知るとクリスはアニーを助けるため、地獄へと向うのです・・・。

最初ちょっとわかりづらかったかな。物切れの映像が映し出されて、集中してないとすぐわからなくなっちゃう感じ。でもクリスが絵の具で描かれた天国にきてからはよかったです。この天国、CGがとても素晴らしい。どうやって撮影したんだろうって思うくらい、色鮮やかな世界が広がっています。

そしてクリスを演じたロビン・ウィリアムスがこれまたいい!アニーを大切に大切に思っている表情とか、ぎくしゃくしたまま亡くしてしまった息子が天国で身近にいたとわかったときの父親の表情とか、アニーを地獄で見つけて自分が正気を失ってしまうのも厭わず傍にい続けようとする姿とか、もう絶品です。もうねー、切ないのよー。。。

これを見たのが丁度日記に「人はなぜ生きるのか」というのがわからないと書いたあとだったので、これもちょっと不思議なつながりを感じます。この映画では、人生は旅だと、自殺はその旅をまっとうしなかったということだから地獄へ行くという感じで描かれていました。そうかー、そういうのもありだよなーと思いました。
旅、外国や観光に行くだけが旅じゃないんですね。
見てよかったなーと思いました。

(2003/5/14)


キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(cach me if you can) 2002年アメリカ


トム・ハンクス、レオナルド・ディカプリオ、クリストファー・ウォーケン、マーティン・シーン出演。スティーブン・スピルバーグ監督。

オープニングのアニメと音楽がとてもおしゃれです。ああいうの私は好き。

お話は可もなく不可もなく、かなぁ。レオ様が偽造小切手を作ったり、ニセパイロットになりすまして飛行機乗っちゃったりするのですが、最初は新鮮でも後のほうでまた違う詐欺の手口を延々と見せられると、もぉいいよな気分になっちゃったりしました。

レオ様やトムハンクス@ロードトゥバーディションとちょっと被ってない?より、レオ様のパパに私の目は釘付け。銀髪のロマンスグレーで渋くてステキでした!!!

話はコメディだったり、ちょっと切なかったりでいったいどっちやねん!と私はつっこみたくなりました。内容に比して上映時間はちょっと長いかも・・・。

纏めるとあまり印象に残らなかったってことだす!
(2002/3/22)



クリスマス・キャロル(A CHRISTMAS CAROL) 2009年アメリカ

ロバート・ゼメキス監督。出演、ジム・キャリー、ゲイリー・オールドマン。

最初実写なのかと思っていたら、どうやら違う?すごいリアルで綺麗な映像でした。ちょっと話は説教くさいけど、でも私は好きです。
金の亡者でお金のことしか頭になりスクルージ。クリスマスイブも仕事で、せっかくパーティに誘いにきた甥も追い返してしまう。寄付を募りに人が来ても、一切お金は出さず。寒い事務所に暖炉の火もちょっぴり。
そんなスクルージにクリスマスイブの晩、3人の幽霊が現れて、彼に過去、現在、未来を見せる。それは頑なになってしまったスクルージに現実を突きつける内容だった。

ちょっと、自分の晩年と重ねたりして。金の亡者じゃないけど、一人・・。おお、いやー。

でもDVDでたら買おう。


(2009/11/14)


クィーン(THE QUEEN) 2007年イギリス・フランス・イタリア

ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル出演。スティーブン・フリアーズ監督。

予備知識なしで見たのですが、意外に面白かったです。

ダイアナ妃が亡くなった前後の王室(女王)の対応と、その年に首相になったブレア首相とのやりとりが主に描かれています。
女王、日本で言えば天皇のような感じで、遠い遠い存在かと思いきや、この映画では血の通った人間くさい存在として描かれていて驚きました。周りに居る王族の人たちもとても人間くさい。
特にあのフィリップ殿下の描かれ方はあれ、大丈夫なんでしょうか?(汗)
日本で皇室を描いた映画があったとして、あのような感じでは決して作れないでしょうね。国民性の違いかと思いますが、うん、面白かったです。
堅物として描かれていたエリザベス女王が、最後の方で涙を零し、反王室派だったブレア首相がエリザベス女王の真意を汲んで同僚達に訴えるシーンは涙が出ました。

