訴訟管理課

■ペンネーム「ツナ ライト」さんからの投稿です。

 とうとう、うちにも来て、この通達が本物かどうか、調べようとしたらこのサイトに辿り着きひと安心。なのでうちに来たやつも 読んでください。
 
 
      消費取引金訴訟最終通達書
 
 現在、貴殿は 消費取引金料金未納分 について消費契約運営
会社から「未だ連絡が無き状態」として、民事訴訟による訴状
が提出されております。
 このまま連絡なき場合、指定裁判所から書類通達後に出廷と
なり、原告側の主張が全面的に受理され、被告の給料及び動産
物、不動産物の差し押さえを裁判所執行官立会いのもと強制執行
手続きを行い「執行証書の交付」を承諾して頂きます。
 民事訴訟異議申し立て等のご相談に関しましては、当局にて
受け賜りますが「消費民法特例法」による法務省認可通達書の
為「個人情報保護法」上、必ずご本人様からのご連絡をお願い
いたします。
 尚、当局は原告側からの訴訟通達後に、訴訟の正当性を確認
する機関であり、当局が貴殿に対し訴訟を提起するのでありません。
予めご了承下さい。
              記
                     訴訟番号 第9期 5874
          違約事項告知期間 本書到達後 三営業日以内
 ※万が一、身に覚えが無い場合、必ずご本人様から早急にご連絡 ください。
ご連絡先
 〒104-0035 東京都中央区八重洲6-3-12 法務通達局 訴訟管理課
 03-5710-7408(平日9時〜17時)
 
 
 到着したのが土曜日で、それから土・日・祝日で、3日以内には連絡できないんですけど、って感じでした。

■えーっと、ツナ ライトさんからの注釈によると
 
>当局が貴殿に対し訴訟を提起する(も)ので(は)ありません。
 
 はハガキそのままだそうです。ツナ ライトさんによる脱字では無いとのこと。
 詐欺師、おマヌケ過ぎ。
 
 詳しいツッコミは他のハガキも参考にしてください・・・では、少し不親切かと思いますので、ツッコミポイントだけ列挙しておきますね。
 
・「消費取引金」って一体ナニ?
・公文書に「貴殿」はどうよ。
・だから「消費契約運営会社」って一体ナニ?
・「未だ連絡が無き状態」って言葉、カギカッコ含めてセンス悪すぎです。
・「民事訴訟による訴状が提出」って、「頭痛が痛い」カンジですね。
・「指定裁判所」って一体ナニ?
・訴状を受け取ったんだから、原告の主張ぐらいさっさと受理してあげてよ。
・「執行証書の交付」を承諾しなかったらどうなるの?
・ってか、この謎なドリーム入った裁判制度は、どこの国のものですか?
・「消費民法特例法」なんて無いよ。
・「法務省認可通達書」も無いから。
・「原告側からの訴訟通達後」って、原告が誰に何を通達するわけ?
・いや、だから、訴訟の正当性は裁判を通じて明らかにしてください。
・「違約事項告知期間」って・・・ゴキゲンな造語ですね。
・「ご本人様」「ご連絡先」・・・ホントにこれ、公文書?
 
 どうしよう・・・。架空請求ハガキ見ていると、自分が偉くなったような気がしてヤバいです(苦笑)。

(2006.10.30)

■当サイトに寄せられた、架空請求ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 不当請求・架空請求」にあります。ご参考にどうぞ。
 
 また、架空請求ハガキの名称を並べてみました。「架空請求ハガキ考」でそのバカさ加減を堪能してくださいね。