◆□キノの旅でハァハァしよう4□◆
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1057301973/
上記スレ、ソウル・タブレットさん作。
〜サボテン〜
東からぼんやりと差し込む陽光が、葉の朝露を照らし出す頃、
荒野を真っ二つに割る道をモトラドが走る。
ハンドルを握る人間は、ゴーグル越しに地平線の向こうを見つめていた。
「ねぇキノ・・・いつまで走ればいいわけ?」
沈んだ声で、モトラドが尋ねた。
「「もうちょっとだよ、エルメス」」
キノの返答に、エルメスが声を重ねる。
ふぅ、と深いため息が同時に漏れた。
「もうガソリン少ないよ?どうするつもりなのさ。」
かれこれ3日近くガソリンを補給していない。
買い置きを足して、なんとか此処まで走ってきたが、もはや限界だ。
ストックは昨日で全て無くなってしまった。
ガソリンだけでは無い。
食料も底をつき、今日中に次の国に着かなければ
命が危険に晒される。
「もうすぐの筈なんだけどなぁ・・・」
流れ行く空を見上げ、独り言のようにキノが呟いた。
「とにかく、ちょっと休ませてよぉ・・・。タイヤとかエンジンとか焼け切れちゃう。」
エルメスが情けない声を上げる。
「しょうがないなぁ・・・ちょっとだけだよ」
呆れるような声をだし、渋々といった態度を振舞ったキノだったが、
実際はエルメスの申し出は、キノにとっても有り難かった。
手の平はハンドルを握り続けていたので既に痺れていたし、
乗り心地がいいとはいえないサドルで、下半身も限界だった。
痺れる手でブレーキを握り締め、
久方振りに大地をその足で踏みしめる。
その感覚を楽しむように、暫く立ち尽くした後、
傍にある木陰へとエルメスを押していった・・・・。
スタンドでエルメスを固定すると、
木に身体を預け、力を抜く。
朝の綺麗な空気が、疲労が極限まで溜まった身体に心地よかった。
いつしか、キノもエルメスも、夢の中へと誘われていったのだった・・・・。
腹部を締め付けるような空腹感に襲われ、
キノはフッと夢の世界から引き戻された。
「エルメス・・・・・起きてる?」
ゆっくりと体を起こし、
隣に止まっているモトラドに話し掛けてみる。
「おはよう、キノ・・・・どうせならずっと夢の世界にいたかったよ・・・」
不平を漏らすエルメス。
それはキノも同じだった。
先ほど見た夢は、食べ物が山のように溢れており、
それを片っ端から食べ尽くすという、
現在のキノの欲求がストレートに反映された夢だった。
「とりあえず食料を探してくるよ・・・・ちょっと待ってて」
よっこらせといった感じで立ち上がり、腰のパースエイダーを確認する。
食料は無いが、弾薬はたっぷりあった。
逆ならどんなに嬉しいだろう・・・そんなことを考えながら、
トボトボと荒野を歩き出す。
エルメスに乗っていけば広範囲を探すこともできるのだろうが、
ガソリンも残り少ない今、無駄に使うことはできない。
「ふぅ・・・・どこかに食べれそうなモノ・・・」
独り言を呟きながら、あたりを見回す。
しかし、視界に入るのは乾ききった大地と岩壁、
そして幾つかのサボテンだけだった。
「ん・・・・・サボテン?」
天を仰ぐように生えている緑の植物を見つめて、呟いた。
頭に何かが引っかかる。何であっただろうか。
「・・・・・・・」
暫くの間頭を抱えて立ち尽くす。
「そうだ!」
そう叫ぶと、懐からサバイバルナイフを取り出すと、
指に針が刺さらないように気を使いながら、サボテンの破片を切り取り始めた。
サボテンの実に刃が食い込む度に、ジワジワと水が溢れてくる。
以前聞いたことがあった。
辺境の地に住むトカゲなどは、サボテンを食べて水分や養分を補給しているのだと。
ならば人間に食えぬことも無いだろう。
期待に胸を膨らませながら、トゲを削ぎ落とした破片を口に運ぶ。
前歯で恐る恐る噛み切ると、水分が口一杯に広がった。
「・・・・・うん。うん。」
食えないほどではない。
一人で頷きながら次々と胃の中をサボテンで満たしていく。
「・・・・ふうっ」
ひとしきり食べきった後で、ため息をついた。
とりあえず餓死の危険は回避できそうだ。
