民事訴訟通達管理局

「十兵衛」さんからの投稿
「万博?」さんからの投稿

■ペンネーム「十兵衛」さんからの投稿です。

 私にも来ました!!!
 NPO法人 民事訴訟通達管理局というところからハガキが!!
 内容は次のとおりです。
 
 
総合消費料金未納分訴訟最終通告書
 
 訴訟番号(イ)408615−18号
 
 現在、貴殿は「総合消費料金未納分」について資格教材通信販売契約会社、運営会社から「未だ連絡が無い状態」として民事訴訟による訴状が提出されております。
 
 このまま連絡なき場合、指定裁判所から書類通達後に出廷となり、原告側の主張が全面的に受理され、被告の給与及び動産物、不動産物の差し押さえを執行官立会いのもと強制執行し、「執行証書の交付」を受諾して頂きます。
 
 民事訴訟、裁判取り下げ等のご相談に関しましては当局にて受け賜りますが、こちら「総合消費者民法特例法」による法務省認可通達書の為、「個人情報保護法」上、ご本人様のご連絡をお願い致します。
 
 尚、当局は原告側からの訴訟通達、また訴訟の正当性を確認する機関であり、当局が貴殿に対し訴訟を提起するのではありません。 予め、ご了承下さい。
 
 ※最近、架空請求業者の新しい手口として小額訴訟手続(小額訴訟は一日で判決が出てしまう為、放置してしまうと欠席裁判となり原告側の言い分通りの判決が出される)を利用し、実際に訴訟を提起する事例もございます。
 
 万が一、身に覚えが無い場合、早急にご連絡ください。
 
 裁判取り下げ最終期日  本書到着後3営業日以内
 
 03−3252−3833(訴訟管理課)平日9:00〜19:00
 
 〒102−0072東京都千代田区外神田2−13−5
 
 NPO法人 民事訴訟通達管理局
 
 
 以上のような内容です。
 最初見たとき、とうとう来たか!って感じでしたが、内容を見て何を言いたいのかさっぱりわかりません!
 私が思ったことは、大体投稿にあり、ここでは省かせていただきますがひとつだけ言わせてください。
 ハガキで送りつけて、「裁判取り下げ最終期日 本書到着後3営業日以内?」配達記録もなしにどうやってわかるのかなぁ〜!
 送信者はよっぽどの馬鹿でしょうね! 社会の常識があるのでしょうか?
 まぁ〜無いからこんなハガキを送りつけるのでしょうね!
 このサイトに書き込んですっきりしました。

■NPO法人! ・・・遂に出たか。ま、特殊法人とか認可法人とか認定法人なんかと同じありえなさですが・・・その中でも、字面から一番ありえない感じがするような気がします・・・。
 
 ということで、ここらで豆知識。「デイリー 新語辞典」よりこれら法人についての簡単な説明を引用します。

【特殊法人】
 特別法によって設立される法人。狭義には,法律により直接に設立される法人,および特別の法律により政府の命じる設立委員による設立行為をもって設立される法人。総務省の審査の対象とされる。
〔日本道路公団や国民生活金融公庫などの公団・事業団・特殊銀行や NTT・JR などの特殊会社などがこれにあたる〕
 
【認可法人】
 民間人が発起人となって設立するが,設立には,特別の法律に基づき主務大臣の認可を受けることが必要とされる法人。
〔日本公認会計士協会,日本赤十字社,日本商工会議所などがこれにあたる〕
 
【認定法人】
 NPO 法人のうち,運営組織および事業活動が適正であるなどの一定の要件を満たすとして,国税庁長官の認定を受けた団体。優遇税制の対象となる。
 
【NPO法人】
(Non-Profit Organization) NPO 法に基づいて認証される法人。特定非営利活動法人。

 NPO法人ですが、「非営利」だから営利事業を行わないとは限りません。ただ、普通の営利企業とは違い、余剰金を社員に分配せずに活動資金に当てなければならない、ということなのです。
 詳しくはフリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」の「法人」を参照してください。上記の他に、社団法人、財団法人などについても詳しく記載されています。
 
