布団のクリーニング?

■今から出かけるぞ、子供達よ、靴を履いたな? 忘れ物は無いな? 戸締りしたぞ・・・という時に、かかってきました、勧誘電話。
 まだ朝の九時やん! しかも土曜日の!!
 
私 「はい」
女 「もしもし? 奥様でいらっしゃいますか? 朝早くにすみません。この度、お布団のクリーニングを、特別に一枚300円で申し受けることになったのですが、・・・」
 
 上品なおばさまの声。
 おばさまテレアポは私には鬼門なので(苦笑)、さっさと電話を切り上げにかかることにする。
 ・・・って言うか、もう出かける時間だし。子供達、玄関で騒いでるし。
 
私 「(早々に相手の話を遮って)あー、布団クリーニングなら、コープさんって決めてますんで」
女 「んふふ、コープさんでしたら「丸洗い」ですよね。当社では、丸洗いでも残る・・・」
 
 くそう、しつこいな。流石おばさまだ。(←偏見)
 やっぱりハッキリスッパリ断らないと駄目か。
 
私 「(無理やり相手の話を遮って)それに! 家に来ていただくんですよね? そんな、持ち運びできるような道具でクリーニングって、たかがしれているし・・・」
女 「いえいえ、お布団を干すときに、叩いたりされますよね・・・」
 
 あああ、息子(二歳半)が玄関ドアに体当たりしている・・・。
 あせる心が、私を攻撃的にさせます(笑)
 
私 「(なんとか相手の話を遮って)何か販売にこられるんでしょ」
女 「えっ・・・(一瞬だけ絶句)いえいえ、ただ、こんなにいいものがあるよという・・・」
 
 ・・・このトーク、そしてこの声、覚えがあります。
 まさかまさか、本当に鬼門そのものなのかもしれません!
 
私 「(とにかく相手の話を遮って)どんな方法だか知りませんが、布団は丸洗いが一番ですから」
女 「ですから、丸洗いでも残る・・・」
私 「(必死で相手の話を遮って)洗うのが好きなんです! 洗濯が!
 汚れた服だって洗濯機です。掃除機なんてかけないでしょ
女 「あ・・・」ガチャリ!
 
 図星だったのかな?
 それとも、訳のわからんことを言う客だ、とあきれられたのかな?
 静か〜にガチャ切りされてしまいました。
 
 私は勝てたのでしょうか・・・?(って、勝ち負けと違うって・・・)

■「布団クリーニング」「電話」「勧誘」で検索したら、
(1) 高額な布団を売りつけられる
(2) 高額な掃除機を売りつけられる
 の二つの手口を見つけることができました。さらに、レンタルだと偽って、実はローン契約、という悪どい技もあるようです。
 
■キャンペーン価格300円に加えて、「販売なのか?」という質問にきちんと答えずに「ただ、こんなにいいものがあるよということをお伝えしたくって」と、はぐらかす様子といい、なによりおばさまの喋り方、声質・・・ものすごい既視感を感じたのは確かです。
 
 まぁ、でも、テレアポのマニュアルなんて、どこも似たり寄ったりでしょうし、何より今回は相手が会社名も言わずじまいだったので、勝利宣言は止めておくことにします(・・・だから、勝ち負けじゃ(以下略))。

(2005.10.11)