◆□キノの旅でハァハァしよう3□◆
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上記スレ、乱茶さん作。



〜610の国〜


「ねえキノ、今日はどうするの?」
「そうだね…起きてから考えるよ」
「…起きてるじゃん」
「今日は眠いから…ここで野営にしようかな。うん、そうしよう。じゃあお休み。
エルメス、何かあったらよろしく」
「りょーかい」



「…タン…ハアハア…キノタン…ハアハア」
「…キノ!ちょっと起きて!キノ!」
「……?」
「キノってば!さっきからどっかのお兄さんに盛大に突かれてるよ!起きてよ!?」
「――!?」
慌てて跳ね起きたため、もう少しでハンモックから滑り落ちるところだった。
状況を即座に分析し――すぐ側にいた男に銃口を向けた。
「うわぁ!キノたん、そんなものを向けないで下さいよ!危ないなぁ」
「……聞きたい事が幾つかあります。あなたは誰です?何故ボクの名を?
あなたは何をしていたんですか?」
「何をって…私はただの601ですよ」
「――601?あなたの名前ですか?」
「そうです。それに私は強盗しようとかそんな気は全くありません。
ただキノたんの柔らかほっぺを堪能していただけですよ」
「――『たん』付けて呼ばないで下さい」
「わぁ、気に触りましたか!?ごめんよ、キノたん!?そんな冷たい目で私を見ないで下さいよ!」


「………」
「またヘンなのに好かれたもんだね、キノた――」
ゴォン
タンクがへこむくらいエルメスを叩いた。
「非道い…そんなに悪くない響きだと思うけど」
「それよりエルメス…何で起こしてくれなかったの?」
「何回も呼んだけど起きなかったキノが悪い」
「おかしいな…」
「キノたんもエルメェスさんも喧嘩なんてしないで下さいよ。私が悪い事したみたいじゃないですか?」
「ボクはキノ!」
「エ・ル・メ・スっ!」
「冗談ですって…それでは私はこの辺で」
601と名乗った男はポケットに手を伸ばしかけた。僅かだが膨らんでいるのが分かる。
「動かないで下さい」
キノは下ろしかけていた銃口を再び601の頭に向けた。
「何です?まだ怒ってるんですか?」
「違います…そのポケットの中身をゆっくりこちらへ投げて下さい」
「えっ、これをですか!?参ったなぁ、武器じゃないですよ…」
諦めた601がポケットの中身を投げてよこした。それは女性の隠し撮り写真のようで、
全裸に近い物やスクール水着姿など、そのスジの人達には高く売れそうな物ばかりだった。
よく見るとモデルの女性はすべて――
「これは――――」
「うん、どう見てもキノだね」
「――ふふふ、ばれてしまいましたか。そうです、私もキノたんにハァハァする者の1人です」
「……どこでこの写真を?」
「この前通りかかった旅人さんから買ったんですよ。水や食料程度でキノたんのあられもない姿を
拝めるんだから安いものですよ。たしか緑色のセーターを着た犬連れの――」


「――その写真は燃やします。他にもあるのならすべて出して下さい」
「何を言ってるんですか…スク水キノたんなんて永久保存版ですよ!絶対渡しません!」
「――それでは少し痛い目を見ることになるかもしれません」
カノンの銃口を腿に向けた。しかしここで601の口元に歪んだ笑みが生じたことにキノは気付かなかった。
「それは残念です……ところでキノたん。その『マジックハンド』で何をしようと?」
「――!?」
なるほど、601が言うように先程まで『カノン』だったパースエイダーは、
かわいらしい玩具のマジックハンドに変わっていた。
「いつの間にすり替えていた…?」
「すり替えてなんていませんよ。それは最初からマジックハンドだったんです。
ここは私『601』がすべてを支配する世界で」
言い終わらないうちに今度は『森の人』を抜いたが、それも木の棒に変化していた。
「……!」
「お分かりいただけましたか?この世界では私の『妄想』が支配しているんですよ。
だからパースエイダーの直撃を食らっても私は死にません。攻撃はむ……あいたっ!」
キノが放った木の棒が見事601の肩に命中した。
「エルメス!今すぐここを離れるよ!」
「りょーかい」
「無駄なことを…キノたん、この悪路を『キックボード』で走るつもりですか?」
「……!?」
「うそー!?」
いつもは重厚なモトラドは、アルミ製の数年前はよく見かけた型になっていた。
「言ったでしょう?無駄なんですよ…ってまたですか!?」
「キノ、ちょい待ち!投げないで!ってあぁ〜〜!」
キノはキックボードに化けたエルメスを躊躇いなくぶん投げた。今度はあっさりかわされた。
「乱暴ですね…しかし怒りが隠しきれてないキノたんも(*´Д`)ハァハァ」
「ふざけないで下さい」
「そういうキノたんも相当ふざけた?格好をしてますよ。全裸に『ネコミミ』だなんて――」
「え!?」


ここは601の世界。彼の言うように先程まで纏っていた服はきれいさっぱり消え去って、
キノは生まれたままの姿になっていた。
「こんなことが――」
力無くぺたりと地面に腰を下ろしてしまう。
「ああ、なんて過激な姿に…手錠も似合いますね!」
手錠により――キノは右手と右足、左手と左足をそれぞれ拘束されてしまった。
これでは秘部を隠しきることができない。
「キノたんは人類共有の財産だけど……こんな姿を見てしまっては…もうガマンできない!」
601はあっという間に真っ裸になると淫行を開始しましたとさ。

ピチャピチャ…

ぬる……ぶちっ!

………痛っっ!

――ぢゅぷ、ぐちゅ

どうです、キノたん!「女」になれた気分は!

……抜いてください