安堵の気持ちと共に、エルメスのトコロへ戻ろうと歩を進めたそのとき。
キノは自分の身に異変が起こっていることに気がついた。
「ん・・・・・くぅ・・・」
全身の体温がジワジワと高まっていく。
心拍数も高くなり、血流が流れを速めていく。
自然と呼吸も荒くなり、白い頬が少しずつ紅潮していった。
身体の火照りは、いっこうに収まらず、
むしろ悪化の一途を辿っていた。
呼吸や脈拍は既に平常時の2倍近くまで上がり、
全身をムズムズとした痒みにも似た感覚が襲う。
手足の力が入らない。
両腕で自分の体を抱きしめていないと、自分が自分でなくなるような気がした。
下手をすると狂ってしまいそうだ。
必死で耐えようとするものの、一目でわかるほど
足はガクガクと震えており、立っているのが精一杯だった。
「くっ・・・はぁ・・・はぁ・・・コレは・・・」
おぼつかない足取りで歩き出そうとしたのだが、
2,3歩歩いたところで、足が全身を支えられなくなってしまった。
「うぁっ・・・・・・ん・・はぁ・・・」
その場に崩れ落ち、体制を安定させるために
近くにあった岩壁にもたれかかる。
「ふぅっ・・・・んくっ・・・・」
その時、キノは自分の身に新たな異変が起こっていることに気がついた。
胸の辺りで、服と肌が擦れている。
先ほどまでは決してそんなことは無かったはずなのに。
しかも、ただ擦れて痛みが走るわけではない。
軽く電気を流されたような感覚が全身を駆け巡る。
「そんな・・・・何・・・でっ?」
性的欲求に駆られたわけでもなければ、
自らを慰めていたわけではない。
それなのに、自らの体は確かに反応をしめしている。
不可思議な快感に反応して、体を動かすと、
更に新たな刺激が襲ってくる。
この連鎖から逃れるために、キノは迷わず最善の方法を選んだ。
ジャケットのボタンを素早く外し、シャツを脱ぎ捨て
膨らみかけた双丘を外気に晒した。
吹き抜ける乾いた風が、体温を下げてくれれば一石二鳥。
そう思っていたが、火照りが収まる気配はない。
「やっぱ・・・そう・・・うまくはいかない・・・よね」
紅潮させた頬と、過呼吸で苦しそうな中から、微かに落胆の表情がうかがえた。
このまま、症状が治まるまで待つつもりだったのだが、
本能はキノを休ませようとはしなかった。
快感の元を断たれると、新たな快感を求めて本能が暴れだした。
気づいたときには、自然と手が胸に宛がわれていた。
押しつぶすようにゆっくりと揉み始めた手は、
時間がたつにつれてその動きは早まっていった。
「んぁ・・・・・ふぅ・・・」
思わず声が漏れる。
自らを慰める手が、ピンク色の突起を弄り始めた頃には
自然と片方の腕がズボンの中に潜り込み、
湿ってきたショーツの上から秘裂をなぞり始めていた。
キノにはもはや手の動きを止めることはできなかった。
理性などとうに崩れ落ち、今はただ本能のままに体を動かす。
欲求は留まることを知らず、キノに更なる快楽を求めてきた。
何かに操られるように、自然と手がショーツの下へ潜り込んでいた。
直に触れるそこは、布越しとは比べ物にならないほどの刺激を得ることが出来た。
溢れ出る粘液が、キノの指を汚していく。
だが、そんなことは今のキノにとってはどうでもいいことだった。
只ひたすらに指を動かす。
「ふぁぁっ!」
指が陰核に触れた瞬間、キノを言い様の無い感覚が包んだ。
完全に起立しているそれは、触れる度に全身に電流を走らせた。
今までとは違うその刺激に、恐る恐る感覚をあけて弄っていたが、
数十秒も経たぬ内に、両手でそこを弄るようになっていた。
「くぅっ・・・あ・・ぁ・・・んぁぁあぁっ!!!」
やがてペースを上げ、陰核を強く摘んだとき
全身が痙攣したようにブルブルと震え、頭の中が真っ白になった。
力の入らない体をグッタリと岩壁に預け、
心地よい虚脱感に身をまかせる。
「はぁ、はぁ・・・・エルメス、どうしてるかな・・・・」
不意に相棒のモトラドの姿が浮かぶ。
そういえば、食料を探しに来たのだった。
食べるたびにこんなことになるのでは、先ほどのサボテンは使えない。
「何か・・・探さなきゃ。」
乾いた風が吹き抜ける荒野で一人、そうポツリと呟いた。