オススメ!
(2007/5/2)


グラディエーター(GLADIATOR) 2000年アメリカ


ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン出演。リドリー・スコット監督。

お話。古代ローマ帝国が舞台。皇帝から絶大な信頼を得ていた将軍マキシマス。次期皇帝をと望まれていたが、ある夜、皇帝が実の息子に暗殺され、マキシマスを憎む皇帝の息子の手により処刑されることになってしまう。なんとか逃げ出し、家族が待つ家に向かうマキシマス。しかし、家族は既に亡き者になっていた・・・。

しょっぱなから戦闘シーンで、こういうのに弱い私は体に力が入りっぱなし。そのまま20分くらいそんなシーンが続き、私はぐったりです。。。
確かにCGで描かれた古代のコロシアムや、その当時の衣装、セットなどどれも豪華です。話もそんなに悪くはないと思われますが、これでもか、と続く殺戮シーンの連続は、私には酷でして・・・。
日記にも書きましたが、主人公が怪我をするでも血を流すでも、まあ最後まで生き残るからいい。問題は、その他大勢の人たちです。
名も無き兵士たちが、将軍の「突撃」の合図で突進し、どんどん命を落していく。これが私には耐えられないのです・・・。その人、一人一人に人生はあるわけで、ほんの数秒でどんどん虫けらのように殺されていくのがダメなんですねえ・・。なんだろ、自分に置き換えてみちゃうんだな。私は多分その時代に生きていたら、やはりその他大勢の一人なわけで、有無を言わさず殺されちゃったりするのは嫌なのですね。
置き換えなきゃいいのに、置き換えちゃうから余計つらくなる・・。

というわけで、この映画で、当面私は戦争物は見られない、というのがわかりましたとさ。
(2005/10/11)


クリビアにおまかせ!(JA ZUSTER,NEE ZUSTER) 2002年オランダ


ルス・ルカ、パウル・R・コーイ、チツケ・ライディンハ出演。ピーター・クラマー監督。

ミュージカルでございます。赤、青、白を基調にしたオープニングとか、衣装とかはとてもかわいいのですが、なぜか私は途中寝てしまいました・・・。
女の人はスタイルよし、でございます。以上。

(2004/12/31)


グリーンフィンガーズ(GREENFINGERS) 2000年イギリス

クライブ・オーウェン、ヘレン・ミレン、デビッド・ケリー出演。ジョエル・ハーシュマン監督。

実話を元にしたお話。テレ東で昼間にひっそり放映しているのを録画してみました。

お話。弟殺しで刑務所暮らしの主人公は生きる気力もないまま生活していた。
ある時、主人公は開かれた刑務所に移動となる。初めは言われるがまま、生きる屍のように過ごしていたが、ふとしたきっかけで庭師の仕事を受刑仲間たちと始めることになる。
そこで植物を世話し育て上げる喜びを見つける・・・。

えっとまずテレビの録画ということで、けっこうブチブチとカットの跡が見え隠れ。せっかく盛り上がるぞーってところであからさまにカットしてあってガックリとしたことが何度も・・・。
ということでちょっと集中してみれなかったなー。うーん、ちょっと吹替えだったのも原因の一つかも。

でもさすがガーデニングの国イギリスだけあって、庭師って仕事にすごい誇りをもってるんだなーと思いました。
植物に人間に接するように話し掛ける主人公がよかった、うふふ。

(2003/4/4)


