◆□キノの旅でハァハァしよう3□◆
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上記スレ、109さん作。
109*城壁のない国
遊牧民たちと共に、キノは三日間過ごした。
夜に晩餐会を開きたいという族長の申し出を丁寧に断り、すぐに出発しようとしたが、
「なら、昼を少し過ぎた頃にしましょう。牛を一頭さばくんです、
みんなとても楽しみにしていますから、キノさんもそれならいいでしょう?」
族長が聞いて。キノは少し考え、頷いた。
族長のテントの中は、肉を焼く煙とみんなが手にしているパイプの煙で真っ白になっていた。
キノは塩が利いた肉を薄く切ったものを食べていたが、
しばらくしてすぐ脇に立っていた女性からお茶を勧められた。それを無言でのぞきこみ、
「面白い香りですね。でも慣れていないボクには少し厳しそうです。
本当にごちそうさまでした、そろそろおいとまします」
キノはゆっくりと立ち上がった。
テントに集まった人間は全員驚き、
そして、乱闘が始まった。
接近戦には包丁を、そして『カノン』を使い、キノは淡々と相手を無力化して、逃げる。
テントの裏に、隠れるように回り込む。その瞬間、後ろから、強烈な力で口を塞がれた。
「!」
キノは右脇をしめ、自分の後ろにいる人間の顎に『カノン』を押しつけて
引き金を引いた。
弾は出なかった。キノの表情が凍りつく。
「声を出すな」
耳の後ろで、低く囁くような声が聞こえた。口をおさえる力がゆるみ、
もう片方の手がキノの顎を捉え、こちらを向かせる。
灰色の目が、キノを見ていた。男は目を細めると、
「うっ……ん……!」
あっという間に唇を塞がれた。そこから、冷たい液体が流される。
飲み込んではならないと本能が察していたが、深く口づけされたまま
無理矢理顔を上向きにされ、たまらずに嚥下する。
瞬時、喉が焼けるように熱くなった。
視界がかすみ、ぼやける。全身ががくがくと震え、膝が崩れかける。
それを、力強い腕が支えた。
「……すまない」
この声を最後に、キノの意識は途切れた。
目が覚めると、テントらしき天井が見えた。
身体中がだるく熱い。そして、酷く喉が渇いていた。
そして、
「…………」
なぜかキノは全裸で、藁のベッドに身を横たえていた。
「目が覚めたか」
すぐ側に男の声。身体に全く力が入らず、キノは目線だけを動かして
ラウハーを睨んだ。こわばった唇を、ゆっくりと動かす。
「……お聞きしたいの、ですが」
「キノさんが飲んだ液体によって、数日は脱水症状が起こるほど汗をかく。
服は着ているだけ無駄だし、俺と世話係の女が見ただけだから問題はない」
「…………」
朦朧とした頭の中で、なんだか嫌な予感を覚える。
「問題は……ない、のですか?」
「ああ」
「…………もしかして、……ボクは、あなたと夫婦にさせられるの、でしょうか?」
「そうだよ」
キノは思い切り顔をしかめて、ため息をついた。
「この場合……ボクに、選択権はないので、しょうけど……でも、なぜ、です?」
「あんたが優秀だったからだよ」
ラウハーはパイプに草を詰め、火をつけながら言った。
「ここの連中は外からやって来た人間が優秀であれば、一族に取り入れる。
あんたも俺も、連中のお眼鏡に適っちまったっていうわけだ」
のんびりとした仕草で、うまそうにパイプをくわえるラウハーを、キノは黙ってみていた。
「違うことを聞きたそうだな」
「あなたは……捕まった側、でしょう? ここのみなさんのやり方に、
全面的に賛成しているように、は……見えません……」
「まあな」
ラウハーはふう、とパイプから煙を吐き出した。
「似ていたからさ」
「は?」
「……目がな、本当にそっくりだ」
ラウハーは灰色の目を細め、藁のベッドにぐったりを身を横たえているキノに近づく。
「奥さん……です、か?」
「まあね。俺の子どもを死産して、子どもが生めなくなった。
女としての価値がなくなったと連中に判断され、殺されて埋められた」
ラウハーはパイプをズボンのポケットに突っ込み、脇に置かれた荷物に向かうと、
液体の入った筒を手に取った。見ていたキノの身体が強張る。
「それ……は」
「キノさんに飲ませた薬だ。続けて飲まないと、禁断症状が出て狂い死にする。
