第6回世界妖怪会議レポ

※本レポートは私、花山がおぼろげな記憶をもとに書いたものです。発言の趣旨、発言者など、誤っている可能性がありますのでご了承下さい。

水木しげる原画展

妖怪会議会場・調布グリーンホールのすぐ近く、調布市文化会館たづくりでは、7/3〜8/18まで「水木しげる原画展」が開かれています。

開場の二時頃、グリーンホールに到着したのですが、開演の3時まではまだまだ余裕があるということで「原画展」に移動。

展示は数々の原画(鬼太郎・悪魔くん・河童の三平・昭和史など)のほか、美術学校時代に描いたラフスケッチ、調布市の広報用に描いたレアなカットなど。

展示もすばらしかったのですが、このとき偶然にもNHK取材中の水木御大と、荒俣さんが来場。
入場していたファンは騒然となりました。以前サイン会などで何度かお目にかかっていたのですが、急なことだけにとても興奮しました。

御大はNHKの取材を受けている途中だったので遠慮しましたが、荒俣さんには握手していただきました。「フィギュア(妖怪絵札のことです)買ってます。」と声をかけたら笑ってくださいました。

開場

開場の午後二時を前に、妖怪会議会場の調布グリーンホール入り口は妖怪ファンの長蛇の列。席は全席指定なのですが、熱心な方々が行列して開場を今か今かと待っていました。

入場時には、先日角川書店から発売になったフィギュア『陰陽妖怪絵札』を、入場者に各一個プレゼント。物販ブースも設けられ、風呂敷付きパンフレットや、DVD・出版物などが販売されていました。

風呂敷付きパンフレットの購入者のうち、運のよい人には出演者のサインが入っていました。自分は昨年のパンフレット購入時には大槻ケンヂさんのサイン入りが当たったのですが、今年ははずれてしまいました。

開演

舞台がせり上がり、パーカッションユニットの「南方幻想」登場。様々な楽器(?)を使用した不思議な音楽。

演奏終了とともに進行役・京極夏彦さん登場。今回のテーマは『妖の音・怪の形』。

まずはスペシャルゲストを紹介。スペシャルゲストはなんと目玉おやじ。(声:田の中勇さん)

京極さん、目玉おやじに質問。「今まで鬼太郎が戦った妖怪の中で印象に残っている妖怪は?」

目玉おやじ「おどろおどろという毛だらけの妖怪は強かったなあ。目目連や輪入道なども不思議な姿の妖怪だった。ぬらりひょんも強敵だった。」

パネラー登場

こうした妖怪の姿は江戸時代にはほぼ定まっていた。このあたりに詳しい人物を呼びましょう、ということで、妖怪研究家・多田克己さん登場。多田さんはジンベエ姿。

多田さん「鬼太郎に出てくる敵妖怪はなぜか鳥山石燕が描いた妖怪がほとんどです。その石燕が描いた妖怪にもさらにルーツがあって、それを遡っていくと室町時代の絵師・土佐光信が描いたとされる百鬼夜行絵巻に行き着きます。」

最近、その百鬼夜行絵巻を題材にしたフィギュア『陰陽妖怪絵札』が出ましたが、その監修を担当した荒俣宏さんをよびましょう、ということで荒俣さんが浴衣姿で登場。多田さんが座っている椅子に座った荒俣さんに京極さんの「椅子は大丈夫ですか?」というつっこみ。「二人で220kgですか。」「いやそこまでは。」というやりとりに会場笑。

荒俣さん「本来、百鬼夜行は目に見えないもの。見ることができたのは高僧や身分の高い人などごく一部の人たち。そういった百鬼夜行を具体的に絵にしたのは、庶民にもその姿を見せたいという気持ちが働いていたのでは?」

妖怪の絵巻は何のために描かれたか。妖怪の絵は当時から洒落として描かれていたし、おまじないに使われたりもしていた。嫁入り道具に入っていたということもあった。大名家に伝わっている例も多く、若様に怪談話を語る夜伽衆という役目もあった。

HOME/次へ