クィーン・コング(QUEEN KONG) 1976年イギリス・イタリア合作


ロビン・アスクイズ、ルーラ・レンスカ出演。フランク・アグラマ監督。

某最低映画紹介サイトに載っていた作品。DVDをレコード屋で発見し、パッケージにピンクのラブリー背景に下着(?)着用のコングがいらっしゃって混乱しました。
で、レンタル屋でまたB級映画探しをしていたところ、一番上の棚に鎮座しており、ついつい手にとってしまったのが運のツキ。ビデオのパッケージを見ると、曰くツキの作品で製作当時お蔵入りになってしまったっぽい。で、最近になって発掘されて公開された模様。なぜかタレント乙葉ちゃんの推薦のコメントもあり、これまた混乱する。乙葉ちゃんの感想は「おしゃれ」。むむむぅー・・・、「おされ」なのか、この映画は。モンスターパニック映画じゃないのか?とますます混乱・・・、混乱の揚げ句レンタルして激しく後悔するという悲しい運命を辿りました・・。

お話。たくましい女性映画監督が、激しいロケ=いびりに耐えうる男性を探し、その男を使ってコングのいる島で映画の撮影をしようとするも、クィーン・コングは、その男に一目ぼれし、島を右往左往したあげく、ちょっとサド入ってる映画監督に捕獲され、クィーン・コングはロンドンで見世物にされてしまうというもの。

どうやらこの映画は「シリアス」ではなく「コメディ・パロディ」らしいということに、見初めて漸く気づく。妙に紗がかかった映像で、水着姿の女性やら、短パン姿の女性やらがわんさかとでてきて、おそまつ(!)な歌を歌ったり、踊ったりします。
船のシーンでは、ジョーズの例の音楽がなり、出てきたハリボテジョーズには「クィーン・ジョーズ」の張り紙がしてあったりします。

纏めると見なくていい映画、でした。何の感想もなーし。あ、ただ乙葉ちゃんのコメントはやっぱりハテナだった・・・かな。どこがおしゃれ??

(2002/11/23)


クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイヤ(QUEEN OF THE DAMNED) 2002年アメリカ


スチュアート・タウンゼント、アリーヤ、マーガリート・モロー、ヴァンサン・ペレーズ、レナ・オリン出演。マイケル・ライマー監督。

諸事情により見る予定だった「エンジェルアイズ」をやめて、こちらを見ました。嫌な予感はしていましたが、予感は的中しました・・・。

前作の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイヤ」とどう繋がるのかわからないまま見ました。

お話は簡単に言うとロックとヴァンパイヤの融合であり、ロックのカリスマとして復活したレスタトの歌に触発されて古の吸血女王アカーシャが目覚めるというお話です。

えっと前作でレスタトはトム様が演じておりました。その他ブラピやクリスチャン・スレーター、確かアントニオ・バンデラスもでていたかと思います。いい男満載の映画でございました・・・。
しかーし!今回、おすぎ絶賛@CMのにゅーレスタトはわたくしには、どーも色気が感じられず・・・。吸血鬼になりたて(といっても数百年はたっている)のレスタトは、人間らしさをすごく残しており、外見は青白く吸血鬼仕様になっていても、どーも人間くささが鼻につき、私の吸血鬼像から離れており・・・・。(北の国から調だわ・・)

吸血鬼の女王アカーシャも、どーもお子様に見え・・・。(と故人に失礼ですが)

と言う訳で、久々に「アイタタタタ・・・」な映画だったいう・・・。

「吸血鬼がとーってもすきぃ!」って人や「出演者で見たい人がいるー!」って人以外はオススメしませんです。

(2002/10/14)


グリーン・デスティニー(臥虎蔵龍 Crouching Tiger, Hidden Dragon) 2000年アメリカ・中国


チョウ・ユンファ、ミシェール・ヨー、チャン・ツィイー出演。アン・リー監督。

・・・これ、なんでアタシ借りてきちゃったんだろ・・・。と、言うのが感想だ!!!
前に借りてよかった「初恋のきた道」に出演してた女の子がこれにも出てたので、何を思ったかレンタルしちゃったのよ・・・(泣)。
お話は、幻の剣「グリーンデスティニー」を廻る人間模様でございます。その剣を廻っての冒険活劇風なのかと勝手に思っていたら、そこまでスリリングな展開もなく。なんだか悟りを開いてしまったかのようなチョウユンファが、みごとな名剣士ぶりを見せつけ、アタクシ期待の女の子は、かなり共感持てない役を熱演されており・・。もうどうにもこうにもなーと思いつつ、前半はそれでも我慢して見つづけましたよ、アタシは。
でも、後半はもう耐えられなかった。ごめんなさい、早送りしまくり・・・。うぃーんうぃーんと早送りした果ての結末は、これまたねぇな結末でございまして・・・。久々におおはずれ〜、カランカランカランと鐘が鳴りました。

