臨床検査技師の仕事 −医学教育を受けずに業界に入っちゃった人へ− (7)


(1999/12/18掲載)


[まとめ]

  • 臨床検査技師の仕事は、検査結果を少しでも早く医師に返し、診断、治療に役立てることである。微量化、迅速化、精度化(精密度と正確度)を目標にし、データ解釈をつけて報告するのが理想。
  • 検査は重要だが、検査値を絶対視してはならない。異常値すなわち検査の誤りもしくは新事実の発見。
  • 原点は常に人、検査の原理、目的を知らずして自動機は使えない。自動化が進んでいるといっても、すべての検査、手順が全自動化されているわけではない。
  • 臨床検査の主役は患者である。



[参考文献]

  • 品川信良「生命科学と倫理」、MEDICAL TECHNOLOGY,17(11)1110-1114(1989)
  • 特集「臨床検査−これから−」、MEDICAL TECHNOLOGY,16(9)821-913(1988)
  • 産業労働出版協会「いま、病院で検査ってみたい…。」、産業労働出版協会(1988)
  • 川人明「正直な誤診の話」、けい草書房(1986)
  • 小酒井望「これからの臨床検査」、MEDICAL TECHNOLOGY,12(1)5(1984)
  • 星和夫ほか「臨床検査講座8」第3版、医歯薬出版(1983)


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