ログハウスの着工まで  ログハウスの着工まで....
   2002/05/12更新


  • 1977年から七家族が半分冗談、半分本気で貯めてきたお金が少しまとまった金額になるたびに、「分けしよう」、「会員制のリゾートクラブに出資しよう」、「大型のキャンピングカーを買おう」、「全員で旅行に行こう」とか、とか迷案続出。しかしなんとしても「自分たちの小屋を」と夢は膨らむばかり・・・・
    「グループで共同購入というのは絶対成功しませんよ!」と何度言われた事か。
    でも自分の小屋を持ちたい夢はしぼむことなく続いていた.....値上がりの速度には負けながら.....

  •  1993年11月、これが最後の候補地との予感もあって兵庫県北部・但馬地方のセカンドハウス村を訪れる。
    近くにスキー場も温泉もあり堺から車で3時間足らず。適当に遠く、自然もたっぷりの場所。土地は約100坪。15年契約の借地で、入村時の契約金と(\720,000)月々の管理料が必要だが月々の地代は不要。
    建物はログハウス若しくはそれに準ずると言う制限がある。
    候補地を目の前に夢が現実の形になって膨らみ始める。

  •  1994年4月、大阪市内のログハウス展示場で各社のログハウスを見比べる。
    フィンランド製の角ログハウスに傾く。スタイルや値段からウィークエンドハウス社製に内定。
    ロフト付きの7.5mx7.5m角。ログは95x150mm。キットのみで約\5,000,000

  •  1994年5月、ログハウスの大きさを決めるため、契約することを前提に現地の測量(?)を実行。が突然、予定していた区画がキャンセルされた。山からのミズ道にあたり危険との判断だった。で残り少ない別の区画に変更する事になった。

  •  1994年6月、突然現地の管理組合から工事は地元の業者にさせることが条件だと通告される。
    それまで当然自分たちで工事できると思い込んでいたためショック!
    交渉済みのログハウスはキャンセル、別ルートでの輸入となる。
    幸い同じウィークエンドハウス社のログが手に入る事になった。
    が直輸入のためモデルも異なり、国内の建築基準法に抵触する箇所があるとの事だが建築確認が不要な地域なので問題はないらしい。

  •  1994年7月、入村契約に踏み切る。
    さっそく管理料(月\10,000)とTVの共同聴取のシステム(ケーブル引き込み工事とも)の負担金(\67,777)を要求された。
    管理料は、工事がすべて完了してからで良いと言う事であった。「TVは見ないから」と訴えたが付き合いですからと押し切られた。
    受益者世帯の数に組み込まれているということか?・・・でも今では必需品になっている。

  •  1994年10月、地元業者へ発注の条件は避けがたくやむなく建物の容れ物だけ(キットの購入・基礎・ログ積み・屋根工事)を業者に依頼、それ以外は全て自分達でやるという変則方法を提案。
    当面は風呂場を設置せず近くの温泉に通う計画にし、工事区分をきちんと区分けして責任問題の発生しないよう文書を作成、提案が認められ工事契約に踏み切る。
    キットと工事代金でほぼ\10,000,000と言うところ。工事業者は地元の組合を通して地元の工務店が行う。

  •  1995年1月、阪神淡路大震災の前日、堺の神社で地鎮のお祓いを受ける。
    建物位置(基礎の位置)を決めるため現地で立ち会い、お祓いの砂を基礎周辺に撒く。

  •  1995年2月、基礎工事完了。意外に小さい。
    緩い傾斜地のため高い側で約1m、低い側で45センチの高さ。基礎工事代も少し高くついた。

  •  1995年3月、待望のログキットが到着。
    震災の影響で神戸港には荷揚げ出来ず下関港へ荷揚げ、陸路で但馬入りとなった。運賃が気になるところだが、約束通りに\200,000ほどで済んだ。

  •  1995年4月、業者によるログ積み始まる。(これがしたかったのに...)
    屋根工事も続いて行う。ほぼ3週間で業者の工事は完了。この間に電気の引き込みや水道の引き込み、簡易水洗トイレの便漕の埋設なども完了。
    ここまで出来ていれば雨でも濡れる心配なく自営の作業がゆっくり出来る。
    外部の足場は我々の防腐剤塗り作業にも必要なのでお願いしたところ、1カ月無償で借り受けることが出来た...

  •  そして1995年5月連休に始まった我々の自営工事。
    最初に行ったのは、業者工事部分の検査・確認。何カ所か問題点を発見、至急に手直しを依頼。作業順序の問題もあって、もう少し余裕を持って検査するべきだった。
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    AKIRA SASAKI/佐々木 明 akira@osaka.email.ne.jp