見所は、いかにもなワイヤーアクションの数々でしょうか?大体人の体が腕を上に向けただけで、中に舞い上がるものでしょうか?いくら名剣士といえどもどうなんでしょうね?(大体「剣士」なんだから、剣だよねー。空中戦はあまり関係ないんじゃ・・・?)
屋根から屋根へと飛び移る様は、すばらしい。いかにもつるされてまー、あっと違う、空を華麗に舞っていてステキです。


クレイマー、クレイマー(Kramer vs. Kramer) 1979年アメリカ


ダスティン・ホフマン主演。ロバート・ベントン監督。

小さい頃、この映画の内容を聞いて、なんかお涙頂戴でやだなと思った記憶がある。
で、ちょっと成長?したので、ま、見てやるかと 思い見てみました。
ストーリーは、仕事第一であまり家庭を省みない夫が、ついに妻に愛想をつかされて出て行かれてしまう。残されたのは、幼い子供。
妻がいなくなった最初の朝、フレンチトーストを子供と作ろうとするが、勝手がわからないため、駄目にしてしまう。幼い子がいるのに、物にあたる父。最初は、自分第一で子供の心を思いやることもしない父親も、だんだんと変わっていく。そして、やっと良い関係が築かれはじめた時、出ていった妻が子供を取り戻しにやってくる。
思ったことは、大人の一方的な都合で、小さい子供をやっちにやったりこっちにやったりするのは、絶対してはいけないと、思った。何もわからなくて守ってあげなきゃいけないのに。
と、ちょっと真面目に考えてしまいました・・・。




ゲド戦記 2006年日本

声の出演、岡田准一、手嶌葵、田中裕子。宮崎吾郎監督。

海外の原作をアニメ化。
海外のファンタジーがちょっと苦手なあたしは、友達に誘われて見に行った。誘われなかったら、例えジブリ作品でも見に行かなかったなー。

お話。
某国の王子アレンは、父王をなぜか殺し、剣を奪って逃亡。砂漠で野犬に襲われてヤケになったところに、ゲドが登場し助ける。
・・・えー、原作を読んでいないので、映画ではこういう始まりでございました。
一緒に旅することになり、道中進んで行くうちに世の中のバランスが崩れて、人々がおかしくなっていることに気づく。そしてアレン自身も心に闇を抱えていた・・・。

途中まで退屈。のんびり話が進む。所々豹変するアレンさんの表情が怖い。テルー役の新人さんは棒読み。
などが気になり、あまり集中できず。
後半になってやっと動きがありますが、全体的に地味、なのではないでしょうか?

私が大人になってしまったのか、どーもハウルといいゲドといい、アー見てよかった、と思えないのはなぜなのでしょう・・・。
さびしーなー。
ちなみに私が好きなのは、「魔女の宅急便」「トトロ」「天空の城ラピュタ」です。この頃、ほんとよかった・・・。
(2006/8/20)


ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer 2000年日本


中谷美紀、渡部篤朗出演。堤 幸彦監督。

テレビドラマの映画版。テレビでやってた頃から好きで、特に中谷さん演じる柴田の強烈なキャラクターと、渡部さん演じる真山のコンビが大好きだった。で、映画になると聞いて心待ちにしていたのでした。
で、こういうテレビシリーズちゃんと見てる人でも話しがよくわからないのが、ケイゾクのいい所?です。誰が本当に生きているのか、死んでいるのかがわかりにくい!!さっき死んでたと思ったら、生きてでてくるし。わからーん。それがケイゾクなんだろうなぁ。
沖縄でのロケらしく海はとてもきれい。ああ、シュノーケルしたい!
感想:謎解きをしようと映画を見終わった後パンフレットを買い求めたが、失敗した・・。写真とローマ字表記のスタイリッシュ?な代物だったのだ・・。かねかえせー!