■さて、肝心の文面ですが、「通信販売契約会社」が「資格教材通信販売契約会社」に変わっている以外は、「民事訴訟通達管理事務局・「ゆう」さんからの投稿 」「民事通達局」と殆ど同じ文面です。
 
 ・・・資格教材の会社から名簿を入手したってことなんでしょうか。素直と言うか何と言うか・・・。

(2006.4.22)

■ペンネーム「万博?」さんからの投稿です。

 愛知県の住人です。
 NPO法人「民事訴訟通達管理局」からはがきが来たので,あわてて電話した。{裁判取り下げ最終期日 本書到達後3営業日以内)とあったので。
 
 電話にでた「Ogura」と名乗る人から,
「資格教材会社から,4年前に教材を販売したが,543,600円の支払いがなされていないので裁判を起こされている」
 という説明があった。
 私を特定するために,生年月日と,訴訟番号(イ)408615−18号の確認がありました。
 どうしたらいいかと尋ねると,弁護士事務所を紹介すると言われ,電話番号を教えてくれた。
 
 翌日に電話をすると,秘書?らしき「Hosaka」さんが対応してくれて,会社が実在するかどうか,法務局に確認をするから,40分したら,再度電話をくれといわれ,昼休みに再度かけました。
 
 すると,裁判を取り下げるために,支払い能力があるとの証明のために,50万500円を振り込んでほしいと言われた。
 裁判所に預ける供託金(50万)と印紙代(500円)で,取り下げられたら返却するので,返却のための口座番号を教えてくれと言われた。口座番号が分からないので,為替でいいと言ったら住所を教えてくれといわれ,住所を教えました。
 さらに,今日中に振り込めないから,明日にしてくれと言ったら,振り込む前に,一報をくれといわれ,電話を切りました。
 
(相手の口座番号は聞いku椏「い覆ぁ砲覆鵑・、・靴い覆隼廚辰燭里蓮ぁ嶌Fン罎某兇蟾・鵑任發蕕錣覆い函ぜ茲蟆爾欧蕕譴覆ぁ廚箸い錣譴燭・蕕如い△錣討董ぅ優奪噺〆・鬚靴燭里任后・海離汽ぅ箸砲燭匹蠱紊い董の・_魏爾欧襪燭瓩謀蟾討靴泙靴拭・靴个蕕・い曚・辰討、い董い發掘は⇒蹐・△辰燭蕕泙拭づ蟾討靴泙后・・w)

■掲示板で、文字化けの旨をアナウンスしていたのですが、四ヶ月たっても音沙汰がありませんでしたので、見切り発車することにしました。
 一体この続きには何と書いてあったんだろう、という煩悶とした気分を皆さんにも分かち合ってもらおうと(笑)、そのまま載せてしまいます。
 
 架空請求詐欺犯と直接対決、という、実に貴重な体験談なだけに、とても残念です。・・・もしも、「万博?」さんがまたここをご覧になられましたら、是非続きを投稿してくださいね!
 
 それにしても、訴訟番号(イ)408615−18号って、上の「十兵衛」さんからの投稿と同じ番号ですがな。
 一体何を確認したんでしょうね(笑)。
 
■さて、同様にハガキの差出人に電話をかけてしまった例としては、当サイトには「ビビッタよー」さんからいただいた投稿「民事訴訟通達管理センター→石原総合事務所」があります。
 
 少しでも詐欺師の手口が広まって、被害に遭う人が減ればいいですね。

(2006.8.2)

■当サイトに寄せられた、架空請求ネタの記事の一覧は、「体験談総目次 不当請求・架空請求」にあります。ご参考にどうぞ。
 
 また、架空請求ハガキの名称を並べてみました。「架空請求ハガキ考」でそのバカさ加減を堪能してくださいね。