ここで薬漬けの日々を送るより、死を選ぶかい?」
「……それも、いいかもしれませんね」
キノはぽそりと呟き、ラウハーは苦笑した。それでも、筒を手にしたままキノに近寄った。
「俺が、今のあんたのようだったとき、看病したのは俺の妻となった女だった。
あいつは言ったよ、『死んではなりません、生きていればきっといいことが
あります』と、泣きながらな」
ラウハーはキノの髪をそっと撫でて、呟く。
「だから、俺も言う。死ぬな」
「んんーっ!?」
声を上げる暇もなかった。ラウハーは素早く液体を口にすると、
逃げようとするキノの頭を押さえつけ、液体を流し込む。
キノが液体を飲み込んだ後も、ラウハーは唇を離さなかった。
キノの唇を割り、強引に舌を差し入れる。
熱い口内で、二人の舌と唾液と吐息が絡み合い、激しい水音がテント内に響いた。
「……ま、これくらい慣れてもらわないとな」
つぅ、と銀の糸を引いて、二人の唇が離れる。薬のせいか、それとも初めて
体験する激しい口づけのせいか――キノは顔を赤くしてぐったりとしていた。
ラウハーが去った後、急速に眠りに飲まれそうになる頭をキノは必死で働かせる。
なんとかして、ここから逃げ出さなければならない。
ラウハーは強い。自分の身体も薬のせいで自由にはならない。状況は絶望的だ。
だが、こういうときに生き残る方法も、キノは知っていた。
「気が進まない……」
キノは憮然とした表情で呟く。
以前、師匠から教わったことがある。男が一番油断する瞬間というやつを。
キノはため息をつき、思うように動かない身体を必死に動かした。
それから、毎日ラウハーはキノのテントを訪れた。
目的は二つある。
一つは、キノが死なないように薬を飲ませること。もう一つは――
「……自分で飲めるって言っているのに……」
「飲むフリをして捨てられたら元も子もないからな。貴重な草だ」
息を荒げ、顔を赤くして恨めしげにこちらを見やるキノに、ラウハーは平然と答えると、
息を荒げるキノの唇からつぅっとこぼれた液体をひとしずくも逃さず丁寧に舐め取った。
草を絞った汁と、互いの唾液の混ざった液体を絡めた舌は
キノの未成熟な胸の先へになすりつけられ、小鳥が餌をついばむように責め立てる。
痛みと、それとは違うもう一つの感覚に、キノは声を漏らさないよう必死に堪えた。
もう一つの目的――それは、キノの身体を少しずつ開かせることにあった。
「ある程度薬に慣れて、動けるようになったら即結婚だ。それまでに慣れておけ」
ラウハーは淡々とそう告げると、動けないキノの全身を、手と舌を使って愛撫した。
今まで性に全く関心がなく、また訓練によって自らを戒めることに
慣れていたキノは、薬にやられていたものの初めはほとんど反応しなかった。
しかし、ラウハーもそんな事は承知していたように、ゆっくりと時間をかけて
少女の身体に肉欲を植え付けていく。
戦いの能力は同程度でも、ここは人生経験の差が圧倒的に物を言っていた。
「っ……、ん、……!」
意志とは反して少しずつ硬くなっていく胸の先端を容赦なく攻め続けられ、
キノは息を漏らさないようぎりぎりと唇を噛む。
両手で薄い乳房を揉みしだき、先端を舌で転がしながら、ラウハーはちらりと
目線を上げる。キノと目が合う。
怒りと恥辱に顔を真っ赤にさせながら、僅かに潤む眼で睨みつけてくるその表情は、
確かに”女”のものだった。
「……いい貌(かお)だ。声を我慢しない方がもっといいけどな」
そっと耳元に唇を寄せ、低く囁く男に、キノは余計なお世話だ、と言いかけて、
やめる。今口を開きでもしたら、どんな声が出るかわからない。
代わりに、キノは唇を噛みしめながら男を睨んだ。
「少しは力を抜いたらどうだ? 辛い思いをするだけだと以前も言ったろう」
「…………るさ……」
「声も出した方が楽だと思うんだが」
「…………よけ……な……せわ、で……」
「強情だな」
カリ、と乳首に歯を立てると、「んあっ!」という声と同時にキノの全身がのけぞった。
この作品はまだ未完であるようです。最新の情報は上記のスレで。
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