コーヒー&シガレッツ(COFFEE AND CIGARETTES) 2003年アメリカ

ロベルト・ベニーニ、スティーヴン・ライト、ジョイ・リー出演。ジム・ジャームッシュ監督。

登場人物たちがコーヒーとたばこを片手に繰り広げる会話が、短編で連なっています。
モノクロです。
コーヒー好き(でも今はちょっと控えめ)な私は楽しみに見ていたのですが、どうも想像と違い・・・。
みんなせわしなくタバコを吸い、おいしくなさそうなコーヒーをがぶ飲みする、というのがどうも・・・・。
健康を害すぜ、と思いつつ見ました。
んー、残念。

(2007/5/20)


恋におちたシェイクスピア(SHAKESPEARE IN LOVE) 1998年(アメリカ)

グウィネス・パルトロー、ジェセフ・ファインズ、ジェフリー・ラッシュ出演。ジョン・マッデン監督。

衣装がとてもきれいだった。
(2007/1)


コープスブライド(CORPSE BRIDE TIM BURTON'S CORPSE BRIDE) 2005年イギリス

ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー・ワトソン声の出演。ティム・バートン、マイク・ジョンソン監督。

ある婚約を控えた男が、うっかり死体の花嫁にプロポーズしてしまったことから始まるファンタジー。

ストップモーションアニメという手法らしいけど、CGではないカクカクした動きがかわいい!
でもこれを一こま一こま撮影するって大変だったろうなー!!

幽霊達が歌うミュージカル風な音楽が面白かった。
(2006/12/2)


コンスタンティン(CONSTANTINE) 2005年アメリカ


キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、シア・ラブーフ出演。フランシス・ローレンス監督。

見終わっての感想は今ひとつすっきりしない、だ。一緒に行った友人は、エンドロールの後があったために、すっきりしなかったと言ってたけど。
キアヌさんはマトリックスとはまた違った自分勝手な主人公を演じており、それはそれでいいのだが、如何せん服装がまたマトリックスを連想させるブラックスーツに黒いタイ・・・。もうちょっとなんとかならなかったのか・・・。
話はあまり事前にリサーチしていなかったため、最初オカルトちっくでどうしようと思ったが、なんとか耐えられた。ただなー・・・色々と説明があまりない感じで、なんでキアヌ=コンスタンティンは天使にも悪魔にも人気なのか、とか、どんな特殊能力を持っているのかとかが分かりづらいんだよねえ。
話のベースはこれまた宗教がらみなので途中???となるし。
自殺は罪とかさ、自殺したら地獄行きとかさ、自己犠牲の愛、とかさ。
無宗教な私にはわかるようでわからないのであった。。
それと絶対パート2ができそうな終わり方だったよ・・・。

余談。マトリックスを見たことがない友人はかなりキアヌに目が釘付けだったらしく、かっこいいねえ・・・と絶賛だった。
(2005/4/29)

獄門島 1977年日本


石坂浩二、司葉子、大原麗子出演。市川崑監督。

シリーズ3作目。なぜ借りたか、それは大地喜和子が見たかったから。
白い巨塔での美しさにびっくりし、これをレンタルしてみたが、これは前から私の持っていたイメージ通りのけばいおばさまだった・・・うーむ、残念。
若き日の浅野ゆう子がきれいだけどちょっと頭が弱い金持ちお譲を演じていたりします。
(2004/8)


恋に唄えば♪ 2002年日本


優香、竹中直人、玉山鉄二出演。金子修介監督。

ミュージカル映画。
お話。恋人サトルとラブラブだと思っていたユミ。しかし恋人の誕生日のその日ユミはフラれてしまう。やけになっていたユミはひょんなことから魔法の壺を手に入れ、壺男が出現。一つだけ願いをかなえてくれるという。
はたしてユミの願いは叶えられるのか・・・。

ビデオ鑑賞2本めだったからなのか、ほとんど面白いと感じられず・・・。あれ?
ミュージカル映画はあまり好きではない、という自覚はありますがこれはそんなに嫌に感じられなかったのに。
優香は、確かにあまり歌い踊りしてなかったけど・・。

