高額布団の二次勧誘?

■布団ネタははじめてだったので、今回は様子見(笑)です。
 
女 「こちらSンソウセンターと申します。
 とおみ様は、以前に訪問販売や展示会などで、お布団を購入なさった事はございますか?
 私どもは、そういった方のためのアフターフォローをおこなっております」
 
 わわわ、これはもしや噂に聞く「布団の二次勧誘」?!(嬉)
 
私 「えと、すみません、どちら様ですって?」
女 「Sンソウセンターです。各種メーカーのお布団のアフターケアを取り扱っております」
私 「Sンソウ? どんな漢字ですか?」
女 「あの・・・、お客様が、以前にお布団を購入なさったかどうかの確認を行っているだけですので、それでは失礼しま・・・」
 
 速攻で電話を切ろうとするテレアポ嬢。
 
私 「お布団ですか? 購入した事ありますけど・・・・・・(普通の店で)」
 
 既に受話器が耳から離れていた気配があったにもかかわらず、お姉さんは電話口に戻ってきた。すごいぞ。
 
女 「そうですか、メーカーの方は、どこでしょうか?」
私 「お話の前に、そちらの会社名をお願いします。Sンソウってなんて漢字ですか?」
女 「お布団を購入でないのでしたら・・・」
 
 再び電話を切ろうとするテレアポ嬢。そんなに名前を聞かれるのは嫌なのか。
 
私 「あの、お布団のアフターケアに興味があるので、だからこそ、きちんと会社名を確認しておきたいのですが・・・」
女 「(ややためらいがちに)ああ、はい、わかりました。寝具のSンに、創るのソウです。それで、購入なさったメーカーはどちらでしょうか」
私 「えーっと(困ったな、何も考えてなかった・・・)母が買ったモノなので、ちょっと私には・・・(嘘)」
女 「ああ、そうですか。それでは・・・」
 
 またまた、受話器から声が遠ざかっていく。
 
 すっごく効率重視なテレアポ嬢のようです。
 
私 「もう少ししたら、母が帰ってくるんですが・・・(これも嘘)」
 
 そして、またまた復活のテレアポ嬢。
 
女 「あら、ご同居なさっているんですか?」
私 「はい(やっぱり嘘)」
女 「それじゃ、また後ほどお電話差し上げますので」
私 「はい、よろしくお願いします」

■・・・そして、かれこれ四ヶ月近く経つんですけれど、一向に電話がかかってくる様子がありません・・・。
 メーカー名など、いろいろ設定を考えたのになー。サミシイ。
 
■訪問販売や展示会販売では、「もともと購入意思が無いところに不意打ちで」「プロの販売員に囲い込まれて」「セールストークを吟味する余裕も無く」「即日購入を迫られる」わけで、売る側にしてみれば、それだけ手間をかけるに値する利益が得られる販売形態なわけです。
 
 つまり、
「訪問販売や展示会などで、お布団を購入なさった事はございますか?」
 という質問は、
「高額な布団を断りきれずに買わされて、そのまま泣き寝入りしていませんか?」
 とか
「高額な布団を上手く丸め込まれて買わされて、損をしたことに気が付かないでいませんか?」
 なんてトコロでしょうかね。
 
「カモは一生カモのままである」というスローガンで新たな契約を狙うのが、一般に二次勧誘といわれるモノなんです。
 
 布団のアフターケアが無料か格安であるように錯覚させて、実際には通常のクリーニング代や裏打ち代を請求する、ってのはまだまだ良心的な方で、
 布団のアフターケアは無料か格安なんだけど、実際にやってきた業者の人が
「この布団はもうケアのしようがない」
「この布団は安物だ! アナタ、騙されましたね、かわいそうに」
 なんて思いっきりこき下ろした挙句に、
「代わりに、もっと良いこんな布団があるんだけれど」
 と、アフターケアの話はどこに? ってなカンジでセールスが始まってしまうとか。ああ、怖い。
 
■結局、この会社が、どのような手段で何を売ろうとしているのかは未だわからないので、電話が再びかかってくるのを待ち望んでいるのですが・・・。

(2005.1.20)