chieさん作ポケステ(画面は旧バージョン) |
実はアマチュアによるポケステの解析は進んでいて、アプリケーションを自分で作ることが出来るのだ。ポケステの CPU は ARM7 で、GCC を使うことで開発を行なうことが出来る。後はポケステへプログラムを転送する手段さえあればもう遮るものはない。今すぐバリバリ作れるのだ。
但し赤外線の解析に関してはなかなか情報が得られなかった。自分で解析を行なってみた事もあるのだが、あっさり断念した。モンモンとしながら半年過ぎ、ようやく赤外線を光らせる方法が分かった。よし、赤外線の ON/OFF さえ分かれば、後はどうにでもなるぜ。なに最後は nop で 2400bps シリアルを作るまでさ。
chieさん作ポケステ画面拡大図(画面は旧バージョン) |
Ver1.6 までは RCX のみしか制御出来なかったが Ver1.7 からは Scout も制御出来るようになった。赤外線送受信ルーチンを作り替えたら、いつのまにか Scout も反応するようになっていたのだ。今まで動かなかった原因が分からないのは、自分としては非常に情けないのだが、勘弁してもらいたい。
ポケステではタイマをユーザが自由に使用出来るので、Ruputer とは違い 2400bps のタイミングはタイマ割り込みを使って作成することが出来た。ポケステはプログラムを作成する側から見ると非常に素直な作りで、クロック設定を上げさえすれば速度も速いし、プログラムを作るのが非常に楽しいプラットフォームだ。
ポケステにプログラムを転送する手段を持っている人は少ないと思うので、あまり意味はないかもしれないが、一応プログラムをソース付きで公開する。caetla 等による PlayStation 経由か、メモリカードライタで転送すればあなたのポケステが RCX リモコンに変身だ。
今回のプログラムに関しては、ポケステ開発のためのツールを作成してくれた人たち、内部の解析を行なってくれた人たちの力によって出来たといえる。この場を借りて感謝したい。
忘れた頃にバージョンをするかもしれないので、興味のある人はこのページをチェックして欲しい。
(注意点) 市販ソフトに比べてそれほど消費電力に気を配ってプログラミングしていません。そのためただでさえ早い電池の消耗を促進する恐れがあります。
99/11/9 Ver1.1 にバージョンアップ。
99/11/11 Ver1.2 にバージョンアップ。
99/11/19 Ver1.4 にバージョンアップ。
99/11/19 Ver1.5 にバージョンアップ。
00/4/10 Ver1.6 にバージョンアップ。
00/4/13 Ver1.7 にバージョンアップ。