この映画は竹中さんメインなのかしら?
でもねー、今回はあまり竹中さんも面白くなく・・・・。

全体的に???な映画でございました。。。

(2003/11/9)


コフィー(COFFY) 1973年アメリカ


パム・グリア主演。ジャック・ヒル監督。

タランティーノ監督の「ジャッキー・ブラウン」でかっちょいーおばさんを演じたパム・グリアの30年前の作品。最近になってDVDやビデオがでたようで70’年代のレトロな感じがおしゃれ、みたいな感じで売り出されていたようだ。(これと似た感じは「クィーン・コング」でも感じたけど。製作会社の戦略なんだろうな。)
しかぁーし、内容は結構ハード。

妹を麻薬中毒にされてしまったコフィーは、単身麻薬組織壊滅に立ち上がる。
冒頭いきなり売人(ツノダ☆ヒロ似)の顔面を銃で撃っちゃうんだからすごい。その後もコフィーは次々と麻薬関係者を殺していくのだ。売人たちに近づくためには、裸だって厭わないわととってもステキなプロポーションで裸体をあちこちで披露しつつ、最後は恋人までも殺してしまうコフィー。海辺をフラフラと去っていくシーンでエンドロール。

すごい、すごいぞ!内容はハードだけど、今ひとつリアリティーに欠けるのなぜだと思っていたら、最後にパム・グリアのインタビューがあり、予算の都合上長回しでの撮影が多かったとのこと。そうかー、だから人を殺してもその恐怖とかの感情があまり伝わってこなかったのね。なるほど。

大真面目なお話だけど、所々サービスショットなのか肌色(例えば売春婦たちがパーティで乱闘、おっ〇いポロリみたいなの)がチラチラしつつ、且つコフィーさんの最大の武器はその見事なお体ということで、ピンク色なセリフ(結構下品)が飛び交う、よーするに2時間テレビドラマのような映画でございました。

見所、コフィーさんの見事な体。出るとこ出てひっこむところひっこむというステキなバディーです。そして頭はアフロで決まり!

(2003/5/16)


コリーナ、コリーナ(Corrina,Corrina)1994年アメリカ


ウーピー・ゴールドバーグ、レイ・リオッタ、ティナ・マジョリーノ出演。ジェシー・ネルソン監督。

最近「カラー・パープル」を見てウーピー好きだーと思い、前からちょっと気になっていたこの作品をレンタルしてみました。

お話。幼くして母親をなくした女の子の元に家政婦のコリーナがやってくる。女の子は母がいなくなった現実をなかなか受けいれられず、話をしなくなっていた。そんな女の子の心をユーモラスと優しさでコリーナは解きほぐしていく。

暖かくて、ほっとするお話だったなー、うん。流れる音楽もステキだった。
女の子がすごくかわいーんだよ。そしてお母さんがいなくなってしまった悲しみや混乱をたんたんと演じていてよかった。
その女の子を癒していくウーピーもステキ!ちょっと悪ぶってみたり、でも自分の夢を持っていてそれに向けて家政婦やその他の仕事をこなしていく姿もいいなー。
ウーピーの何が好きって、あのおちゃめな顔と笑顔。

久しぶりに泣ける(女の子に気持ちにシンクロして)映画でした!

(2002/2/25)


五月のミル(Milou En Mai) 1989年フランス


ルイ・マル監督。
初老の男性が、母親の死をきっかけに遺産の分配で家族ともめるお話。遺産として残されているのは、でっかいお屋敷と、それに付随する広大な農園。主人公のミルは、ここの生活が好きで手放したくないのだが、他の家族はさっさと分配を決めていく。話しは、たんたんと進んでいきますが、このお屋敷と庭がすばらしい。一度でいいからこんなとこ住んでみたい。緑がいっぱいあって、敷地内には、川まで流れてる。いいですねー。うらやましい・・・。
緑を見て気分をリフレッシュしたい時にでも 見てください。 。




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