■子供を寝かしつけ終わって一息ついていた、夜九時。さっぱり訳のわからん電話がかかってきました。
女 「もしもし、わたくし、美容関係の会社なのですけど、この度神戸に新しく進出ということで、無料クーポン券をお送りさせていただこうと思うのですが」
私 「必要ないんで」
読書の邪魔されて機嫌の悪いワタシ。さっさと電話を切りにかかったのですが・・・
女 「いえいえ、新聞のチラシと同じで、見てくださるだけでいいんで、無料クーポン券があるので、住所とか教えてもらえませんか?」
私 「いや、だからクーポン貰っても、出かけるヒマなんてないから、いりません」
女 「いえいえ、ちがいますよ。こちらに来ていただくなんて必要ありません。ほんとにチラシみたいなものですから、見てもらうだけでいいんですよ。無料クーポン券もあるので、住所、どちらですか?」
頼むよ、人の話聞こうな。
私 「いや、だから・・・。チラシって、何のチラシですか? 化粧品だったら・・・」
女 「化粧品じゃないんですよ」
私 「? 化粧品じゃないんですか? じゃ、何のチラシなんですか? 」
女 「何のって、そういう関係のチラシですよ」
「そういう関係」って、そんな答アリですか?
私 「いや、だから・・・その、そちらは何のお店なんですか? 必要ないチラシ貰っても仕方ないし・・・」
女 「ああ、そうですね。奥様はスタイル・・・お腹まわりに気になるところはありませんか?」
私 「ありません。で、エステなんですか?」
女 「では、お顔にシミやたるみなどの気になるところはございませんか?」
私 「特にないですけれど・・・、エステのお店じゃないんですか?」
女 「違いますよ」
私 「補正下着とか」
女 「いいえ」
私 「化粧品でもないんですよね」
女 「ええ。ですから、無料クーポン券をお送りしたいのですが」
わざとなのか、天然なのか、一向に質問に答えてくれないお姉さん。
ついついこちらもムキになってしまう・・・
私 「だーかーらー、何のクーポンなんですか?」
女 「何の?って、そういう関係の、です」
やっぱり、わざとなのか。
私 「必要ないもの貰っても意味がないから、何のチラシなのか教えていただけませんか?」
女 「ですから、熊本から」
私 「はあ?」
女 「ですから、無料クーポンを是非利用していただきたくって、お送りさせてもらってるんですが」
私 「で、何の?」
女 「そういう関係です」
なんかもう、ますます聞き出したくなるじゃない(笑)
私 「そういう関係って、何の関係ですか?」
女 「そういう関係の会社なんです」 ブツッ、ツー、ツー、ツー・・・
なっ、なんでそこで電話を切る!?
■なにゆえ、そこまで頑なに店の正体を隠すのさ。
「ですから、熊本から」の発言も謎だし。熊本発祥で神戸に新しく進出、ってことなのかしらん。
美容関係で体形とお肌とくれば、エステだと思ったんだけれどなあ。それともサプリメントの類かな?
しまった。やっぱりチラシを送ってもらうべきだったか!
■ミスタードーナツのチラシに、ミスタードーナツを騙って個人情報を集める手口に注意してください、とありました。
もしかしたらこの電話も、「そういう関係」かもしれません。