Doll's Department

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8階 《ミュージアム》

1/Jミュージアムのオープン記念イベント
”大英博物館展”です。

先ごろ上野の国立博物館で行われた大英博物館展は、
連日、入場まで数時間待ちという盛況振りでした。
ロンドの大英博物館は、入場無料で気さくにはいれる
フレンドリーな施設だけに、やや複雑な心境ですが
あらためて日本人のエジプト好き(というかミイラ好き?)を、
実感しました。
混雑を助長していたのではないか、と思われるのが、
会場で販売されていた、海洋堂製の展示品ミニチュアです。
本家大英博物館のショップにも、並ぶそうで、
手ごろなお土産として、喜ばれると良いですね。
ノンスケールなので、厳密には1/Jとは言えないのですが、
ドールたちの文化レベル向上のため、このコーナーでは
アリ、とさせていただきました(笑)。

上と右は、「ルイス島のチェス駒」セットです。
スコットランド北西のルイス島で、発掘されました。
12世紀に、セイウチの牙と鯨の歯から彫り出された物です。
ケルト的な模様と表情が細かく表現されています。
ハリーポッターの映画にも出ていたような・・・
展示品のメインは、エジプト館のものです。
北陸製菓より「大英博物館〜古代エジプトの遺産」として
発売されました。
ラインナップは

 左上:
  アメンヘテプ3世の座像
  トトメス3世像(頭部)
  ネコの像
  スフィンクス
  ペエのホルス神像

 右上:
  オシリス神像
  スカラベのペンダント
  アンクのアミュレット
  魚形ガラス容器
 
上:
 ネコのミイラ
 耕作する男性の模型
 ヘヌトメヒトの金張り外棺
 カノポス壺(ファルコン・ジャッカル)
 カノポス壺(ヒヒ・人)

カノポス壺とはミイラを作るときに取り出した、内蔵を納める
ための容器です。
くま女王は、1/Jサイズの壺を収集していまして、
このカノポス壺も小躍りしてゲットいたしました。

右:
 ラムセス2世神殿の王名表

ヒエログリフって燃えますよね。
昔本屋で、ヒエログリフを読み書きするための手引き書を
売っていたのを見た事があります。
買っとけば良かったな。
ちなみに楕円で囲まれた文字が、王の名前を表しています。
 文字つながりで・・・

右は1/Jサイズのロゼッタストーンてです。
同じように写真をとってみましたが、実は今回のシリーズでは
なく、大英博物館本家のショップでゲットした物です。

上段にはヒエログリフとよばれる象形文字、中段にはデモティックとよばれる民用文字、下段にはギリシア文字で、同じ内容の文章が記されている事から,ヒエログリフ解読の大きな手がかりとなった、有名な遺物です。
世界史の教科書で見慣れたコレが、ガラスケースも無しで
フランクに置かれているのを見たときには、かなり興奮した
ものです。

それにしても、ナポレオンがナイル河口の町ロゼッタで、掘り出したこの石が、なぜかイギリスの博物館にあることからして、
世界中の国から遺物の返還請求を受けているのも、そしてそれを決して聞き入れる訳には行かないのも、わかる気がします。
だって、空っぽになっちゃうもんね(笑)。